INFINITE・STARK   作:花蕾

17 / 30
遅れてすいません。
そして、次回も少し間が空きます。


第十六話 蛇と兎、邂逅す

「海だーー!」

 

「コーヒーだ」

 

「おう。・・・マズっ!」

 

臨海学校初日、快晴ということもあって、バスの中からは綺麗な海が見える。

 

「織斑、バスの中だ。口にいれたものを吐き出すな」

 

「いや、千冬姉・・・」

 

「言い訳は聞かん」

 

「そんなぁ」

 

バスの中は賑わっており、惣一もヘラヘラと笑顔を浮かべているが、心の中では

 

(あの3人も来るし、なんかローグのやつも来るって言っていたな。あいつが言うには、この臨海学校で篠ノ之束が現れるといっていたが、本当か・・・まあ、何にせよ、この機会に全ライダーのハザードレベルを測っておくか)

 

しばらくすると、

 

「そろそろ目的地に着く。全員ちゃんと座れ」

 

千冬の言葉に全員が従う。

 

さながら軍隊である。

 

バスが旅館に到着し、4台のバスからIS学園の1年生がわらわらと降りてくる。

 

まるで人がゴミのよう、ゴホッ、なんでもないです。

 

「それでは、ここが今日から3日間お世話になる花月荘だ。全員、従業員の仕事を増やさないように注意しろ」

 

「「「よろしくおねがいしまーす」」」

 

全員の挨拶に着物姿の女将さんが丁寧にお辞儀をする。

 

「はい、こちらこそ。今年の1年生も元気があってよろしいですね」

 

女将さんは一夏と惣一を見て、

 

「あら、こちらが噂の・・・?」

 

「ええ、まあ。今年は男子がいるせいで浴場分けが難しくなってしまって申し訳ありません」

 

「いえいえ、そんな。それに、いい男の子じゃありませんか。しっかりしてそうな感じを受けますよ」

 

ヘラヘラ笑っている惣一は、しっかりしているようには到底見えない。

 

「感じがするだけですよ。挨拶をしろ」

 

「お、織斑一夏です。よろしくお願いします」

 

「石動惣一です。よろしく頼みます」

 

「うふふ、ご丁寧にどうも。清洲景子です」

 

その後、各々は自分が止まる部屋に入っていった。

 

◇◇◇

 

初日は1日自由時間のため、ほとんどの生徒は海へと向かっていた。

 

(そういえば、あの3人来るって言っていたが、部外者は入れないようになってんだよな〜。手引きしたほうがいいのかねぇ。ナイトローグ?あいつは勝手に侵入してくるよ)

 

惣一は1人、部屋でごろごろしていると、突如電話がかかる。

 

「もしもし」

 

『石動。もう既にそちらに篠ノ之束が来ていることが分かった』

 

「それは本当かい?ローグ」

 

『ああ。間違いない。更識簪からの情報だ』

 

「ほう。サイボーグ簪からの情報なら本当だろうな」

 

『・・・サイボーグと言うとあいつキレるぞ』

 

「目の前で言わなきゃいいんだよ」

 

『まぁいい。私ももう少しでそちらに着く。先に暴れていろ』

 

「OK〜」

 

『後、見たことの無いライダーシステムが確認されているが、お前か?』

 

「そんな訳無いだろ」

 

『・・・それならいいが』

 

「んじゃ、お先に。チャオ!」

 

『ああ』

 

惣一はナイトローグとの電話を切り、トランスチームガンを取り出す。

 

「はあ。ここでゲームライダーに関わっているのがバレるのはマズイか」

 

そういうと、惣一の体からゲル状の物が出てくる。

 

ゲル状の物体は1人の人間に変化していく。

 

「さて、これで大丈夫だな」

 

【コブラ】

 

「蒸血」

 

【ミストマッチ!】

 

【コッ、コブラ…コブラ…ファイヤー!】

 

惣一はブラッドスタークに変身し、もう1人は

 

【マイティーアクションX!】

 

【ガシャット!】

 

「グレード2、変身」

 

【ガッチャーン!レベルアップ!マイティ ジャンプ!マイティ キック!マイティーーアクション!X!】

 

ゲンムに変身する。

 

そして

 

【ステージセレクト!】

 

どこかへ行ってしまったが、スタークは気にすることなくスチームガンを使って移動しようとする。

 

だが

 

『・・・篠ノ之束ってどこにいるんだ、今?』

 

肝心の場所を聞いておらず、部屋の窓から見渡してもそれらしき人物は見当たらない。

 

『ああ、やらかしたな。ローグに聞いておくべきだったか。ま、浜辺で騒ぎを起こせば来るだろ』

 

トランススチームガンから煙をだし、自身を浜辺へと転移させる。

 

浜辺に着いた途端に

 

【デビルスチーム!】

 

スチームブレードから紫色の煙を発生させ、浜辺にいた生徒を包みこませる。

 

煙が晴れると、そこには人ではなく怪物『スマッシュ』がいた。

 

それにより、ビーチは大混乱になる。

 

「きゃあああ」

「そこどいてよ」

「邪魔よ」

 

旅館の方に皆逃げていくなか人混みを逆走していく人物が2名いや、その少し後ろにもう1名いた。

 

「スターク、一体何のつもりだ」

 

「そうだよ。束さんの箒ちゃん鑑賞を邪魔して」

 

『ハザードレベルを測りに来ただけだ。何しろ仮面ライダーが2人もいるんだ。しない手は無いだろ』

 

「じゃあ、どうしてあの子をスマッシュにしたのかな?」

 

『お前達を効率よく呼ぶためだよ。つまり、お前達のせいなんだよ。織斑一夏、篠ノ之束』

 

「くそ」

 

「いくよ、いっくん」

 

一夏はゲーマードライバーを、束はビルドドライバーを腰に巻く。

 

【タドルクエスト!】

 

【ガシャット!】

 

【ラビット!タンク!】

 

【ベストマッチ!】

 

一夏はガシャットを起動させ、束はビルドドライバーにラビットフルボトルとタンクフルボトルを挿し込む。

 

【Are You Ready?】

 

「「変身!」」

 

【ガッチャーン!レベルアップ!タドルメグル タドルメグル タドルクエスト〜!】

 

【鋼のムーンサルト ラビットタンク イェーイ!】

 

一夏はブレイブに、束はビルドに変身する。

 

2人の正義の戦士が惣一に牙を剥く。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。