第零話 最終分岐点
英霊の話をしよう。
英霊とは英雄としてその一つ及び複数の文明の保護、発展を担った人のコピー。
中には人の形として断定できない者、人に仇をなした者もいるが、いずれも英霊の範疇にあるものである。
すなわち、如何なる英霊だろうと人類の味方である。
しかし、今回の英霊はその絶対の原則を外れたもの。すなわち、英雄として人を守ることはなかったもの。
曰く、それは幻想。
曰く、それは血肉を喰らう怪物。
曰く、それは人の敵。
曰く、それは世俗より消えたもの。
それは裏には落ちず、消えることあらず、ただひっそりとある場所に存在していた。我々には場所も時も環境も分かり得ない所であった。
それ故に、それは英霊として確立し、抑止力の一環となったのだ。とはいえ、横破りな反則は幾つかしているのだが。
これは一人の姉思いの英霊の物語である。
魔法使いの話をしよう。
魔法使いとは人の文明が成し得ぬ魔術をも超えた一つの奇跡の頂点である魔法を操る者。
過去には数多の魔法使いが居たとされるが、人類の発展に伴い少しずつ消えていった。今や魔法に到達するための根幹とも言える魔術は現代科学に追い越されている状況である。
しかし、今回のそれは従来の魔法とは一線を画するものである。すなわち人の理にあらず。
曰く、その結果は何にも成し得ず。
曰く、その数は五つ。
曰く、それは世界を守るもの。
曰く、それはまさしく偶然の奇跡である。
それは魔法をあくまで些細な奇跡に留め、旅を続ける一人の少女だった。彼女は人間らしく、笑い、悲しみ、嘆き、喜び、感動しながら文字通り彷徨い続けた。
それ故に幻想の英霊に興味を持ち、定住することを決める。それが己が享受に反していようと。
これは一人の優しくも悲しい魔法使いの少女の物語でもある。
導かれるように魔法使いと英霊は会合する。それが吉と出るか凶と出るか、誰にもわからない。
「さて、お姉様を殺しにいくわよ!」
「あなたの場合、殺すと言うより壊すほうだと思うけどね。」
楔から解き放たれた英霊は目を見開き、空間を切り裂くように炎の大剣を構え直す。きっとそれは一つの目的のために。
「あと、こんな私のために協力してくれてありがとう。」
「いいのよ。別に私は、私が赴くままに好き勝手するだけだから。」
魔法使いは杖をクルクル回し、絶望をはねのけるように希望の歌を歌うように詠唱を始める。それこそ、気まぐれに。
二つの物語が紡ぐのは、日常と非日常、幸せと神秘、嘆きと悲劇という虹色かつ目立つ糸である。
彼女らに幸あれ。
Fate/Terminated Point参照
というわけで東方です。魔法使いです。パチュリーとかアリスとは違い魔法です。
そんな感じの要素で始めましたが、恐らく投稿は気まぐれになります。
ちなみに東方は地霊殿、輝針城、カンジュをやってます。イーグルショットのルナがむずい。まぁ、本作とは関係がないけど。なので、にわかとして執筆したいと思います。
感想、評価はしたの方で。反応があると嬉しくて続きを書きたくなるのでお願いします。
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早く投稿しろ