黎斗:諸君、あのガシャットは数話中に使われるぞ。楽しみに待っておけ!!
惣一:分かった分かった。さてさてどうなる第二十話!
黎斗:どう使われるか、それは作者次第だ
惣一は自分に振り当てられた部屋で目を瞑ったまま、何かを呟いていた
「アメリカ・イスラエルの共同開発の『銀の福音』が暴走。50分後に2キロ先の空域を通過。…特殊射撃型か。現在、超音速飛行中ねぇ」
その情報はそこにいる惣一が知っているはずのない情報だった
しかし、彼は何らかの方法を使ってそれをリアルタイムで取得していた
「作戦の要は、やはり、織斑一夏か。まあ、妥当だな…第4世代?」
ニヤニヤ笑っていた顔が急に真顔になる
「おいおい、それはちっとまずくないか。まあ、いい。俺は今回の件は余り手を出すつもりがないからな。見届けさせてもらうぞ、正義のヒーローさん」
***
あれからとっくに50分は過ぎたが、一夏は帰ってこなかった
「はあ。今、お前にリタイアされたら困るんだよ、織斑一夏。とっとと復帰してもらうぞ。だが、一夏の前にあいつだ」
惣一は自分の部屋から出て箒の部屋の前に来ていた
「入るぜ」
扉は開いていた
「よお」
「…」
惣一の言葉に目も返しやしない
「はあ。お前が戦いに出ないのは勝手だ。けど、そうなった場合、誰が代わりに出ると思う?」
「…」
「束だ。束は今回の件を負い目に感じているはずだ。だからお前がやらなきゃ自分から手を挙げるだろう。けど、今のあいつじゃ福音に勝てない。そうなれば政府の連中は寄ってたかってビルドを責める」
今のビルドの持つフルボトルでは福音に勝つのは不可能だ
可能性があるとしたらゴリラモンドの低確率の即死だろうが、まず当たらないし、正義のヒーローはそれを使いたがらないだろう
「…お前が戦うしかないんだよ!お前にもわかってるはずだ。だから何かを期待して閉じこもってんだろう!」
惣一の台詞に箒は顔を上げる
「何をためらってる!お前には守りたい物があるんじゃないのか?
自分が信じる正義のために戦うんじゃないのか?
それとも全部嘘だったのか!?」
弱々しく箒は立ち上がる
「だったら、どうしろと言うんだ!もう敵の居場所も分からない!戦えるなら、私だって戦う!」
「ふっ。その顔だ。辛気臭い顔はお前には似合わん。敵の場所は直ぐに分かるさ、直ぐにな」
惣一はそう言い、部屋を出て行った
「次は織斑一夏だ」
惣一は呟き、意識を一夏の精神に飛ばした
『よお、一夏』
一夏の精神世界に入った瞬間に惣一の姿はブラッドスタークへと変化していた
「…」
『ここでもおねんねか』
「そこから離れなさい」
『っ!誰だ!』
スタークは勢いよく振り向くと白い甲冑を着た女性が立っていた
「だから、そこから離れなさい」
『お前、誰だ…いや、答える気はないな。予想としては白式の…いや、白騎士のコア人格ってところか』
「なっ!そこまで頭が回るとは…」
『んー、あんたに任せておけばこっちは何とかなるな。つまり、俺の仕事は終わったということだ。それじゃあな。チャオ!』
そして、一夏の精神世界から姿を消した
***
惣一は精神世界から出てくると、近くのベンチに座る
「流石の手腕と言うべきか。石動惣一、いや、ブラッドスターク」
「お前は…」
「数日振りというべきか」
『タドルエンド』
『ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!タドルシニガミ タドルケツマツ タドルエンド〜!』
「この前の…!一体、何のようだ」
「何、お前の本来の目的は知っている。だから、お前が力を取り戻す前に倒す」
「おいおい、それだったらこの前、俺を倒せばよかったのだろうに。意味が分からん」
【コブラ】
「蒸血」
【ミストマッチ!】
【コッ、コブラ…コブラ…ファイヤー!】
『ガシャコンサイズ!』
「こちらの都合だ」
『そうかい!そのまま、大人しくしておいてくれたら嬉しいんだがな!』
「そいつは無理な相談だ!」
鎌とブレードが火花を散らしながらぶつかりかりあう
その時、脳内から声が聞こえてきた
“おい、石動惣一聞こえるか”
“黎斗か。今、忙しいんだよ!”
“手短に言う。『ドレミファビートガシャット』が銀の福音に取り込まれた”
“はあ!?あれはお前がもってるんじゃないのか”
“パラド、いや、アスナが勝手に持ち出した”
“めんどくさいことになったな。おい、こいつの相手、頼めるか?”
“当たり前だ。私の許可がないガシャットなど捻り潰してみせる”
スタークの体から粒子が飛び出していき、黎斗が現れる
「私の許可がない不正なガシャットを排除する」
『マイティアクションX!』
スタークはドレミファビートガシャットを取り込んだ福音の元へと急ぐ
今の一夏達には第4世代があるからといっても荷が重すぎるものなのだから
***
「織斑先生!銀の福音に変化が!」
「何⁉︎」
モニターを見れば、銀の福音は、ボディがシルバーから黄色に変わり、肩にはスピーカーが、左のアームにはターンテーブルが装着されていた
「…ちーちゃん、私も行くよ」
「束、お前が行ったら…」
「分かってる。でも、それでも行くよ」
「…無茶するなよ」
「うん」
【タカ!ガトリング!ベストマッチ!】
【Are You Ready?】
「変身!」
【天空の暴れん坊!ホークガトリング!】
ビルドが翼を広げ、飛び上ろうとすると
「その必要はない」
民族衣装のような服装をした男が呼び止める
「誰?」
「なぜなら、お前はここで俺に倒されるからだ。培養」
【インフェクション!レッツゲーム!バッドゲーム!デッドゲーム!ワッチャネーム!?ザ・バグスター!】
男はガチャコンバグヴァイザーを右腕につけると体にオレンジ色の何かが広がる
何かが無くなると緑色のドラゴンを模したバグスター『グラファイトバグスター』に変化した
グラファイトはグラファイトファングを構えビルドに襲いかかろうとする
「行ってください。束さん」
それをエグゼイド、スナイプ、レーザーが止める
「君達…」
「いいから!!」
「わ、分かった」
ビルドは飛び上がり、福音へと向かう
3つの戦場の幕が今、開かれた
次回はゲンムVSナラク、グラファイトVSエグゼイド&スナイプ&レーザー、スタークVS福音VSビルド&一夏ラヴァーズをします
響奏さんの『INFINITE・CROSS・MASKDRIDER 《エターナルウォーズ》』とコラボ中です。
ぜひ見てください。