結構うれしい
1日目の授業を全て終え、時は放課後。
一夏は
「うう……」
教科書片手に唸っていた。
惣一が一夏に今日の授業の内容を教えているのだが、惣一も完璧に授業の内容が分かったわけではない。
そのため、勉強は難航していた。
そこに
「ああ、織斑くんに石動くん。2人ともまだ教室にいたんですね。よかったです。」
山田先生が書類をもって現れた。
「はい?」
「えーっと、何かありましたっけ?」
2人は教室にいたことをよかったと思われたのか分からなかった。
「2人とも、寮の部屋を決めてもらいます」
そう言って部屋番号が書かれてある紙とキーを2つ取り出した。
「えっと、1週間は自宅から通学するっていう話でしたけど」
「俺もそう聞いている。だから、今日荷物を持ってこなかったんだが」
事前の説明と違う内容が出てきて困惑する。
「政府特命があって、寮に入るのが今日になりました。一ヶ月もすれば2人とも個室になりますから、どちらか1人は相部屋で我慢してください」
大人の事情というのが分かったので、2人は
「おい、一夏お前相部屋行け。俺が個室にいく。女子と話すのはお前のほうが得意だろ」
「いやだよ。お前が行けよ。」
どちらが個室が行くのか争っていた。
「んじゃ、ジャンケンで決めよう」
「おう。そうだな」
会話が平行線になりそうなことが分かったのか、ジャンケンで決めることになった。
「「最初はグー、ジャンケン、ぽいっ」」
「「あいこでしよっ!」」
「うっしゃ、俺の勝ち〜。頑張れよ、一夏」
惣一が個室となった。
「よし、決まったようだな」
いつの間にか織斑千冬がいた。
「荷物は手配しておいてやった。ありがたく思え」
2人は苦笑いをしながら
「ど、どうもありがとうございます…」
「どうも」
バシッ!
「教師には敬語を使え、石動」
「はっ、はい」
石動は頭を抱え、声を絞り出す。
「一夏のほうは着替えと、携帯の充電器があればいいだろう。石動のほうはIS学園用にまとめてあった荷物を受けっとっている」
理不尽さが大いに滲み出る。
「じゃあ、時間を見て部屋に行ってくださいね。大浴場がありますが、2人は今のところ使えません。」
「え、なんでですか?」
一夏が山田先生の言葉に疑問を覚えると、千冬と惣一から呆れの目が飛んできた。
「あのな、一夏。お前、年頃の娘と風呂入りたいのか?」
「あー…」
惣一の言葉に一夏は合点がいった。
この後、一夏がホモと山田先生とクラスの女子に思われたり、腐女子たちにより一夏と惣一のカップリングが出来上がったりした。
その夜、竹刀で叩いかのような音がしたが、自分で淹れたコーヒーのまずさを再認識していた惣一は何も気づかなかった。
ビルドの最終フォーム見たんですけど、まあ…うん
俺からはなんとも言えない