??「さてな」
惣一「誰だ、おまえ?」
??「INFINITE・DESTROY、主役の門矢零だ。よろしく頼むぜ、セ ン パ イ」
惣一「ふざけんな!だれがよろしくするか!遅れた原因、おまえだろうが!」
零「知るか。さて、前回の出来事。並行世界にて、IS学園を強襲した博士たち。謎のボトルを持って帰還」
惣一「全て言うなよ。ま、いい。せっかく来たんだからコーヒー飲んで行けよ」
零「お、ありがたいな。…マズっ!」
惣一「計画通り(ニヤッ)さてさてどうなる、第二十五話!」
零「ふざけんなよ…」
「始まったか。世界の分岐点はすぐそこだ」
とある丘で死神の見た目のナラクはそう呟く。その目の先には何もないはずだが、何かをしっかりと見据えていた。
***
「これが目的の物かい?」
「ええ」
惣一と博士は“Φバース”とラベルが入ったボトルを見る。
「ええ、まあ。このボトルに封じ込めたISには“空間を上書きする”という非常に稀有な能力を持っています」
「ほう…なるほどなぁ。大体分かった」
惣一はニヤリと笑った。
「それの解析にどれくらいかかる?」
「解析だけだと直ぐですが、応用するとなると最短で3時間、長くて6時間ですね」
「了解した。んじゃ、最上魁星はライダーに任せよう。このフルボトルは持って行かせてもらうぞ」
「ええ。お好きなように」
惣一は机の上にある二本のフルボトルを手に取る。そのフルボトルには不死鳥とロボットが彫られていた。
***
IS学園…
「織斑先生、大変です!謎の化け物が!」
「チィッ!専用機持ち達は!」
「出撃済みです。しかし、攻撃が効かないとの報告が」
「攻撃が通じないだと!」
IS学園では青いツナギを着たバグスター“ネビュラバグスター”が侵略してきていた。
「先日、編入した3人を呼べ!」
「はい!」
「それと織斑一夏に通信を繋げ!」
「分かりました!」
白式に搭乗している一夏に通信を繋ぐ。
「織斑、聞こえるか?」
「千冬姉!」
「織斑先生と呼べ、馬鹿もの。いいか、聞け。お前も分かっているようにIS の攻撃が効かない。だから、アプローチを変える」
「アプローチ?」
「変身しろ、織斑。いけるな?」
「もちろん」
【タドルクエスト!】
「変身!」
【レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!アイム ア 仮面ライダー!】
一夏はブレイブ レベル1に変身し、ネビュラバグスターに攻撃を加える。
「効いた!」
ISの攻撃を効かなかったネビュラバグスターに攻撃が通った。その事実に千冬は自分の考えが当たっていたことを確信する。
「IS部隊に告ぐ。現在進行中の敵に、ISの攻撃は効かないことは分かったはずだ。しかし、足止めならできる。遠距離攻撃で威嚇するなり瓦礫を飛ばして道を塞いだりしてな。一般生徒が避難する時間を稼げ!いいな!」
千冬はネビュラバグスターと交戦しているIS部隊、教師陣や専用機持ちに通達する。
「やっと着いた〜」
「ユウキ、さっさとやるわよ」
「ノリノリで行っちゃいますか」
【マイティアクションX!】
【バンバンシューティング!】
【爆走バイク!】
ユウキ達もレベル1に変身し、
「よっと、もう一発」
ユウキはガチャコンブレイカーのハンマーモードで軽快にリズムよく叩いていく。
「バン!バン!ハアッー!」
シノンはガチャコンマグナムで連続で撃ち、自身を弾丸のようなエネルギーを纏わせ突撃し一気に数を減らす。
「よいしょ。ほらよっと。おりや」
アルゴは腕についたバイクのタイヤ型の武器でネビュラバグスターを殴り倒していく。
「レベル1じゃ時間がかかるか」
「だね。あ、一夏。黎斗さんから」
ユウキは一夏に向けて蛍光色のガシャットを投げ渡す。
「おっと。ドレミファビート?ま、使ってみるか」
【ドレミファビート!】
「じゃわたし達も」
【ジェットコンバット!】
「いくよ〜」
【ゲキトツロボッツ!】
「さて、レベルアップといこうカ」
【ギリギリチャンバラ!】
「大大大変身!」
「第参戦術!」
「三速」
「え?じゃ、じゃあ俺も。術式レベル3」
【ガッチャーン!レベルアップ!】
【マイティ ジャンプ!マイティ キック!マイティ マイティ マイティアクションX!】
【タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!】
【ババンバン!ババンバン!バンバンシューティング!】
【爆走 独走 激走 暴走 爆走バイク!】
【アガッチャ!】
【ぶっ飛ばせ!突撃!ゲキトツパンチ!ゲ・キ・ト・ツロボッツ!】
【ド・ド・ドレミファ・ソ・ラ・シ・ド!OK!ドレミファビート!】
【ジェット!ジェット!イン・ザ・スカイ!ジェットジェット!ジェットコンバット!】
【ギリ ギリ ギリ ギリ!チャンバラ!】
レベル3になったユウキ達がネビュラバグスターに攻撃しようとした時、
「ブラボ〜」
謎の声と共に銃弾がユウキ達に放たれ、ユウキ達は吹き飛ばされてしまう。
「くっ。お前は…」
一夏の視線の先にいたのは赤い歯車が体の右半分についている怪人だった。
「ぐっどもーにんぐ〜かめんらいだ〜」
ゆったりとした口調であぐらをかいていた赤い歯車の怪人“カイザーリバース”は手をひらひらとユウキ達に向けてかざす。
「これはお前がしたのか!」
一夏は厳しい口調で詰問する。
「いぐざくとり〜。このネビュラバグスターたちがエニグマの活力になるのだ〜」
「ふざけるな!」
エニグマというのは何か分からないが、原因であるカイザーリバースに向けて一夏は走り出す。
その進路を閉ざすようにネビュラバグスターが現れ一夏を抑える。
「おまちかねの〜エニグマ、起動〜」
カイザーリバースがそういうと、どこからともなく透明な波動が発せられ世界全体を包み込んだ。
「なっ、一体…」
「ISが急に」
「どうなってんのよ!?」
IS部隊のISが粒子状になって消え待機状態に戻る。箒たちは再起動しようとするが反応がない。
「これがエニグマの力だ〜。ISのコアをファァァンキィィィーにした」
一夏達は驚きを隠せない。この世界における戦力はライダーシステムのほうが性能が良いが、絶対的な数はISが圧倒的に多い。
「かめんらいだ〜、いくらおまえたちでも〜守れないものがひとつある。それは世界の命だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
『ファンキーアタック!ギアエンジン!』
カイザーリバースがもつ紫色の銃“ネビュラスチームガン”から歯車状のエネルギー弾が発せられ仮面ライダー達に衝突。変身が解除されてしまう。
「世界が終わるまであと24時間!せーぜー自分たちの無力さを嘆くといい。ふぁぁぁぁんきぃぃぃぃたぁぁぁぁいむっ!」
ネビュラスチームガンから煙をだし、カイザーリバース自身を包み込む。その煙が晴れたときにはそこにカイザーリバースはいなかった。
◇◇◇
篠ノ之束は周りにいた人が避難を完了したことを確認してネビュラバグスターと戦闘から離脱し、自身のラボがあり、惣一がオーナーを務めるカフェnasitaに帰っていた。
nasitaに一つだけあるテラス席には灰色の髪をした見慣れない初老の男性が座っていた。
「あの、今はやってませんよ」
束はカフェが今は閉まっていることを伝える。
「ああ、知ってるさ。ああ、お前さんには『こっちの声のほうが馴染み深いか』」
初老の男性の声が突如、スタークの声に変わる。
「っ!スタークか!一体何をしに…」
『怖い顔するなよ。この状況は俺にとっても良い状況じゃなくてね。少し、ヒントをやろうと思ってな』
「ヒントだと…」
『今暴れている怪物はネビュラガスとバグスターウィルスを融合させたネビュラバグスターだ。それを倒すことができるのは、ゲームの力を持つゲームライダー。つまりエグゼイドたちだっけってことだ』
スタークはコーヒーミルを取り出し、コーヒー豆を煎れながら説明する。
「なぜ、それをおまえが…」
『昔、並行世界を立証しようとした物好きがいた。名前は最上魁星。元ファウストの科学者さ。うげっ、まずっ!』
スタークを自分の煎れたコーヒーをまずそうに吹き出す。
「最上魁星…」
『ああ、そうさ。奴は“カイザーシステム”を完成させた。そして並行世界に移動できる装置“エニグマ”もな。ま、詳しいことはおまえが持ってる葛城巧のデータベースにアクセスしてみるといい。詳しく載っているぞ。そして、これは前払いの報酬だ』
スタークはポケットから三本のボトルを取り出しテーブルの上に置いた。
スタークは鞄にコーヒーミルとカップを直し立ち上がる。
『じゃあな、ってああ、そうそう。この顔で俺を探しても無駄だぞ』
スタークが顔に手をかざし、それが払いのけられると、中性的な黒髪の少年が立っていた。
『こんな風に変えれるからなぁ。それじゃあな、チャオ♪』
スタークはそのままnasitaのある路地を出て行った。
「っ!ま、待て!」
束がその背を追いかけ、大通りに出るが既にスタークの姿は見失っていた。
「くそっ!」
束は壁に拳をぶつけ、声を絞りだすしかなかった。
余談
スタークがなっていた姿
灰色の髪をした初老の男性→茅場晶彦
中性的な黒髪の少年→桐ヶ谷和人
この度、鉄血のブリュンヒルデ様の『インフィニット・ストラトス 世界への反抗』の第83話にうちの惣一を、サルミアッキ様の『IS EVOL A KAMEN RIDER?〜無限の成層圏のウロボロス〜』第八十八話の前書きにうちの惣一と黎斗を出させていただきました。ありがとうございます。