ここは厄介払いの前線基地   作:イヌ魚

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 遅くなっちゃいました。いつもと違う書き方したら時間かけた割にくっそ短くなった。


敗走

 ――それは一瞬の出来事でした

 

『待てローン! 今回は撤退だ! これ以上距離が離れると通信も安定しないんだぞ!?』

 

 焦った指揮官の言葉を尻目にローンさんは謎の反応の元へ向かってしまって

 

「指揮官、ローンさんが!」

『分かってる! アーク・ロイヤル、緊急事態だ! すぐこっちにきてくれ!』

『了解した、すぐに向かう! 駆逐の妹達、行くぞっ!』

『だから妹じゃ……あーもうっ』

「私とワスカランさんは」

『ローンの足を止めてでも連れ戻せ! ただし無理はするな、お前達を失うわけにはいかないからな』

 

 CPボートが動き出す。もしかしなくても、ローンさんを迎えに行くんじゃ……

 

「指揮官、また自分を盾にする気だ」

 

「またってどういう……いえ、それより今はローンさんです。行きますよワスカランさん。指揮官が何を考えてるか分かりませんが、私達でローンさんを連れ戻せば――」

 

 ――そして、遥か遠く水平線の向こうから、一筋の光が迸り

 

 ――爆音と共に、指揮官の乗っていたCPボートに光が突き刺さり

 

「え――」

 

 ――幾つもの光線を浴び、炎と煙に塗れながら沈んでいく姿を、私は最初理解できなかった

 

「指揮官……? 指揮官! 嫌だ、嫌だぁぁあああ!!!」

 

 絶叫を上げるワスカランさんの声でようやく、その光景が夢でも幻でもないと確信できました

 

「っ! ワスカランさん、落ち着いて!」

「あああぁぁぁぁぁ……嘘だ嘘だ嘘だ、指揮官が……指揮官が……」

 

 ワスカランさんが完全にパニックに陥っていたからでしょうか、なぜか私は冷静でいられました

 

「ワスカランさん! 今はローンさんを止めないと。一人であんなのと戦うなんて無謀です!」

「でも指揮官が!!」

「アーク・ロイヤルさん達も向かってきてます。それに捜索するにしてもあのセイレーンを如何にかしないと。でも今の私達じゃそんなこと――」

 

「煩い! このまま指揮官が死んじゃう! そんなの、そんなの耐えられない! 指揮官がいないとボクはっ!」

 

 ダメだ、完全に冷静さを失っている。こんなに取り乱したワスカランさんを見るのは初めてですね。

 

「いいですかワスカランさん、今はローンさんと合流してこの海域から撤退しましょう」

「嫌だ」

「嫌って……」

 

「君には分からない! ボクと君達は違うんだそう違う! 君達完成された存在と違って、ボクは……でも指揮官はそんなボクを必要としてくれたんだ! ボクの味方だって、言ってくれたのに……」

 

 ……そんな風に思っていたなんて知りませんでした。完成とか未完成とかはよく分からないけど、いつも大人しいワスカランさんがこんなに感情を発露させるなんて想像もしていませんでした。一体彼女に何があったのか……ああでも、今はそのことを考えてる時間はないんです。

 

「ですがっ!」

「間に合ったか! ……って、これはどういう状態だ?」

 

 気づけばアーク・ロイヤルさん達が近くまで来ていました。ここはアーク・ロイヤルにローンさんの足止めをお願いするのが一番良さそうですね。駆逐艦の砲撃よりも艦載機の爆撃のほうが効果的でしょうから。

 

「手短にいいますと、指揮官のCPボートが沈められてしまって……」

「何だって!? ……いや分かった、私がローンの足止めをすればいいのだな? その間妹達は指揮官殿の捜索に当たるといい」

「それは……」

「急げ、そんなに時間は残されていないぞ」

 

 アーク・ロイヤルさんの言葉を合図にキュンネ達が指揮官捜索に動き出す。ワスカランさんもふらふらとCPボートが浮いていた場所へ向かっていく。そして私は――

 

「――私はアーク・ロイヤルさんの直掩に入ります」

「いいのか? ニーミも指揮官が心配だろう?」

 

 そんなの――当たり前じゃないですかっ! 今は作戦中で、私達は兵器で――でも私だって指揮官を探したいです、指揮官にいなくなってほしくないです!

 

「――私は指揮官を信じてますから」

 

 だから、無事でいて下さいね、指揮官閣下――

 

 ――それからしばらくして、ローンさんを連れ戻すことに成功しました。例の人型セイレーンと激しく撃ち合い撃退はしたそうですが、ローンさんも酷い怪我をしていました。半分程はアーク・ロイヤルさんの爆撃のせいなのですが、そうでもしないと止まらなかったというのです。ローンさんは戦闘行為に異常なまでに執着していますね……

 

 

 そして指揮官は――見つけることは叶いませんでした――




 なんか短いですねー。この数日コイツ何やってたんだ?プリコネなんかしてんじゃねーよバカか?
 今回は全編ニーミ先生視点というか、ニーミ先生の報告書みたいな感じな視点?どう表現するのか分かんないや。ワスカランもあまり狂ってないしワスカラン大好き兄貴ゴメンね?

 というわけで明日遂に鉄血復刻なわけですが……ダイヤがなくて死にそうです。なんなのあの水着?えっちすぎない?俺からダイヤ搾り取るつもりなんだろそうなんだろ?新艦も揃いも揃って可愛いしよこん畜生。

 ところで俺一押しの宰相閣下とヒッパー級二番艦とワスカランはいつ実装になるんですかね?
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