今日も俺は半殺しにされる   作:荒北龍

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いやぁ~、モンスターハンターでこんな話があったらいいなぁ、と思って書きました!
どうぞ見てください!!




モンスター
モンスターハンター


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の名はモンスターハンター

 

その剣はモンスターの頭をカチ割り

 

その太刀はモンスターの体を引き裂く

 

その矢はモンスターの頭に百発百中一撃必殺

 

彼に狩れぬモンスターは無

 

彼は狩る者

 

彼こそはハンター

 

モンスターハンター

 

その冷徹な眼に見えるはモンスターの死

 

彼の後ろにはモンスターの死体

 

彼の手には武器とモンスターの頭

 

彼に愛は無

 

あるのはモンスターを殺すこと

 

彼こそはハンター

 

モンスターハンター

 

人を守る英雄ではない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼はモンスターハンターだ

 

 

 

 

 

 

 

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パチパチ!!

 

 

その歌を聞いた者は次々と金を投げ渡す。

その歌を歌っていた者は金を巾着袋に入れてその場を立ち去る。

歌っていた者は嬉しそうに金を拝借する。

 

 

「いやぁ~モンスターハンター、上位ハンターとは聞くが、俺にとってはG級ハンターだよ、今日もこんなに儲かった儲かった」

 

 

歌っていた者はそのまま上機嫌で歩いて行く。

すると歌っていた者は「そう言えば」と、空を見上げる。

 

 

「モンスターハンター、居たら是非とも会ってみたいものだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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~ギルド~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いって~、ウルクススの突進をまともに食らっちまったぜぇ~」

 

「大丈夫かよ、にしてもさすがに下位の防具で上位はきついなぁ」

 

 

彼等は調度氷海で上位のウルクススのクエストを受けてウルクススを討伐してギルドに帰ってきたところ。

上位のウルクススは下位とは比べ物にならないほどに強い。

そのため下位より報酬は高く、その素材で加工された武器と防具は下位とは比べ物にないほどに強く、固く、頑丈だ。

しかしその上をいくモンスター、それがG級。

G級モンスターを狩れるハンターは上位のハンターでは絶対に居ないだろう。

G級のモンスターを狩れるのはこの世でも指で数えるほどしかいない。

その数少ないハンター、それがG級ハンター。

その為にそのハンターは伝説のような存在、報酬も高く、その実力は確かなものだ。

とても人間とは思えない身体能力、下位や上位のモンスターなどは最早眼中にすらないだろう。

誰もが憧れるハンター。

G級ハンターは強さごとに順位がある。

全部で15位まであるが、その15位までがそれぞれに二つ名がある、そしてその15位の中で1位のハンター、それが世界最強のハンターだと言われている。

そしてその15位までのG級ハンターしかG級のクエストを受けるこができない。

そもそもG級に上がるためにはこれ等の条件が必要だ。

 

 

一つ、上位の歴戦古龍を討伐

 

二つ、ギルドが認めるハンターであること

 

三つ、これらを踏まえ、G級ハンター5人以上がG級に上がる許可を与える

 

 

これ等の条件があればG級になり、G級ハンターになることができる。

誰もがG級に上がりたがる。

 

 

 

 

 

 

一人を抜いて。

彼はG級ハンターになる事をこれ等の条件を無視してなれる許可をもらっている。

しかし彼はG級ハンターになることを拒み、上位にとどまった。

それがモンスターハンター。

彼は上位でありながら二つ名を持ち、G級モンスターを倒すことができるハンター。

しかし彼の考えていることは誰にもわからず、彼はいつもソロでモンスターを討伐する。

そのためギルドもこのハンターを問題視している。

そして一度狩に行くとなかなか帰還しない。

但し、帰還するといつも決まって【少なくとも】百体以上の下位と上位のモンスターを討伐する。

モンスターハンター、過去、年齢、性別と言った情報が全く無く、彼の狩りの仕方も殆ど何も分からないハンター。

しかし確実なのが

 

彼はモンスターを必ず殺すことだけが確かだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ハァ!ハァ!ハァ!」

 

 

───何で?何で?何で?何で?何で?何で?

 

───なんでなんでなんでなんでッ!?

 

このクエストは下位の村を襲うドスジャギィを討伐するだけだったのに。

初心者の、駆け出しハンターが受けるような簡単な、そんなクエストだったはずなのに!

何でこんなことに?

 

 

ドサッ

 

 

「ひっ」

 

 

 

 

グオオオオオォォォォォォ!!!!

 

 

 

 

その砲口は天地を裂き

 

その剥き出しになった牙で全てを食い尽くす

 

その息は全てを溶かし

 

その禍々しい眼は見たもの全てに恐怖をあたえる

 

 

 

恐暴竜イビルジョー

 

 

 

このモンスターはギルドが問題視しているモンスターの一匹。

よく上位のクエストに乱入してくるモンスターだ、しかし今だ下位のクエストに乱入してきたという情報はない。

しかも下位のドスジャギィのクエストとなると、まず助けは来ないだろう。

新人ハンターが上位のイビルジョーと遭遇した場合、それは絶望的な状況だ。

新人ハンターが、しかも上位のイビルジョーを倒せる訳がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      兎が恐竜に勝てるか?

 

 

最早このハンターに勝てる見込みも、生きる見込みも、希望をもつ見込みもない。

イビルジョーと出会った時点でもうこのハンターには絶望という言葉で頭が一杯だっただろう。

目の前で仲間が喰われ、仲間の断末魔を聞きながら仲間の声が聞こえなくなるまで、肉塊になるまでを全てを見たこのハンターには最早希望などない。

ハンターになったからにはこんなこと、死ぬ覚悟などとおにしていた、しかし今思えばそんな薄っぺらい覚悟、死ぬ覚悟すら無い、自分はこれからこのモンスターの餌として喰われるのだ。

 

『ごめんなさいッ!ごめんなさいッ!助けてッ!お父さんッ!誰か───』

 

『誰かッ!誰かア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ーーーッ!』

 

『やだっ!やめてッ!食べないでえ゛ぇ゛ッ!』

 

彼女の脳裏にこびりついた、同じパーティーの仲間たちは、絶望し、蹲り、泣きながら言葉も通じないモンスターに許しをこいながら、尽く目の前で血飛沫を上げながら食い殺された。

 

 

 

 

 

 

死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           誰

           か

           助

           け

           て

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     今頃になってやっとわかった

 

 

 

   人は暗闇のなかに叩き落とされた時に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           後

           悔

           す

           る

           も

           の

           な

           ん

           だ

 

 

 

 

      あの時ああすれば良かった

 

 

      あの時こうすれば良かった

 

 

 

        もう遅いんだ

 

 

 

        私はここで死ぬ

 

 

 

ハンターは泣くことしかできなかった。

イビルジョーはそんな事に眼もくれず、その大きな口を開け、ハンターを頭から食い千切ろうとしたときだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「絶望するには早いんじゃねぇか?」

 

 

 

 

 

ザシュッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにが起きた?俺は逃げ出した″餌″を食ったはずなのになんにも味がしない。いや、味はする。

血の味だ。

だがこれはさっきまで食べていた餌の味じゃない。

 

 

 

ん?誰だお前?こんな奴はさっきまで居なかった。なんだその眼は。

餌の分際で、なんだその眼はッ!

 

····················なんだ?この感じは?今まで感じたことのない感覚。

だが俺はこの感覚を知っている。

こいつは餌…………違う、こいつは餌とは違う。

 

【餌の眼】ではない、この眼は…………この眼は俺と同じ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狩る者の眼──────────

 

 

イビルジョーがそれを認識する刹那、意識は途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにが起きたのかわからない。

急に目の前にハンターが現れて、私を喰おうとしたイビルジョーの顎を持っていた大剣で切り落としたと思えば、次はイビルジョーの頭をカチ割った。

イビルジョーは地面にめり込んで動かなくなった。

おそらく死んだんだろう。

すると謎のハンターは新人ハンターに近づいてくる。

 

 

「たくっ、ギルドの奴等は新人ハンターの面倒も見れねぇのかよ………ちっ」

「ご、ごめんなさい」

「なに謝ってんだ?てめぇ」

「ひっ、ごめんなさい」

「だーかーら、何を謝ってんだって聞いてんだ!」

「ごめんなさい」

「だーかーらー」

「ごめんなさい」

 

 

ブチッ

 

 

「いい加減にしろ!!」

「いた!?」

「いちいち謝ってんじゃねぇ!!」

「ごめんなさい」

 

 

謎のハンターは、駆け出しハンターが先程から下を俯き、謝罪ばかりを続け、流石に頭にきて新人ハンターの頭にチョップした。

しかし駆け出しハンターは泣きながらまた謝った。

それを見た謎のハンターは呆れてため息をついてしまった、すると謎のハンターは駆け出しハンターの身体を舐めまわすようにを見て、ニヤリと口角を上げた。

 

 

「お前なかなか可愛い顔といい体してんな」

「?」

「どうせ誰も来ないなら………」

「…………」

 

そうして駆け出しハンターの体に手を伸ばすと

 

ぬぎぬき

 

 

「ブッ、てめぇなにしてんだ!?」

「?何って………この流れだとエロ同人見たいにするんですよね?」

「いやそうだけど!いや違うよ!?」

「?」

「そこはさ!嫌がろうよ!!ね!」

 

 

駆け出しハンターは謎のハンターが触れるよりも先に、レザー装備を脱ぎ始めた。

それを見た謎のハンターは驚きながら後ずさる。

新人ハンターは確かに顔は可愛らしく、体も小柄で、とても白く綺麗な肌をしていた。

誰がどう見ても美少女だろう。

謎のハンターはツッコミを入れると、呆れ返り、駆け出しハンターの名前を聞いた。

 

 

「てめぇ、名前は?」

「?崋錬ちとせです」

「日ノ本のハンターか………………あいつ以来か……、まぁいい」

「?」

 

 

謎のハンターがなにかを呟いたようだが、ちとせには聞こえず、首を傾げた。

すると謎のハンターはある方向を指差した。

 

 

「あっちに行けばモガ村に行けるぜ、一応これ回復薬グレート」

「はい」

「それじゃぁな」

「…………」

「…………」

 

 

謎のハンターは立ち上がると、その場から立ち去ろうとして歩き出した。

ちとせも謎のハンターについていった。

 

 

スタスタ

 

スタスタ

 

タッタッタ

 

タッタッタ

 

ダッダッダ

 

ダッダッダ

 

 

ピタッ

 

ピタッ

 

 

「…………何でついてくんだよ」

「?駄目ですか?」

「いやそうじゃないけど…………」

「じゃぁ良いじゃないですか」

「…………」

「名前、何て言うんですか?」

「ここで聞くんだ」

「はい」

「………名前言ったら帰ってくれる?」

「…………」

「……………龍夜、それが俺の名前だ」

「りゅうや?」

「じゃあな!!」

 

 

 

ボンッ!!

 

 

「あ………」

 

 

龍夜と言う謎のハンターは煙玉を使ってちとせの前から姿を消した。

ちとせは一人ポツンとその場に取り残されたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続きます

 

 

 

 

 





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