博士「いや、巻きすぎじゃない?それ」
惣一「本編の更新が4ヶ月ぶりなんだよ!さっさと本編いくぞ!!」
エニグマの中を進んでいく束と千冬。中には特に何もなく、上の制御ルームまでは一気に行けそうだ。
「急ぐぞ!束」
「うん!」
二人は走り出す。一応、周りを警戒しながらのため、最高速度とまではいかないものの常人では10分以上かかる道のりを5分以内で走りきったのは束と千冬の卓越した運動能力によるものだろう。
「よし、ついた!」
「さっさと操作するぞ!」
「任せて!」
束は操作に使われているパソコンのキーボードを勢いよく叩きはじめる。その素早い指の動きは圧巻だ。千冬もパソコンは使えるが、下手に触ると束の邪魔になるため、束が後ろから襲われることがないよう警護役を務める。
「あ〜聞こえる?」
『ああ、聞こえてる。そちらの世界の篠ノ之束さん』
「OK、OK。君が誰かは知らないけど自己紹介は後」
『ああ、そうだな。で、どうするんだ』
束は事も無さげに異世界の人物と連絡を取り合う。束は確信していた、自身のこの通信が受け取るのが悪いやつや魁星ではなく、正義を宿した人物である、と。勿論、束は予知能力者ではない。ただ、そんな気がして、それを思考に組み込んだのだ。
「じゃあ、こっちの指示を聞いて!」
『ああ』
「エニグマの出力を最大にして!」
『なっーーそんなことしたら世界が消滅してしまう!?』
「狙いはそうじゃない!今は説明ができない。だけど信じて!」
ぐっ、とパソコンの先にいるタクトは声を漏らす。異世界の人物とはいえ、自身の師である束。その言葉を信じて実行したいが、はいそうですか、と実行できる内容でない。どうすべきか、と目をあちこちに回す。決断は急がなくてはならない。そんな中、一夏が、
『やろうぜ、タクト』
『一夏?だが、これをしたら世界が…』
『確かにそうかもしらない』
『そうだろ』
『だが!!俺は束さんを信じたい!なあ、タクトはどうなんだ?』
『俺はーーーーーーああ、そうだな。信じよう』
「じゃ、いくよ…3 2 1」
「『科学の作る未来はどっちだ』」
タクトと束が同時にパソコンのエンターキーを押す。すると、エニグマが起動し、融合を開始する。
「うおっ、トンネルが崩れるじゃねぇか。なら、さっさとこいつらを叩きのめす!!」
エニグマが起動したことにより崩れそうなトンネル。パソコンがある場所はエニグマ内で安全だが、幸利がいる場所はそこまで安心できない。
【complete】
幸利は右腕の時計型デバイス『ファイズアクセル』からアクセルメモリを抜きファイズフォンに装填。仮面ライダーファイズ アクセルフォームとなった幸利は、さらにファイズアクセルのスタータースイッチを押す。
【START UP】
その瞬間、幸利の速度は1000倍となった。ナスカドーパントも加速して同じ土俵に立とうとするが、幸利が速すぎる。
【three】
幸利の独壇場の中、リミットを告げる機械音が静かに鳴る。
【two】
ドーパント達にマーカーが照射される。
【one】
そのマーカーの全てに向け同時にキック。アクセルの加速により可能となる同時必殺キック。
【time out】
【re−formetion】
終了を告げる合図と同時にドーパント達は必殺のキックが放たれることに気づく。しかし、時既に遅し。対応することはできない。なぜなら、既に放たれているからだ。ドーパント達がわかるのは、結果のみ。
「よし、これで。あっ、」
幸利が後ろを向くと、崩壊を本格的に始めているトンネル。仮面の中で冷や汗を垂らす。ギギッと前に向き直し
「ふざけんなー!!」
情けない声を叫びながら走り出した。
一方、INFINITE・STARKの世界のIS学園のグラウンドでは
零が巧みにライドブッカーを操り、五体の怪人を相手取っていた。
動き出したエニグマを見上げる。
「そろそろか。ならこっちもそうそうに切り上げてあちらに行くか」
【ATTACKRIDE SLASH!】
アタックライド スラッシュを発動。分身したライドブッカーの刀身が2体の怪人を切り刻み破壊する。
【ATTACKRIDE BREAST!】
今度は銃身が分身し、残りの怪人を蜂の巣にする。
「さてと行くか」
零は歩き始める、仮面ライダーが集結する場に。
完全に完成したエニグマ。それは手をつかみ合っているような形をしている。そのエニグマの腕の部分を掛けるものが一つ。
ファイズの専用バイク『オートバジン』だ。幸利が操縦しており、その後ろにはタクトが乗っている。
「ふぅ、到着」
幸利とタクトが降り立った場には既に複数の戦士がいた。
仮面ライダービルドーーー篠ノ之束
仮面ライダーエグゼイドーーー紺野木綿季
仮面ライダークローズーーー織斑千冬
仮面ライダーブレイブーーー織斑一夏
仮面ライダーダークディケイドーーー門矢零
そして、
『よっ、久しぶり〜でもないか』
「スターク!!」
大体こいつが悪い、ブラッドスターク。ロクなことにならないと、束は警戒するが、
『おいおい、そんなカリカリすんなよ。イイもん持ってきてやったんだからさ』
「良いもの?」
『これだよ、ほれ』
スタークは一つのボトルをタクトに投げ渡す。タクトはそれを反射的に取る。
「これは…」
『お前のΦバースのデータが入ったボトルだぁ。それを振って中の成分を振りかけな。力が戻るはずだぜ』
言われたようにすると、ボトルから光の粒子が現れタクトに吸い込まれてゆく。タクトはようやく元々あったものが戻ってきたという懐かしさを感じる。
『さて、これで舞台は整った。後は任せるぜ、仮面ライダー♪』
スタークはそう言いどこかへと去る。
それを見送った後、正義の戦士達はエニグマへと目を向ける。
「さあ、行こうか」
「ああ」
【ラビット!タンク!ベストマッチ!】
【マイティアクションX!】
【Wake Up!CROSS-Z DRAGON!!】
【KAMDNRIDE】
【standing by…】
「「「「「「変身!」」」」」」
【鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!】
【マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!】
【Wake Up BURNING!! Get CROSS-Z DRAGON!!Yeah!!】
【タドルメグル タドルメグル タドルクエスト!】
【DECADE!】
【complete!】
また、エニグマの上では
「Φバースの力を受け渡すためにエニグマを起動させたか」
「なんともファンキーなやつだぜ!」
「だが、これでお前たちは私たちに勝てなくなった」
「その通り!!見せてやる!カイザーシステムの真の姿を!!」
【ギアリモコン!】
【ギアエンジン!】
【ファンキーマッチ!】
「「バイカイザー」」
二人の最上魁星が同時にネビュラスチームガンの引き金を引く。
二人の最上魁星は一つとなり、赤の歯車と青の歯車の両方が身体の至る所に装着される。
【パーフェクト!】
「フハハ、これがバイカイザー。素晴らしい力だ。これなら世界を、いや、宇宙そのものを支配することができる!!」
「だから、どうした!」
「それで誰かが苦しむんだったら、俺たちが止めてみせる!」
「それが俺たち仮面ライダーだ!!」
「この姿を見て歯向かうとは。ならば、かかってこい!!」
バイカイザーが手をかざすと、どこからかガーディアンがうじゃうじゃと湧き出してくる。
「おい、ビルド、エグゼイド、えっとそこの蝙蝠のお前。お前らはエニグマに行って最上魁星を止めろ。下の雑魚は受け持ってやる」
「わかった!」
束はビルドフォンをマシンビルダーに変形させ、ユウキはアルゴから借り受けた爆走バイクガシャットを起動し、バイクに乗る。タクトは飛行ユニットを使い移動しはじめる。
一夏と千冬、零、幸利は各々の武器を構え散開した。
世界の命運をかけた戦いが始まった。
お久しぶりです。無事、この作品のスランプを抜け出しました。今月中には続きも書くので許してください。
現在、桐野 ユウさんの『IS魔法ビルド さあ実験を始めようか』でコラボ企画にうちの惣一も出ております。そちらもご覧下さい。
また、私の別作品、INFINITE・DESTROYの本編が終わったので大型コラボを企画しております。作者様でも読者でも参加できるようにしておりますので、概要を私の活動報告の『大型コラボ始動!』に載せてありますので是非ご覧ください。
じゃ、私はVシネグリス見てきます。ばいなら