INFINITE・STARK   作:花蕾

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なんか、昨日以上書いた。
2日続けて書くって…
今回は2500字超えました。
祝!脱1000文字!


第十一話 血蛇、暴れる

数週間が経ち、ついに対抗戦の日となった。

 

もう既に一夏と鈴の戦いは始まっている。

 

その頃、惣一は

 

「さーてと、いきますか」

 

右手に持っている黒塗りの銃にボトルを差し込む。

 

【コブラ】

 

不気味な音声が流れ、続いて音楽も流れてくる。

 

「蒸血…」

 

キーワードを呟き、銃の引き金を引く。

 

すると、銃口から煙が出てき、惣一の体を包み込む。

 

【ミストマッチ!】

 

【コッ、コブラ…コブラ…ファイヤー!】

 

火花が散り、煙が消える。

 

そこには、真っ赤で宇宙服のようなパワードスーツを纏った惣一…いや、ブラッドスタークがいた。

 

「ん、んんー『声はこれで大丈夫だな』

 

少し唸ると、明るい感じだった声がダンディな声に変わる。

 

『フルボトルも持ったし、いくか。今回は前座だ!』

 

ズドオオオオンッ!!!

 

突如、アリーナの方から大きな音が聞こえる。

 

『あーん、俺以外にお客様がいるっていうのか。まあ、いい。やることをするまでだ』

 

片手にナイフ型の武器『スチームブレード』を構え、閉ざされたアリーナの扉の前に立つ。

 

『ふんっ!』

 

掛け声と共にその刃を振り落とす。

 

すると、アリーナの扉が綺麗に切り裂かれる。

 

そこからたくさんの女子生徒が出ようとするが、スタークに気づき立ち止まる。

 

「あれ、何」

「IS?」

「第1世代?」

 

『お嬢ちゃん達、道を開けてもらうぜ』

 

スタークが歩き出すと、自然と道が出来る。

 

どうやら、スタークの姿が不気味らしい。

 

ステージが見える位置までくると、一夏と鈴が一機のISと戦っていた。

 

『あん、あれはIS…だが戦い方がおかしいな。…そうか、無人機か!あれを完成させることが出来るのは篠ノ之束のみ。つまり、あれに使われているコアは存在しないはずのコアか!博士にちょうどいい土産ができたな』

 

遮断シールドは全て破壊されたわけではないので未だに残っている。

 

スタークはコブラフルボトルを再度セットし、

 

【コブラ!スチームブレイク!コブラ…】

 

エネルギー弾を発射し、シールドを破壊する。

 

「今度は何⁉︎」

「何だ!」

 

突然聞こえた破壊音に、一夏と鈴、さらには無人機までもが動きを止める。

 

『やあやあ、こんにちは、皆さま』

 

スタークのダンディな声がアリーナ中に響きわたる。

 

「また敵?」

「というか、どちらも第1世代かよ」

 

鈴と一夏のぼやきが聞こえる。

 

『おいおい、これはISじゃあない』

「じゃあ、一体なんなんだ!」

『声を荒げるなよ。俺はブラッドスターク。ま、これはいわゆるパワードスーツってやつだな』

 

ISではないことを訂正する。

 

『お前さんらのハザードレベルを測らせてもらうぞ』

 

スタークはスチームブレードを構えて一夏に突っ込んでいく。

 

「ちいっ!」

 

一夏も負けじと雪平弐型で応戦する。

 

しかし、スタークの激しいナイフ捌きについてこれずダメージを受けていく。

 

「くそ!」

「一夏、どいて!」

 

上空から鈴の声がする。

 

一夏はすぐに後方へと逃げる。

 

そして、スタークに衝撃波が当たる。

 

『なるほど、それが衝撃砲かぁ!しかし、飛ばれていると厄介なんでな、堕ちてもらうぞ』

 

スタークは、スチームブレードと使っている銃『トランスチームガン』を連結させる。

 

【ライフルモード!】

 

そして、コブラフルボトルとは別のフルボトルをセットする。

 

【フルボトル!スチームアタック!】

 

銃弾は、ロケットのように煙を出しながら飛んでいく。

 

鈴は避けようと横に動くが、銃弾はそれを追尾していく。

 

「きゃああっ!」

 

そして、ついに当たる。

 

「何、この攻撃…シールドエネルギーほとんど持ってかれた…」

 

この言葉に一夏やモニターから見ていた千冬、山田先生が驚く。

鈴のシールドエネルギーは一夏に比べると大分残っていた。

しかし、それを一撃で窮地に追い込んだのだ。

誰もが唖然としている状況で、

 

「一夏ぁっ!」

 

スピーカーから大声が響く。

 

「男なら…そのくらいの敵に勝てなくてどうする!」

 

その声に、一番最初に反応したのは無人機だった。

スタークめがけて撃とうとしていた砲口を、箒に向ける。

 

「まずい!鈴、やれ!」

「分かったわよ」

 

そして、一夏は鈴の射線に躍り出る。

 

「ちょっと、馬鹿!どきなさいよ!」

「いいから撃て!」

「ああもうっ……!どうなっても知らないわよ!」

 

一夏は鈴からの衝撃砲を受け加速する。

さらに瞬時加速も発動させ、超スピードで無人機に迫る。

 

「ウオオオオッ!」

 

零落白夜を発動させ、砲口がある右腕を切り落とす。

 

「いまだ!」

 

一夏の叫び声と共に、セシリアのレーザーが無人機とスタークを襲う。

無人機は小さな爆発を起こし墜落していく。

 

「ふう。これで終わったー」

 

しかし、無人機は再起動をし一夏に攻撃を加えようとする。

 

それを

 

『見苦しいぞ、お前』

 

スタークが受け止める。

 

「なっ!」

「あんた」

『勘違いするなよ。今日は織斑一夏、お前に用があって来たんだ』

 

スタークはピンク色のフルボトルをトランスチームガンにセットし、引き金を引く。

 

【フルボトル!スチームアタック!】

 

ピンク色の煙が出て行き、一夏を包み込む。

 

『俺の目的はこれで終わりだ。だが、せっかくだ。これももらっていこう』

 

スタークは無人機の胸の部分に手を突っ込む。

手を抜くと、球体のようなものを持っていた。

 

「まさか!468個目のコア!それに一夏に何をしたのよ!」

『なーに、下準備さ。体に害はない。安心しろ。それじゃあな、チャオ!』

 

スタークは、トランススチームガンから煙を出し身を包む。

煙が消えるとそこに誰もいなかった。

 

***

「ふう。一夏にバグスターウイルスの抗体を与えることも出来たし、おまけまでついてきた」

 

ブラッドスタークから元の姿に戻った惣一。

 

ちなみに、無人機のコアはロックフルボトルの力でスリープ状態にしている。

 

タイミングを見計らったように、博士から電話が掛かってくる。

 

『スタークさん、出来上がりましたよ。5台のゲーマードライバー』

「ナイスタイミングだ、博士」

『その言い草だと、織斑一夏に抗体を与えることは出来たみたいですね』

「まあな、それにハザードレベルを測る事も出来た」

『どのくらいでしたか、彼らは』

「織斑一夏のハザードレベルは2.1、凰鈴音は2.3だった」

『どちらも2.0以上ですか…』

「ああ、それとISのコアも手に入れた。今から送るさ」

『はあ!ISのコアですって!それはアラスカ条約で管理されているはずですが』

「聞いて驚け。無人機がIS学園にきた」

『…つまり、存在しないコアですか?』

「物分かりが良くて、何よりだ」

『こちらでコアの分析をして複製できないか、やってみようと思います』

「それもいいが、ベルトのほうが優先順位高いからな」

『分かってますよ、では』

「そうだな、チャオ」

 

電話を切り、静寂になる。

 

「ふはははっ!篠ノ之束、感謝しよう。おかげで計画は早く進みそうだ」

 

石動惣一の部屋の机の上には、

【プロジェクト:仮面ライダー】

という資料が置かれていた。

 

◇◇◇

 

学園の地下50メートルにある空間で、千冬はディスプレイを見ている。

 

そこには、一夏と鈴、無人機、スタークの戦いの映像が流れている。

 

千冬は無意識のうちに手に持っていた写真を触る。

 

(…お前だったら、どうする?巧)

 

写真には、高校生ぐらいの千冬と、篠ノ之束と思われる女性に、幼い一夏と箒、さらに千冬と同年代ぐらいの男が写っていた。

 




ついに明かされた惣一のプロジェクト。
千冬さんと束さんに新しく同級生を追加!
てか、分かりやすぎますかね。
次回は雑談コーナーです。
台本形式でやろうと思ってます。

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