やはり俺がゴーストスイーパーの弟子になったのは間違っていた。 作:ローファイト
誤字脱字報告ありがとうございます。
前回のアンケート結果です。
【良いお嫁さんになりそうなのは誰?GS編】
1位おキヌちゃん 44%
2位タマモ 14%
3位小竜姫様 11%
4位花戸小鳩 8%
5位魔鈴めぐみ 5%
6位ルシオラ 4%
7位六道冥子 4%
8位マリア 3%
9位小笠原エミ 2%
10位美神令子 1%
10位犬飼シロ 1%
おキヌちゃんは予想通りでしたがここまで差がつくとは。
小竜姫様が3位は大健闘。
皆様ありがとうございました。
やばい、ヤバすぎる!
俺は襖を開け、長い廊下の突き当りにあるトイレに逃げ込むかのように、早足で入り、洋式トイレの鍵を慌てて閉める。
六道会長の一連の不自然な行動。
さらには隣の部屋には意味深な枕が二つ並んだ一組の大きな布団。
……俺は狙われてる?
いや、俺の勘違いって事も有るが……。
いやいやいや、お見合いの予行演習という名目だったハズなのに、お見合いどころか婚約もすっ飛ばして、婚前初夜まで!?
俺は六道会長に嵌められた?
このままだと、確実に冥子さんと結婚させられる!
まずい、まずすぎる!
………逃げるか?……いや、ここは戦術的撤退だ!
美神さんは俺を六道会長に一日売り飛ばしたが、まさかお見合いさせられ、結婚させられるなんて思ってもいないだろう。
そんな素振りは全くなかった。
ここで撤退しても、理由を言えば美神さんに怒られる事はないだろう。
キヌさんにも話に入って貰えば、間違いなく穏便に済むはず。
やはり撤退だ!
先ずは撤退ルートの確保だ。
俺は霊気を開放して霊視を行い撤退ルートを探そうとするが……。
なっ、ぼやけるぞ。5m半径くらいだぞ?
くっ結界を張られてる!
霊視阻害か!?
しかもこの建物自体に耐霊・耐術式が付与されてる!
くそ、お見合いの部屋からトイレまでには、霊能者がうようよしていたし、それに今もトイレの前で二人ほど見張ってる!
だ、だめだ。不用意に逃走も図れない!
こうなったら、横島師匠に電話だ!
横島師匠なら事情を話せば、逃走を手伝ってくれるだろう。
俺はポケットからさっとスマホを取り出したのだが……
って、スマホの電波ゼロ!?なんだこりゃ、ここは秘境かなにかか?そう言えば幕張メッセよりも広い敷地が個人宅だものな。
いやいやいや、流石にちょっとは電波立つだろう!?まったく届いてないってどういうことだ?
やはり、故意に電波を遮断したか!?
なんて、用意周到なんだ!六道会長は!!
陽乃さんの温泉旅行なんて、可愛いものだ。
この後も、いろんな策略が用意されているのだろう!
このままだと、なし崩し的に冥子さんと結婚させられる!?
怖い、怖すぎる!
ど、どどどどうする八幡!?
こういう時こそ冷静にだ!
落ち着け…深呼吸だ。
スーハー、スーハー。
はぁ、………よし。
先ずは現状整理だ。
このままだと、六道会長にお見合いの予行演習を口実に、なし崩し的に本当のお見合いをさせられ、しかも婚約まで確約させられてしまうだろう。
間違いなく婚前初夜まで行ってしまえば、もう後戻りは全くできない。
ジ・エンドだ。
俺が冥子さんと事をなさずに拒絶すればいいだけの話のように見えるが、婚前初夜とまでいかなくとも冥子さんと俺が布団に同衾すれば、それでアウトだ。
要するに、俺は気絶、若しくは怪我などで動けない状態になると、あの布団で寝かされ、気が付いた時には横に冥子さんが寝ているって寸法だろう。
実際に事を成してなくとも、動かぬ証拠として挙がってしまう。
あの美神さんや美智恵さんでさえ舌を巻く六道会長のやり口、とても俺の交渉術では説得もかなわない。
逃走を図ろうとしても敷地内には、俺を見張る霊能者がうようよと。
霊視も阻害され、建物自身耐霊能処理を施され、逃げる事もままならない。
外部に助けを求めようも、スマホの電波も届かない状況だ。
絶望的な状況だ。
この家に入った段階で檻に閉じ込められたケモノと同じだ。
しかし、一見詰んだかの見えるこの状況、先ほどまで焦っていた俺も詰んだと思っていた。
だが、冷静に考えればそうでもない。
六道家は霊能の名家で、それ以外にも世間にも知られているぐらい手広く事業を行っている。
不祥事を起こせないどころか、霊能家を代表する名家として、事業家として体裁を整えなくてはならない。
それに美神さんの様子から、俺がここでお見合いをさせられる事は知らないと見ていい。
美神さんと六道家との契約は多分、俺の一日レンタルって事だけだろう。
六道会長から見かけ上でも俺に見合いや婚約を強引に成す事ができない。
だから、お見合いの予行演習という口実が必要だったのだろう。
そういった手前、俺から冥子さんに手を出させるように仕向けるか、事故を装う必要があるのだ。
俺の勝利条件はこのお見合い予行演習中に六道冥子さんに手を出さない。
ラッキースケベ的な事故も起こさない。いや、阻止する。
そして、気絶しない。体が動かない事態に陥らないことだ。
お見合い予行演習さえ終われば、それ以上手を出してこないだろう。
今回は……と付きそうだが……。
とりあえず、今日という日を乗り越えなければならない。
六道会長はこの後も、様々な甘い罠や策略を巡らせて来るだろう。
俺はそれを事ごとく回避しなければならない。
一見、俺側は孤立無援で圧倒的に不利に見える。
実際、相当不利ではあるが、孤立無援ではない。
敵の大将は間違いなく、六道会長だ。
ここの家人も六道会長の意志のままに動くだろう。
だが、この状況でたった一人、俺の味方になってくれそうな人が居る。
それは、六道冥子さん自身だ。
冥子さん自身、俺を異性として全く見ていないだろう。
今回のこの件も、冥子さんは本当にお見合いの予行演習のつもりの様だ。
たぶん、六道会長も変に冥子さんに八幡包囲網(仮)を伝えれば、ボロが出まくる事は想定し、あえて何も伝えていないだろう。
だから、冥子さんをこちら側に引き込む、いや、引き込むまで行かなくとも、六道会長の思い通りにさせないよう、俺がコントロールすればいい。
だが、万が一、冥子さんまでもが八幡包囲網(仮)に同意し、今までの事が演技だった場合。
俺は既に終わっている。
だから、飽くまでも、冥子さんは八幡包囲網(仮)に同意していない前提で行くしかない。
俺も伊達に二年半以上、あの美神令子除霊事務所で過ごしていない。
大人の汚い所から悪辣な事まで見て来た。
主に美神さんのだが!
今こそ、その経験を生かす時だ!
そうやすやすと思い通りに行くとは思わない事ですね六道会長。
終着点が見えた。
俺はトイレから出て、お見合いの場の和室へと戻り、覚悟を決め、一呼吸おいて襖を開ける。
「すみません。遅くなりまし……た?…がふっ!?」
俺は謝りながら和室へと入ったのだが、目の前の光景に思わず舌を噛み、腰が半分落ちかける。
俺の目の前には……。
メイドコス姿の冥子さん!?
フレンチメイドコス?
しかもエプロンドレスが本来覆うべき胸を切り取ったかのようにその部分に生地が無い。
それどころかエプロンドレスはガードルの役目を果たすかのように胸を押し上げ、下に着ているゆったりの目のフリルシャツに包まれた胸がはみ出したかのように協調されていた。
ひと昔のアメリカンウエイトレスコスのように……
露出は少なく布地が多いのになぜか滅茶苦茶エロっぽく見える。
冥子さん、そこそこ胸が大きいんですね……って、何を考えてる俺!?
やばいやばいやばいやばい……なんだこれは?
冷静に冷静にだ。
場の雰囲気にのまれるな八幡!
「……な、なぜ着替えを?」
俺は少々血の味がする口を拭い、目の前の冥子さんに聞く?
「お母さまが着替えなさいって~、でもこの服~可愛らしいわ~」
冥子さんは嬉しそうに俺に見せつけるように一回りする。
や、やめてーーー!そのメイド服、胸が胸が強調されて超揺れてるから!目が離せなくなるからやめてーーー!
「………いや、なぜメイド服を?」
俺は心の叫びを抑え、冷静を装いつつ六道会長に聞く。
「今の若い子って~、こう言うの好きでしょ~?……それに冥子も中々な物だと思うわよ~」
確かに中々の物をお持ちですが!!
六道会長の差し金か!くそっ、なんて狡猾なんだこの人は!
「見合いの予行練習にならないんで、着替えて下さい」
冷静に言えたぞ。な、何とか耐えたぞ。
「え~、比企谷君はこういうの嫌いなの~」
「今はそう言う場じゃないんで」
「ちょっとした茶目っ気よ~比企谷君は真面目ね~。じゃあ、冥子。着替えましょうか」
「え~、せっかく着たのに~写真撮ってからでいいでしょ?お母さま~」
「そうね、比企谷君と一緒に撮りましょうか~」
「………」
俺は結局、メイドコス姿の冥子さんと写真を撮る羽目に……目がつい強調されている胸に行ってしまう。
耐えろ、耐えるんだ八幡!
「それじゃ、着替えましょうね~」
六道会長がそう言ってパンパンと手を二回鳴らすと、ぞろぞろと本物のメイドさんが現れ、その場で布の天幕を張り、冥子さんの着替えタイムが始まる。
って、俺となりにいるんですけど!?せめて隣の部屋でやって頂けないでしょうか?
というか、六道家のメイドさんはちゃんと胸も覆ってるシックな服ですよね!?
さっきの冥子さんのメイド服はワザとか!?
布一枚の向こうで冥子さんがメイドさんに着替えを手伝って貰っているのだが……、衣擦れの音とかが妙に生々しい。
だが、30秒もかからずに、天幕は取り外され、メイドさんたちは部屋を静々と出て行った。
出て行ったのだが……。
「ぐはっ!?」
俺はまたもや舌を噛み、腰が落ちそうになる。
冥子さんは何故か体操着にしかも、ブルマ姿だった!
なぜ、体操着?しかもブルマって?いつの時代だ!
「なんで、そんなかつこうでせう?」
何故か横島師匠が焦っている時の語彙と同じになってしまっていた。
「懐かしいけど、ちょっと、恥かしいわ~」
冥子さんの色白の肌というよりも、太ももがモロに……。
ブ、ブルマってパンツと一緒じゃね?
冥子さんはもじもじとするから、それが余計に艶めかしい。
普段はワンピースのロングスカート姿だし、先ほどまでも着物だったから、冥子さんのこんな格好を始めてみる。ギャップかこれがギャップ萌えなのか!
いやいやいや、美神さんなんていつも太もも丸出しの恰好だし、夏場なんて除霊の時も露出度が高いボディコンスーツなんだけど、全く色気を感じない。
だが、何故だ。
ブルマというだけで、しかもモジモジする冥子さんとか……!?
はっ!?横島師匠が何時も、「八幡、体操着のブルマはいいものだ。あれこそが青春!女子のチチ、シリ、フトモモが堪能できるのに!この頃の体操服はジャージだぞ!お前の所の高校もそうだ!なんでブルマは絶滅したんだーーー!!」と言っていたが、あの時は何時もの病気が始まったと真面に聞いてなかったが、ようやくその意味が分かった気がする。
確かに太ももが強調されて、ジャージには無い……って!?アレ?俺って横島化が進んでないか?
俺のアイデンティティがーーー!!
やばいやばいやばい……、このペースはやばい!!
完全に六道会長のペースだ!!何か打開する策は!?
冷静に冷静にだ。
スーハー、スーハー、深呼吸を!
「と、とりあえず着替えてください。お見合いでコスプレとかしないでしょ?」
「あらあら~、男の子ってこういうの好きだと思ったのに~、残念」
六道会長はそう言って、また手をパンパンと二回鳴らし、メイドさんをまた呼び出し、冥子さんの着替えタイムが始まる。
確かに男はそういうの好きですが、皆が皆だと思わないでください。
そんな事で動揺したりしないんだからね!
……なんで俺ツンデレ調なんだよ。
しかし、ここらで巻き返さなければ、六道会長のペースのままだ。
冥子さんの着替えが終わったようで、メイドさん達はいそいそと部屋を出て行く。
二度ある事は三度ある。
俺はまたコスプレ精神攻撃を仕掛けて来るのではないかと身構えながら、振り返り、冥子さんの姿を見たが、いつものようなドレス姿の冥子さんだった。
俺はホッと息を吐く。
俺は六道会長に先手を取られる前に、冥子さんに先に言葉を掛ける。
「ちょっと庭を回りながら、二人で話しませんか?」
冥子さんと二人で話そうと誘ったのだ。
俺は一刻も早く、この部屋から出たかった。
この和室は危険すぎる。何が仕掛けられているか分かった物じゃない。
それと、主導権を握っている六道会長と冥子さんを引き離したかったからだ。
ドラマとかで見た見合いの席でも、こんな感じで誘っていたから、たぶん違和感はないはず。
しかし、一つ懸念があった。
冥子さんは男性が苦手だから、この誘いに乗ってくれるかだ。
だが……
「わたしも比企谷く~んとお話し、したかったわ~」
懸念を余所に冥子さんはあっさり了承してくれる。
「あらあら~、縁側に靴を用意してあるわ~、いってらっしゃい~」
六道会長も笑顔で冥子さんと俺を縁側の向こうに広がる日本庭園へと送り出してくれた。
あの六道会長の余裕の笑顔、きっと、日本庭園で冥子さんと俺の二人となったとしても何か策があるのだろう。
まったく油断が出来ない。
冥子さんと俺は縁側で靴に履き替えて、日本庭園へと足を踏み入れ、見合い場所の建物から離れるように大きな池のほとりを並んで歩く。
一見、二人だけのように見えるが、あちらこちらに六道の霊能者が隠れ潜んでいる。
建物の中に比べ、外は霊視能力は幾分かはましになる。
それにしてもどんだけ広いんだ?本当にここは東京なのだろうか?
「六道さん、練習だとしても俺とお見合いなんて、災難でしたね」
ニコニコ笑顔の冥子さんはしずしずと俺の隣を歩いているが、何か話さないとまずいだろうと、俺から話しかける。
「え~?そんなことないわ~、わたしは比企谷く~んとお話出来て楽しいわ~」
「そうですか?」
「そうよ~、わたし、同世代の男の子と話した事ないし~、男の人はわたしとあの子達(式神)怖がるか、やらしい目で見て来るもの~、こうやってちゃんとお話しできる男の子って比企谷く~んが初めてよ~」
「そうなんですか?」
「だって、比企谷く~んは、怖くないし~、やらしくないし~、あの子達(式神)も懐いてるし~、優しいし~、冥子の話もちゃんと聞いてくれるし~、楽しいわ~」
……まあ、普通は逃げ出すよな。
冥子さんは、見た目は令嬢然としてるし、可愛らしい系の美人である事は間違いない。
だが、あの冥子さんの十二神将と呼ばれる式神は強力過ぎる。
普通の人間はあの式神達を引き連れる様に恐れて逃げるし、なまじ霊能者だったら、あの式神の内包する霊力を目の当たりにして、恐怖して逃げるだろうしな。
俺だって、出来れば関わりたくはないとは思う。
悪い人じゃないんだが、式神も含めて、あの天然な性格が厄介過ぎる。
だが、今日分かった事だが、こうやって普通に話す分には問題はなさそうだということ。
そういえば、冥子さんとこうやって普通の会話をするのは初めてだった気がする。
っと、目の前に落とし穴か……。
俺は霊視能力で落とし穴を察知し、冥子さんを先導し、落とし穴を回避して歩く。
落とし穴って俺だけじゃなく、冥子さんも落ちるだろうに、どういう意図の罠だ?
次は、カエルが何処からともなく冥子さんの目の前に投げ込まれるが、俺はカエルが冥子さんの目に触れないように、誘導しながら、カエルを排除。
これは驚いた冥子さんが俺にしがみ付くのを狙った罠だな。
この後も、爆竹や水風船が投げ込まれたり、糸で吊るされたクモのオモチャやこんにゃくが冥子さんに目掛けて降りてきたりと、子供だましの様な罠が次々と……。
こんなのに驚いて錯乱状態になるのは冥子さんぐらいだろう。
ほんと、何でも怖がるし……。
その精神力であの強力な式神を12体もコントロールできるのか不思議で仕方がない。
俺はそれらの子供じみた罠を冥子さんに気付かれないように悉く排除していく。
稲田姫の試練の際、冥子さんを美神さんの元に送った時の経験がこんなところで役にたつとはな。
まだ油断は出来ないが、今の所何とかなりそうだ。
そんなこんなで、大きな池のほとりにある桟橋にたどり着く。
「比企谷く~ん、一緒に写真撮りましょ~」
「いいですよ」
冥子さんはそう言って、スマホを取り出して前に掲げ、俺と並んで自撮りをする。
ほんと、こうしてると俺とあまり歳の変わらない女の子に見える。
だから、真直に近寄られると緊張するし、美人だし、気にならないという事は全くなかった。
やっぱり俺はアレか、誰にでも気が行くような軽い人間なのだろうか?
美神さん以外というのは絶対条件だが……。
「うふふふふっ~、これを送信~~」
撮った写真を満足げに確認する冥子さんだが……
「写真を送信できるんですか?俺のスマホは全く電波が届いてないですが、六道さんのスマホは電波来てるんですか?」
俺は冥子さんのその言動に、自分のスマホを確認するが、やはり俺のスマホには電波が立ってない。
「え~っと、それは六道家の敷地内は~防犯対策で六道家の専用スマホじゃないと電波が届かない仕組みになってるの~」
成る程、わざわざ俺を孤立無援にするために六道会長が電波を遮断したわけじゃなくて、普段からの六道家の防犯対策として、専用のスマホや情報端末でないと電波が届かない様にしていたのか。
と言う事は……冥子さんのスマホを借りれば、横島師匠に助けを求められる。
俺はホッと息を吐く。
「六道さん、スマホをお借りしていいですか?」
「ちょっと待ってて~比企谷く~ん。今の写真を結衣ちゃんに送信っと」
ん?……結衣ちゃんってもしかして由比ヶ浜?……そういえば、この前の松浦家とのお見合い騒動の時に、由比ヶ浜と冥子さん、Line交換してたような。
「もしかして、由比ヶ浜ですか?」
「そうよ~、結衣ちゃんは~、Line友達なの~、令子ちゃんやエミちゃんはなってくれないし~、メールしても返事を余り返してくれないけど、結衣ちゃんは直ぐに返してくれるの~、お庭に出る前にも~お見合いの写真を送信したの~、『比企谷く~んとお見合いナウ』って、うふふふふっ」
……ちょっとまて!もしかして、庭に出る前の写真って、お見合いの席で一緒に撮ったコスプレ写真?しかもお見合いナウって!?これ、まずいんじゃないか?一番送ったらいけない人物に送ってる?
俺は横島師匠に連絡がつけられるとホッとしたのも束の間、別の意味でまずい事になる予感がしてたまらなかった。
あっさり終わるつもりが、六道家編が長引いてます。