【完結】刀使ノ巫女+α   作:tatararako

94 / 167
    
    
89話を投稿させて頂きます。

ユニセフは少年兵の数を約25万人と推定している。その姿は、開発途上国の武力紛争で見られ、実際の戦闘から誘拐、スパイ活動、物資の運搬など幅広い活動に従事している。
恐怖から逃れるため、薬物を投与されることも多い。特に武器として与えられる小銃の弾丸に使われている火薬には燃焼力を強化するためトルエンも含まれているが、これら少年兵の恐怖心をなくしたり、あるいは依存症を引き起こさせて脱走を防ぐといった目的から、このトルエンを含む火薬を服用させて、中毒症状に陥らせるケースも報告されている。(Wikipediaより。)
  
  


売国奴達のワルツ

   

   

第三小隊と特祭隊を追い込んだ暴徒達をいとも簡単に追い込んだ陸上自衛隊の戦力に機動隊の小隊長は驚いていた。

しかし、それと同時に、暴動に加わった者を一つも逮捕できなかったことと、不法に武器を所持していたとはいえ犠牲が出たことを悔やんでいた。

彼自身、犯罪者は逮捕して、出来れば更生させてやりたいという気持ちの方が強かったために警察官となっているので、例え犯罪者であっても殺すということに戸惑う気持ちが強かった。

そのうえ、自衛隊員等の銃撃によって暴徒、いや人が撃ち殺されたことには変わりないので、その暴徒の遺族や親類縁者が報復を企てて、更に過激な行動に打って出ないかが心配であり、もしそうなれば、これまで以上にこの国の安全を守るべく行動しなければならなくなり、今の装備では部下の犠牲が増えることになるかもしれないと戦々恐々でもあった。

 

「小隊長!陸自の方から申し伝えたいことがあるそうですっ!!」

 

あの凶悪な暴徒達が潰走されていることに、やや興奮している状態の機動隊の隊員は小隊長に陸自の方からの通信であると伝えながら、通信機を手渡していた。

陸自の方から何であろうか?と疑問を抱きつつも、通信機を手に取り、陸自と通話することにした。

 

「あー、失礼。何か御用でしょうか?」

『済まない。暴動を先導していた者と加わった者を何人か捕まえたいがこちらだけでは人員が足りない。協力してもらえないだろうか?』

「……しかし、その場合は彼等の処遇についてはどうなるのですか?」

 

機動隊の小隊長は、その暴動を扇動した者や加わった者を捕らえた場合の身柄は何処に移されるのか尋ねていた。

 

こっちが苦労して捕らえた者をそちらに引き渡さなければならないのか?という意味も込めての質問だが。

 

『いや、警視庁公安部に任せると聞いている。逮捕できる者の中には公安が狙っている者も居るらしいから、感謝されるだろう。』

 

つまり、こちらでどう扱っても構わないということであった。

 

破格の好条件に驚きつつも、機動隊の小隊長は何処か暗い気持ちを抱くしかなかった。

どのみち、彼等は公安に引き渡されて、尋問を受けることとなるのだろうと……。

 

 

 

こうして、関東の8区で起きた暴動は自衛隊と警察庁、そして特別祭祀機動隊が共同で治安維持に当たったことで鎮静化されたと報じられ、終息したかに見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「総理、今回の関東8区で起きた暴動に対処すべく、自衛隊を治安出動させ、武器の使用を許可したことについての是非を問わせて頂きたい。」

 

だが、これで終わるはずがなく、またも総理は国会で集中審議を受けていた。

 

「今回の暴動に対して、自衛隊の治安出動と武器の使用を許可しましたが、総理はそれが適切であるとお考えですか?」

 

野党議員はそう言って、総理を追求していた。

事実、今回の暴動で自衛隊が暴徒を射殺した意外にも、

 

自衛隊の武器の使用が適切であったかどうか。

混乱し、逃げ惑う群衆に踏まれ、命を失った人達。

今も傷つき、苦しむ警察の機動隊員達と特祭隊隊員達。

市街戦の様相を晒し、血や死体、破壊の跡が残る陰惨な街。

そして、治安出動を発令したことによって、経済が停滞したことの対策をどのようにするのか。

 

そういった事が重なって、今国会の議題となったのである。

 

「……先程の質疑に対して、答弁させて頂きます。先ず、現場の自衛官等の行動についてでありますが、今回の武器の使用につきましては自衛隊法第九十条の二項と三項に基づきまして、使用したに過ぎませんので、適切であったと考えております。」

 

 

自衛隊法第九十条 

 

二 多衆集合して暴行若しくは脅迫をし、又は暴行若しくは脅迫をしようとする明白な危険があり、武器を使用するほか、他にこれを鎮圧し、又は防止する適当な手段がない場合

三 前号に掲げる場合のほか、小銃、機関銃(機関けん銃を含む。)、砲、化学兵器、生物兵器その他その殺傷力がこれらに類する武器を所持し、又は所持していると疑うに足りる相当の理由のある者が暴行又は脅迫をし又はする高い蓋がい然性があり、武器を使用するほか、他にこれを鎮圧し、又は防止する適当な手段がない場合。

 

 

総理は今回の武器の使用については、上記に書かれている自衛隊法第九十条の二項と三項が当てはまるとして、法的にも適切であったと答えていた。

 

「……なるほど、では今回の件については自衛隊の活動に問題が無かったと仰る訳ですね?」

 

続けて野党の議員は、総理をそう問いただすように質疑をしていた。

それを聞いた総理は、自衛隊を批判して与党を糾弾する腹積もりなのかと思い込みながら、答弁していた。

 

「え〜、先程も申しましたが、件の暴動におきましては暴徒の中には、対戦車ミサイルとして中東の不安定地域によく使われているRPG-7と呼ばれる物と各種銃器を装備した者が居りましたので、自衛隊法第九十条が適用されると解釈しております。事実、これを鎮圧し、防止するには適当な手段が他に無かったため、武器の使用をしたものと理解しております。」

「そうは言うが、銃器の使用は過剰防衛ではないのか!!?」

 

野党議員とは別の議員が勝手に発言していた。

この議員は、野党議員が所属する政党とは別の政党であり、かねてから自衛隊や警察といった組織に批判的であった。そして、今回の暴動によって多くの死傷者が出たのも事実であり、それを忌避し、ここまでやる必要があったのかと疑問視した人達が今回の自衛隊の武器の使用は自衛隊法第八十九条及び、警察官職務執行法といった法に基づいても適切であったかどうかという議論が巻き起こっているのも事実であった。そのため、この野党議員は強気になって、質問時間でもないのに勝手に発言していた。

 

「そうだ!憲法は守るべきだ!!」

「総理大臣が憲法を破るなっ!!」

 

一つの勝手な発言がヤジとなり、その一つのヤジが連鎖して囃し立てるように口を揃えてヤジを飛ばしまくっていた。

 

「うるさいぞっ!!」

「静かにしろっ!!」

 

与党議員はその惨状を鎮めようとしたのだろうが、その返し方は火に油を注ぐようなものであり、お互いがお互いにヤジを飛ばし合うという醜態を又も晒してしまうのであった。

他に言いようがあったのだろうが、与党議員達も総理大臣が警察では対処不可能なほど日本国内の治安が崩壊したと公的に発言したと取られる治安出動を発令したことによって、貿易や通信が制限され、それが原因で国家経済に甚大なダメージを被るであろうこと、暴動を鎮静化させるためとはいえ多くの死傷者を出したことで、人道的見地から国の内外を問わず総理は激しい批判に晒され、国家の威信は大きく傷付けられるであろうこと。

 

そういったことを考慮した与党議員達は今度の選挙のことを考え、総理の味方は余りしたくなかったため、強く主張することを差し控え、ヤジだけにしていたというのが本音である。

 

「……静粛に、静粛に!!」

 

又も騒然とする国会に、議長は内心呆れと怒りをこみ上げるが、出来る限り平静を装いながら、皆が鎮まるようにと指示を出していたが、治まる気配がなかった。

 

「失礼ですが、今は私が総理に対して質疑を行っている最中です!我が党の質問時間も限られておりますので、皆様方にはお静かにお願いしますっ!!」

 

総理を問い詰めていた野党議員が所属する政党は弱小政党であるため、質問時間は多くなかった。

それは、ヤジを飛ばした与野党議員達が議席数の多い政党に属していたことが幸いとなり、偶然にも押し黙らせることができた。

 

「……失礼しました。質問を続けさせてもらいます。では、総理は今回の暴動において刀使等を派遣したことについても適切であったとお考えであると?」

 

野党議員の質疑が、自衛隊の運用が適切であったかどうかということから、刀使を派遣したことについても同じく適切であったかどうかに変わっていったように思えた総理は、

 

「……適切であったと考えております。」

 

自衛隊に対する質疑の時と同じ答弁をしていた。

 

「しかし、今回の暴動において刀使一名が負傷したと聞いておりますが?」

 

しかし、この野党議員はこれが狙いだったのだろう。

自衛隊の運用に何も問題はなかったと答えさせ、更に刀使を派遣させたことも同様に問題無かったと発言させた後に暴動を鎮める最中に刀使が負傷したことについて尋ねることで、総理に答弁をさせにくくさせたのだろう。

 

「え〜、……先程の質問でありますが、今回の暴動で起きた刀使が一名が重傷の他、機動隊員と自衛隊員等にもどれほどの被害が及んでいるのかについては、全体を把握しておりませんので、お答えは差し控えさせて頂きます。」

 

そのため、総理は質疑の内容を無視した苦しい答弁をして、質問時間切れを狙うしかなかった。

 

「……総理、先程は自衛隊と刀使の運用については問題が無かったとお答え頂きました。私はそれについては問題視していません。ですが、私がお尋ねしたのは今回の暴動で総理は強行採決した特措法を用いて刀使の派遣を決定致しましたが、私はそれについて問題が無かったかどうか、この場でお答え頂きたい。」

 

この野党議員が狙っているのは、強行採決した荒魂関連ではない事件に特祭隊を介入させてはならないという条約を緩和させる特措法についてであった。

それについて、総理は、

 

「……え〜、お尋ねした特措法についてですが、この法案は折神 紫局長が考案した物でありまして、既にこの法案は通す予定でありました。よって――――」

 

という、紫に責任があるかの様な発言を繰り出したことで、国会は野党議員達の怒号の声で一色となっていた。

 

「そんな答弁があるかっ!!」

「ふざけるなぁ!!」

「総理辞めろーーーーっ!!」

 

これは流石に不味いと総理は思ったのか、更なる言い訳じみた答弁を続けていた。

 

「よって、私は昨今の情勢下を鑑みて、この法案を通すしかないと痛感し、強行採決の形で通させていただきました!!更に申しますと、今回の暴動で負傷した刀使は単独行動によってのものでありますので、特措法の不備とは関係がありません。」

 

しかし、総理の更なる答弁は火に油を注ぐ形となって、国会はただただ紛糾するだけであった。

 

「総理、今回の暴動によって明らかになった問題点は、見切り発車で行った特措法に基づいた総理の命令によって派遣された刀使や機動隊員が負傷したことです。ですので、私は総理にこの事について責任を持ってこれらの運用を改善すべきであると提言します!!」

 

しかし、総理を糾弾していたこの野党議員の娘が特別祭祀機動隊所属の刀使になっていて、娘も刀使を辞める気がなく、妻も娘の意向を応援していたため、父である野党議員は特措法によって荒魂関連意外の事件に出動された娘が大怪我を負わないように特措法を廃案にし、荒魂関連ではない事件に特別祭祀機動隊を介入させてはならないという条例を復活か強化する新たな法案を通すことで娘の危害をどうにか減らそうとしていた。

 

つまり、この野党議員は、自身の所属する野党が悲願とする政権奪取を二の次とし、刀使となっている娘が危険な目に遭わないようにするために動いているだけであった。

 

「何だそれはっ!!?」

「対案ぐらい出したらどうなんだっ!!」

 

だが、与党の議員達も野党のヤジの言葉も相まって、総理を糾弾する野党議員のことをヤジを飛ばす野党の人間と同質の人間であると決めつけ、同じ様にヤジを飛ばして応戦していた。

 

「静粛に。……静粛に!!本国会にて、議題と関係無い発言は差し控えますよう……静粛に!!!」

 

しかし、議長の叫びも空しく、紛糾した国会を鎮めることができないままであった。

 

それは、野党議員の訴えは紛糾したヤジの声にかき消されてしまったということと同意義であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

審議が終わった後、中谷は官房長官室にて、官房長官と内密の話しをしていた。

 

「……それは、確かかね?」

「ええ、調査している会社と別班が調べたことなので間違い無いかと。」

 

中谷は、甲斐とCIA(別命;カンパニー(会社))を通じてある情報を入手し、それを官房長官に伝えていた。

 

「……北京ダックが来たのは確かなのか?」

「北京ダックは日本の水が好きだそうですから、汚れるような事が嫌なのでしょう。」

 

北京ダックとは、北京から送り込まれた工作員のことを指しており、日本の水は水資源で、汚れるとは荒魂の影響で水資源が値下がりすることを恐れているということの隠語であった。なお、このような回りくどい言い方をしている理由は、国会の中では何処に"耳"があるか分からないからであり、有り体に言えば盗聴されていることを念頭に置いて会話していたのである。

つまり、官房長官は中谷に、日本の水資源といった物を買っている共産党員が北京に居る公安部長が送り込んだ工作員が居る場所を日本政府に密告してきた情報は確かなのかと尋ね、中谷は官房長官に、その共産党員の背後を甲斐とCIAが調べ上げ、確度の高い情報であると答えていた。

 

「……なるほど、我々は荒魂という禍神に踊らされているが、我々だけでなく皆が皆見えざる手に踊らされているという訳か。」

 

官房長官はそう呟きながら、苦悶の表情を浮かべていた。

日本の水資源が値下がりすることを恐れ、愛国心を胸に戦っているであろう北京の工作員を売る共産党員の話しを聞き、我が日本にもそういった輩が多いことを思い出したからである。

 

「……それで、どうするのだ。」

「こちらとしましては民間の会社と手を組んで、事態に当たろうと思います。」

 

中谷は民間の会社、つまりトーマスの部隊を使って工作員を捕らえると答えていた。

ということは、優という非正規の人員として見れば、最高の人材である少年を使うのだろうと妙に納得した面持ちで官房長官は頷いていた。

 

「なるほど、それなら何も問題無いか。……ところでだ。」

 

官房長官はそれだけ聞くと、本題に入ろうとしていた。

 

「朱音局長代理の身辺を警護する特務隊が必要だと思わんかね?……出来れば、高度な情報を扱うような物が。」

 

中谷は官房長官の言う高度な情報を扱い、局長といった高い地位に居る人間の身辺を警護する特務隊が必要と聞かされた瞬間、刀剣類管理局局長直属の組織で、諸問題に対応すべく現場指揮のみならず諜報活動をも行う部隊を創設すべきであるということを述べていると理解し、その特務隊に別班といった諜報機関の人間を出向させることで特祭隊の人間であるとして、諜報活動させるのが目的だと気付いた。

そして今回の暴動は、自衛隊の治安出動の前例を作るためだけでなく、刀剣類管理局の活動範囲を広げると共に諜報機関を増やすことで諜報活動の幅を広げようとしたのでは?と中谷は推測していた。

 

そのため、中谷は官房長官に自信を持ってこう答えるのであった。

 

「それなら、打って付けの人材がいます。」

 

中谷はそう言って、獅童 真希と此花 寿々花を推していたのであった。

獅童 真希はその異性同性問わずに人気がある部分を利用し、刀使等の支持を集め、刀使を諜報活動として扱っているという批判の目を逸らすためのお飾りとして。此花 寿々花は実家が雇っている探偵を使って綾小路等に諜報活動を行っている実績を買って、推薦していた。

 

こうして、特務警備隊と呼ばれる物は形作られていくのであった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここはどこだろうか――――?

 

何かベッドの上で寝かされているせいなのだろうか。

少女の目の前に広がる光景が白い天井と、少女の視力が弱いせいなのかは不明だが、蛍光灯らしき物がぼんやりと見えるるだけであった。そして、全身が痛みで思うように動かなかったことから、自身が重傷を負っていることに気づくのは、ほんの少しばかりの時間が必要であった。

 

「…………。」

 

少女は仕方なく、首だけを動かして辺りを見回すと、近くには見知った存在が居たことに驚く。

 

何故なら、少女が知っているその人はぐうたらで、いつも本部長に文句を言っているうえ、いつも荒魂と一緒にいる変わった人であったから、忘れるはずがなかった。

 

「………か………おる……隊……長………?」

 

――――例え、いつも付けている眼鏡が無かったとしても。

 

「……!おい、起きたのか!?」

 

ベッドの上で眠っているはずの彼女の声が聞こえた瞬間、薫はガバっと起き上がり、彼女に急いで近付くのであった。

 

「はい……済みません。……今…!」

「良いんだ。無理に起きなくても良い!」

 

薫はそう言って、暴徒に囲まれ四方八方から袋叩きにされた少女を気遣い、寝たままで良いと答えていた。

 

「……今は………今は休めっ!!……隊長命令だ。」

 

薫の悲痛な訴えを聞き、少女は精一杯笑いながら、薫に返答していた。

隊長命令を聞くために……。

 

「……はい。薫隊副隊長桐生葉月、待機命令を受諾致しました。薫隊長、サボらないで下さいよ。じゃないと、また本部長に報告しますから。」

 

薫は、副隊長からのいつもの小言をこう返していた。

 

「ああ、任せとけ。……お前の分も一応は働いとく。」

 

薫はそう言いながら踵を返し、手をヒラヒラさせ、背中を見せながら退室しようとした。

だが、薫は部屋を退室する前に葉月に報告すべきことがあったのを思い出し、それを伝えようとした。

 

「……後、桐生副隊長が助けようとした機動隊の隊員は無事に助かったそうだ。そのことに警察も、自衛隊も、管理局も感謝している。……だから、俺はお前のやったことは無駄じゃないと思う、俺は、……だからその分働いてやるから、今日はゆっくり休め。」

 

それだけを伝えると、薫は顔を見せないようにして足早に葉月の居る病室から退室していった。それを見た葉月はいつもの見知っている薫とは“別人みたい”に感じる程であった。

 

「……薫隊長、また明日。」

 

だからなのか、葉月は薫にそう声をかけるのであった。

 

「おう、次に会う日を楽しみに。」

 

そんな葉月の声に反応した薫はそう返すのであった。

そして、薫は葉月の居る病院の外に出ると、特祭隊に支給されている携帯端末を取り出し、とある人物へと電話をしていた。

 

「おい、俺に用事無いか?」

 

この世に生まれてただ一度、二度と帰らぬ美しい思い出を代償に、薫はトーマスと連絡していた………。

    

   

    




   
   
会議は踊る。

最後に原作のセリフを使ってみました。
ほら、原作のネタを使うと喜ぶ人がいるから、きっと喜ぶやろなぁとか思って書いてみたんですよ。
   
  
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。