やはり俺がゴーストスイーパーの弟子になったのは間違っていた。   作:ローファイト

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感想ありがとうございます。
誤字脱字報告ありがとうございます。

今回は繋ぎ要素が多い回です。


(124)事務所で二人

 

留美が俺の弟子になりたいと、美神令子除霊事務所に訪ねて来た翌日の日曜日。

俺が受け持つ依頼は無かったが、事務所に向かった。

依頼が無いからと言ってやる事が無いわけではない。

事務所での報告書の作成や、次案件の精査や準備もやらなくっちゃならない。

因みに美神さんが受け持った依頼の報告書は、ほとんど俺かキヌさんが代理でやってる……。

霊具の手入れとか、各種札等の霊能アイテムの保管状況の確認も行う必要もある。

除霊依頼などで封印した妖怪や幽霊の処置なんかもそうだ。

封印した妖怪や幽霊の処理はうちの事務所は、自分の所で適正に処理が出来るから良いものの、低ランクGSでは処理できない様な代物もある。そう言うものはGS協会や処理が出来る事務所に依頼するらしい。

うちの事務所で他の事務所からそういう依頼は受けた事は無い。

幸いGS協会も近場にあるから、そっちに持って行けばいい話だしな。

わざわざ、うちに頼んでバカ高い依頼料やらなんやらのリスクを負う必要がない。

後は発注関係だが、霊能アイテムの仕入れは直接店に行く事が多い。

ほとんど厄珍堂だけどな。

それに緊急依頼の為の事務所待機という名目もある。

うちの事務所は他の事務所と違って依頼がかなり多いし、GS協会やオカルトGメンからも依頼が来るからな。

よっぽど暇だったら、強引にでも休みを取らされるだろうし、俺が事務所に来れば依頼仕事がなくても、契約社員としての時給が発生するからな。

あのけち臭い美神さんがそんな事を言わないところからもわかるだろう。

依頼以外でも結構やる事が多いのだ。

 

まあ、これらの内、雪ノ下が入った事で今後解消される業務もいくつかある。

慣れてくれば、報告書関連も出来るだろうし、発注関連もだな。

 

俺はそれ以外の空いてる時間には、書庫で勉強したり、自主トレしたり、横島師匠がいれば、訓練や修練を見て貰ったり、シロの散歩に行ったりと、結構やる事は多い。

 

 

 

俺はいつも通り1階の玄関で人口幽霊に挨拶をし、4階の事務所にノックをしてから入る。

「おはようございます」

 

「おはようございます。比企谷君」

「比企谷君、おはよう」

キヌさんと雪ノ下が事務所の掃除をしながら、挨拶を返してくれる。

だが、肝心の美神さんが所長席にいない。

早朝には結構ある事だ。

 

「美神さんは、まだ寝てますかね」

ただでさえ朝が弱いのに前日飲み過ぎて、ダウンしてるって事もあるのだ。

早朝と言っても現在9時過ぎだ。営業時間は一応10時からだが、従業員は9時半からの勤務である。

午前中から現場仕事という事は少ないし、美神さんが居なくとも事務所は一応回るしな。

早朝のスケジュールが予定に入ってる時は、キヌさんがある程度美神さんの生活をコントロールされてるので問題無いし……。

 

「美神さんは昨日の夜から、実家に帰られてますよ。美智恵さんが風邪を引いたらしくて、私も泊りがけでお手伝いに行きたかったのですが、この後シロちゃんとタマモちゃんと地鎮の仕事が入ってるので……。昨日夜は一緒に行って沢山ごはん作って帰って来たんですけど、熱もあるので心配ですね」

美智恵さんが風邪か、忙しいもんな美智恵さん。

特にこの頃は休みなんて取ってないんじゃないか?

オカルトGメンの通常の仕事も増加してるのに、職場見学のアピールとかもしてるし、それに東アジア統括管理官として東アジア各国の海外視察とかでしょっちゅう、出かけてるみたいだし……。

そりゃ、体調も悪くもなる。

 

「そうですね。横島師匠はまだですかね」

 

「横島さんは仕事に出かけました。オカルトGメンの案件なんですが、どうやら一昨日のデパートの依頼に関係があるようで」

横島師匠は仕事か。

一昨日のデパートの依頼って、俺以外のメンバー全員で行って、空振りだった案件だよな。

横島師匠だけが現場に残って、後のメンバーはその日の内に帰って来たって奴だ。

それが、オカルトGメンの依頼仕事と関連していたって……きな臭いな。

美神さんも、ほぼフルメンバーで相当気合いを入れてデパートの依頼に向かっていたし、かなり厄介な案件だったことは言うまでもない。

それが当日空振りの上に、オカGが絡んでるという事は、何か大きな事件の一角なのかもしれないな。

俺が同じ日に西条さんと行った公園の魔獣出没案件も、結構厄介そうなのに。

美智恵さんもダウンしてるし、人手不足もいい所だろう。西条さんは大丈夫だろうか?

 

「俺の方で何かすることは無いですか?」

 

「特に急を要する依頼は無いです。…そうですね。雪乃ちゃんと厄珍さんのところに発注していた物を取りに行ってもらっていいですか?」

 

「厄珍堂ですか、俺一人でいきますが」

よりによって厄珍堂か。

 

「雪乃ちゃんにも慣れて貰わないといけないから。比企谷君よろしくお願いしますね」

キヌさんにそう言われてしまえば断るわけにもいかない。

それに発注や引き取りも事務仕事の一つであることは確かだ。

雪ノ下もここでバイトを続けるつもりだったら避けては通れない道だが、厄珍堂には慣れが必要だ。

あの胡散臭い癖のある店主にな。

俺も最初の頃は、厄珍のおっさんに実験台代わりに変な商品を渡されたもんだ。

 

「わかりました」

 

「それと今日は雪乃ちゃんに色々教えてあげてね比企谷君」

キヌさんににっこりとした笑顔を向けられる。

 

「……わかりました」

俺も雪ノ下に新人研修を行うってこと?

大概の事はキヌさんが先週に教えてるはずだし、返事をしたものの何をすればいいのだろうか?

厄珍堂のお使いぐらいなものだろう。

 

「比企谷君よろしくね」

雪ノ下もキヌさんのように笑顔で俺にそう言ったが、慣れない事をするもんだから、笑顔がぎこちない。

 

「ああ」

 

 

俺はこの後、廊下や階段の掃除を終え、タクシーで現場に向かうキヌさん一行を送り出す。

 

さてと、一昨日の報告書の仕上げをするか、まあ、直ぐ終わりそうだし。霊具の手入れでもして、空いてる時間は書庫で魔法陣を調べてと……。

ああ、雪ノ下が居るんだった。

今日一日、雪ノ下の事を頼まれたんだったな。

 

んん?そういえば、この事務所で雪ノ下と二人っきりという事か?

いや、人工幽霊も居るから、正確には二人じゃないが。

 

俺は4階の事務所に戻ると、雪ノ下は所長席からちょい離れた場所にある事務机に座り、ノートパソコンで事務作業をしていた。

事務机は6つが対面で並んでいて、横島師匠とキヌさんが対面同士、横島師匠の左隣が一応シロの席がある。大人しく座ってる姿を見た事が無い。そのシロの対面でキヌさんの右隣りがタマモだ。タマモは自分が関わった案件については、きっちり書類として報告を出してくれる。それに俺達の仕事を興味本位に手伝ってくれたりしていた。

俺は横島師匠の右隣りだ。

元々席なんて決まってなかったそうで、俺が来てからそうなったらしい。

 

そんで、雪ノ下は俺の席の対面に座ってる。

 

「雪ノ下、厄珍堂の霊能アイテムの引き取りは何時がいい?」

「いつでもいいわ。比企谷君の都合のいい時間で……」

「そんじゃ、午後からでいいか?」

「それでお願いするわ」

「事務仕事はいけそうか?まあ、お前だったらすぐ慣れてしまうだろうが」

「そうね。定期的な顧客が多いわけでもないのだし、顧客管理はそれほど手間ではないわ。管理が必要なGS協会やオカルトGメンへの一連の流れを覚えてしまえば、後は流れ作業ね。個人事務所なのだから一般的な事務作業量はそれほど多くは無いのだし。それに絹さんがしっかりと綺麗にまとめて下さってたから、やり易いというのもあるわ。でもGS特有の法律関連の除霊認証等は、解釈が複雑だから場数と慣れが必要ね。」

「そうか」

この分だったらすぐに慣れそうだな。元々スペックがやたら高い奴だし。

 

「ただ、資料作成や霊能アイテムの種類や除霊の報告書関連は実際に一人で行うには少々手間どりそうね」

 

「そうだろうな。こればかりは慣れが必要だ。事務所によって随分と異なるからな。キヌさんや俺に聞きながらの方が良いし、まだそこまで美神さんに求められていないだろ?先ずは会計処理や顧客管理からでいいんじゃないか?」

オカルト事務管理資格試験では、この辺の事は必要最低限の事までしか試験範囲になってないしな。除霊報告書は現場を知らないと難しいし、雪ノ下の役割は現場から上がってきた報告を報告書の体裁を整え清書するまでの事だ。

霊能アイテムの扱いは基本さえ押さえておけば、大丈夫ではあるが、管理が大変だ。

俺でさえ、この事務所の倉庫にあるアイテムが何のための霊能アイテムなのかもすべて把握しきれていない。

霊能アイテムは何せ種類が多い。

美神さんなんかは独自の術式を破魔札などの各種札に付与したりするため結構レアなものも使ってる。

特に美神さんは古今東西の霊能を駆使して戦うタイプだ。

だから、霊能アイテムの種類は自然と豊富となる。

なんでこんなものがという物も霊能アイテムにもなるし、この辺は相当慣れが必要だ。

乾燥ヤモリとか漢方みたいなものも結構あるし、蜜蝋とか何の変哲も無さそうな石とか炭とか灰とか砂とか一見その辺に転がってそうな物や、霊樹とか霊枝とかただの枝だろとしか思えないような物もある。そんなものは霊視ゴーグルで確認してもらわないとどうしようもない。

 

「いいえ、やはり美神さんに認められるようになるには、これらも早く出来るようになっておいた方が良いわ」

事務能力もそうだが、美神さんはどちらかというと雪ノ下の家事能力をかってる節があるような。

 

「あんまり根を詰めない方が良いぞ。特に雪ノ下は抱え込みやすいからな。キヌさんも居るし、一人で全部やろうと思わない方が良いぞ。それに飽くまでもアルバイトだし、そんなにしょい込もうとしなくてもいい。美神さんもキヌさんの補助程度に思ってるはずだ」

 

「心配してくれてるのかしら?…そうね。でも、せっかくなのだから、やれることはやれるようになるに越した事は無いわ」

 

「まあ、ほどほどにな」

俺はそう言いつつ、雪ノ下の対面の席で一昨日の報告書の仕上げに取り掛かる。

 

やってることはほぼ奉仕部の部室と同じだなこれ。

まあ、部室でも雪ノ下と二人という事も在るし、そう思えばそれほど二人きりという事を意識しなくて済む。

 

報告書の作成は直ぐに終わったから、次に自分の装備の点検を行う。

仕事に使う札などは基本的に事務所の物を使うが、神通棍と仕事着だけは今は自前だ。

体に馴染んだものが一番いいし、それに普段から携行していた方が良いことは、この2年半の間で十分理解している。

各種札も自前で所持してる物もある。

今じゃ、学校に携行してる装備は自前だ。

GS資格免許を取得してからは、給料もそれなりに貰えるようになったしな。

年始に六道会長から頂いたお礼の金一封が大きい。

正直、前に背負っていた俺の借金が一発で返せる額だった。

 

俺は自分の事務机の上で、事務所で一番よく手にする霊体ボウガンの分解整備を行う。

霊体ボウガンは、構造は一般的なボウガンとほぼ同じだ。

だが、弦は霊糸を使用し、躯体は霊樹で出来ている。

矢は銀製を使用するのが一般的だ。

霊力が無い人でも扱える便利アイテムでもある。

熟練霊能者が使うと、矢に霊力を送り込んでより力を増す事が出来る。

高級品になると躯体やグリップには霊能者の霊力を受け止める霊石等が埋め込まれてる物もある。熟練霊能者でも無くても、霊能者であればこれで矢にも効率よく霊力が込められる仕組みだ。

因みに、此処に有るのは高級品ではあるが、霊石などが埋まってはいない。

美神さんならば、そんなものが無くても、矢に霊力や術式を込める事が出来るからな。

俺も美神さんの見様見真似で矢に霊力や術式を込めて使ってる。

場合によっては矢に霊符を纏わせたりしてる。

 

次に自前の神通棍を分解し整備する。

すると、雪ノ下がパソコン作業の手を止め、俺に質問をして来た。

「比企谷君、その綺麗な宝石みたいなものがクォーツかしら」

 

「ああ、そうだ。俺も仕組みを完全に把握してるわけじゃない」

霊体ボウガンに比べ、神通棍の方が複雑だ。

束の部分にはクォーツと呼ばれる特殊な霊石が埋め込まれており、これが神通棍の核であり術者の霊力をコントロールしている。

そこから術式やら小さな結晶石等を解し、霊力を棍の部分に行き渡らし武器として発現させているのだ。

クォーツはほぼ、ザンス王国製らしく、見鬼君やいろんな霊能アイテムで使用されている。

因みに美神さんの神通棍は特別製だ。

普通のクォーツじゃ、美神さんの霊力に耐えられなくて、直ぐに使い物にならなくなってしまうらしい。

かなり大きなものが入ってるとか。

 

「オカルト科学は、私達が学校で学ぶものとは相当異なるようね」

 

「まあ、そうだな」

俺は分解整備を終え、組みなおした神通棍を発動させる。

ブンっと一瞬小さく音を発した後、棍の部分が淡く光を纏う。

問題無しだな。

 

「私が触っても大丈夫かしら」

 

「ああ、これからはこういう物に触れて行かないといけないし、扱いさえ間違わなければ大丈夫だ」

俺は雪ノ下に神通棍を机越しに渡す。

 

「…………」

雪ノ下は椅子に座りながら、神通棍を構える。

 

「発動させるにはある程度の霊力と霊力コントロールが必要だぞ」

 

「やはり、私には無理なのね」

 

「まあ、そうだな」

こればっかりは努力ではどうしようもない。

元々の素養が必要だからだ。

霊気が一定量無ければ、霊力の発現も出来ないからな。

雪ノ下の霊気保有量では難しい。

 

「材木座くんや川崎さんはどうなのかしら」

 

「霊気保有量が在っても、霊力コントロールが出来なきゃ、発動ができないから何とも言えないぞ」

材木座も川崎も訓練次第では、霊力コントロールをものにできるようになる可能性がある。なまじ、霊力コントロールが出来たとしても、材木座は厳しい。霊を見ただけで気絶するようではな。

 

「そうね。私は私が出来る事をすればいいのだし、ありがとう」

雪ノ下はそう言って、俺に神通棍を手渡して返す。

 

「キヌさんからも習っただろうし、オカルト事務管理資格でも勉強したとは思うが、霊気や霊力が無くても効力が発揮するアイテムも結構あるから、その辺の扱いは気を付けた方がいいな」

 

「そうね。温泉訓練の時に随分と体験させてもらったわ。もうあの双六だけはこりごりよ……あっ……その……」

雪ノ下は何かを思い出し、顔を赤らめる。

雪ノ下、それはタブーだぞ。

あの双六とはもちろん、ドクター・カオス製の六道家所有のあの人の秘密を暴露してしまうとんでもない双六だ。

 

「…………わ、忘れてくれ」

お互いその方が幸せという物だ。

あの双六のせいで、俺や陽乃さんの秘密が晒される事になったからだ。

雪ノ下にとっては陽乃さんの雪ノ下の下着漁りと風呂の覗き見の事とか……

俺にとっては、中二病バレとそのだAVの嗜好がその……バレたというかなんていうか。

 

「そ、そうするわ」

暫く微妙な空気感が漂う事に……。

 

 

昼食は雪ノ下が俺の分も弁当を用意してくれていた。

普段なら、キヌさんが昼食や夕飯を作ってくれるが、キヌさんが居ない時はデリバリーか、俺と横島師匠だけとかだと、外に食べに行ったり、カップラーメンとかで済ます。

 

応接セットで2人で昼食を取る事にした。

なんか変な感じだ。

この事務所で雪ノ下と雪ノ下の手製弁当を2人で食べるとか、1年前では考えられない光景だ。

あの当時とは俺と雪ノ下の関係も随分と変わったもんだ。

今じゃ、雪ノ下にはGSだとバレ、好意をよせてくれる上に、同じ職場で仕事とか……。

 

あれ?

俺はここで重大な事に気が付いた。

雪ノ下ルートに何時の間に突入したんだ?

 

目の前で綺麗な姿勢で静かに食事を摂る雪ノ下をチラッと見る。

雪ノ下は誰もが認める美少女だ。

文武両道にして、立ち振る舞いも洗練され、しかも名家のお嬢さまだ。

 

そんな雪ノ下が何故だか俺に好意をよせてくれてだ。

そのキスまで……

………今は、この広い事務所で2人きり(人工幽霊は人じゃないからカウント無し)………

俺はつい雪ノ下の食事を摂る姿に見とれ、その唇を見てしまう。

 

「なにかしら?」

それに気が付いたのか雪ノ下が俺に顔を向ける。

 

俺は慌てて、首を横にする。

「……そ、そのだ。静かなもんだなと」

 

「そうね。静かね」

 

「そ、そうだな。……み、美神さんと横島師匠とシロはいるだけで騒がしいからな」

 

「私は、貴方と静かに二人きりで過ごすのは好きよ」

 

「………マジで気恥しいから、勘弁してくれ」

俺の顔、絶対赤くなってるよな。

 

「ふふっ、貴方も慣れて欲しいわ」

雪ノ下は何故だか満足そうにそう言った。

 

俺は今、雪ノ下の手の平の上なのかもしれない。

 




次回は厄珍堂ということで……


前回のアンケート結果です。
《八幡にやって欲しい横島ギャグは何?》
のぴょぴょーーん 48 / 6%
蝶のように舞いゴキブリのように逃げる 370 / 46%
仕方がなかったんやーー! 228 / 28%
お着換えを手伝いますね。 106 / 13%
その他  49 / 6%

圧倒的に
「蝶のように舞いゴキブリのように逃げる」ですね。
半数近く選ばれました。
この続きは、
「……と見せかけて蜂のように刺す」
「再びゴキブリのように逃げる」だったかな?

八幡にやって欲しい横島ギャグは何?

  • のぴょぴょーーん
  • 蝶のように舞いゴキブリのように逃げる
  • 仕方がなかったんやーー!
  • お着換えを手伝いますね。
  • その他

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