多分書き方が大分違います。
クロスオーバーものの方が難しいと言われているのに何やってんだ、俺と思っていますが、頑張ります。
教室は異様に静かだった。
席に座っている生徒たちは1人の生徒を見つめていた。
それもそのはず。
その教室はどこを見渡しても女子。
その中で男性はたった2人。
目立たないわけがない。
椅子から立っている男は女性たちの視線を気にせず口を開く。
「名前は石動 惣一だ。好きな食べ物はホットケーキ。苦手なのは自分が煎れたコーヒーだ。1年間よろしく〜」
石動 惣一は人懐こっそうな顔をして自己紹介をする。
その場にいた全員が苦手な物を聞いた時、頭の上にハテナマークが登ったが時間は有限だ。気にせずどんどん自己紹介をしていく。
そして、2人目の男の順番になったがボーッとしており、教師が何度も呼ぶことでようやく気づき、立ち上がる。
「織斑 一夏です。よろしくお願いします。」
教室中に『え、これで終わり?』みたいな微妙な空気が流れる。
織斑 一夏は無言を貫き、考えた末に
「以上です。」
と口にする。
数名の女子は思わずといった感じにずっこけた。
すると、織斑 一夏の頭をとある女性が叩いた。
パアンッ!という軽快な音がし、石動はお見事という視線を黒いスーツに身を包んだ女性に向けた。
一夏は恐る恐る振り向くと、
「げえっ、関羽!?」
「誰が三国志の英雄か、馬鹿者」
急に漫才みたいになった。
石動は必死に
(笑っちゃダメだ、笑っちゃダメだ)
と、笑いを堪えていた。
その間に話が進み、関羽と呼ばれた女性が
「諸君、私が織斑 千冬だ。君たち新人を1年で使い物になる操縦者に育てるのが仕事だ。私の言うことはよく聴き、よく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。
私の仕事は弱冠15才を16才までに鍛え抜くことだ。逆らってもいいが、私の言うことは聞け。いいな」
暴君そのものと言った言葉に石動は我慢していたことを忘れ、ワオと、どこかの風紀委員長のように呟いた。
数秒間経つと、
「本物の千冬様よーー!」
「きゃあああああっ!お姉様!もっと叱って!罵って!」
「躾けてほしい!」
教室中の女子が黄色い歓声をあげる。
それは音響兵器のようで、石動の鼓膜にダイレクトアタックする。
石動が耳を抑えていると、
「貴様は挨拶も満足にできんのか」
「いや、千冬姉、俺はー」
また、一夏が叩かれる。
「織斑先生と呼べ」
「…はい、織斑先生」
織斑 一夏が織斑 千冬の弟であることが判明した。
女子達は驚き、石動は
(いや、苗字一緒だし、妙に距離が近かったのに気づかなかったのかよ)
逆に驚いている女子に驚いた。
その後、チャイムが鳴り、波乱に満ちたショートホームルームは幕を閉じた。
力尽きた。