遅れて申し訳ない!!!!
それではどうぞ!
俺は昔、悪から皆を護る
正義のヒーローになりたかった。
でも、正義のヒーローになるってことは
悪を護る事ができないって
ことになる
「待ってくれよ師匠!」
男はただ走った。その先には何十にも腕を鎖で縛られた少年の師匠と思わしき女性が立っていた。
女性は男に気づいたのか、後ろを振り向くと、笑っていた。
しかしその前では異常なまでの兵士が弓、バリスタ、ボウガン、銃、ランス、それは夥しい程の武器が【たった一人の女性】に向けられていた。
「龍夜」
男の名前を言ったその刹那、遠距離の武器の夥しい程の槍、バリスタ、ボウガン、矢、が女性に向けて発射された。
女性は死と言う恐怖が無いのか、顔色一つ変えずに龍夜と言われる男を見て笑っていた。
「やめろおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
男が叫んでも発射された武器が止まることはない。
そして夥しい量の武器が女性に突き刺さる。
男が女性の元に来るときにはもう女性は…………
百人は下らない兵士たちは喝采を上げ、笑い、喜び、嬉しそうにする。
そう、それは
悪を討ち取ったかのように。
「あ……あぁ……師匠、師匠!……何で……何で俺を残して………俺……まだあんたに伝えてねぇのに……ありがとうって………今まで………あんたの事が
好きだって………言えてねぇのに………ッ!」
そして男は叫んだ。
その叫び声は天地を揺るがせた。
そしてその叫び声は兵士を恐怖させた。
もし、この人が
師匠が悪党だと言うなら
師匠を殺したお前らが正義なら
もし、こいつらが正義のヒーローと言うなら
俺は
悪だ
「テメェラ全員ユルザネエ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"!!!!!!!!!!!!!!!」
男は眼から血を流し、その殺意は百人は下らない大勢の兵士を恐怖させた。
そして男は大剣を兵士に向けて…………
▶▷▶▷▶▷
「なぁ」
「なぁに?」
「なにやってるの?」
「G級会議」
「じゃぁその手に持ってる
メスとチェーンソーはなにかなアアアアアアアア!?!?」
俺はなぜかG級会議に無理矢理連れてこられ、あげく酒場のマスター、また元G級ハンター。
その酒場のマスター(と言うなの解体狂)が、俺を縛り上げて腹にメスとチェーンソーを当てている。
この酒場のマスターはハンターやってたときもモンスターを好んで解体してたらしく、と言うか解体するためにハンターやっていたらしい、兎も角解体大好きの解体狂なのだ。
G級ハンター時代二つ名が【解体狂】とか言われてたらしく兎も角未知のモンスターを見ると解体しなきゃ落ち着かない性格。
ハンター時代は一日【少なくとも】十体のモンスターを捕獲して解体してたとかなんとか。
もうある意味病気だ。
なぜか俺を解体したいらしく、メッチャ嬉しそうな顔で俺を解体しようとしている。
回りのG級ハンター(殆ど来てないけど)は見て見ぬふりだ。
「お願い誰か助けてえええええええええ!!!!」
「じゃぁ俺と一緒にセ○クスしてくれるか?」
「死んでもごめんだクソッタレエエエエエエエ!!!!」
「俺はいつでも待ってるぜ!!!!」
「キモいわガチホモガチムチ野郎がアアアアアア!!!!」
そこには屈強な鍛え上げられた筋肉(要するに細マッチョ)な2メートルはあろうかと言う背丈のイケメンハンター(ホモマッチョ野郎)。
古龍、G級個体のダレン・モーランの防具、残陽・真防具を(なぜか下半身だけ)身に付けた、こいつこそが【半裸】でラオシャンロン亜種を討伐し、【半裸】でナナテスカトリを討伐した
【
「おい助けろ大長老ううううううう!!」
「グー、グー」
「寝てんじゃねぇぞ老いぼれジジイイイイイイイイイ!!!!」
龍夜は大きく長いテーブルの奥に大長老が座って寝ていた。
一応大長老は元G級ハンター。
「ナグリ村の武器は世界一イイイイイイイイイイ!!!!!!」
「うるせぇ!シュト○ハ○ムもどき!!!!!!」
「俺の筋肉も世界一イイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!」
「だからうるせぇ!!」
「龍夜の五月蝿さ宇宙一イイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「表でろやナルシスト」
この【全裸で天井に立っている】男は、G級5位、アーム、姓は無いらしい。
何故に天井に立っているかと言うと、足の指の力と、踵を大理石で出来た石にめり込ませているため立っている。(今は踊っている)
こいつは主な武器は鉄で出来た短刀か拳。こいつはモンスターの素材で出来た武器を使えばG級3位にまで上がれると噂されるが、自分は拳王になりたいらしい。
しかし、音もたてず、気配を完全に消し、影から潜み、短刀でモンスターの頚を切断する姿はまるで忍だ。
全裸なのは、…………自分の立派な男になら誰にでもあるエクスカリバーを皆に見てもらいたいと言っているとんでもない露出狂。
二つ名は【忍】
しかも狩りをするとき以外は基本うるさい
「…………うるさい……」
『ピタッ』
ほんの小さな、本当に小さな声。
蚊の鳴くような本当に小さな声だった。しかしその小さな声でその場にいた(説明してないG級ハンターも合わせ)(ナシュエルカ以外)ハンターが全員動きが止まり、さっきまで五月蝿かった会議の場が見る影もなく静かになった。大長老は寝ていたが、すぐさま起きてイスから降り、正座して顔を青ざめている。
(大長老の正座初めて見た)
「なにか……あった…………の……?」
それは天使ごほんごほん!それはサラサラの綺麗な銀髪の髪を腰まで伸ばし、その銀色の透き通った綺麗な瞳。
年は十代に見えるほど、背が小さく、幼い。そして可愛らしい顔に小さい唇。
少女はたった一人にしてダレン・モーランとジエン・モーランのG級個体を同時に討伐した少女。
二つ名を【
名前は昔一緒にナシェエルカと狩りに行ったときつけてもらったらしく、ヒト(←名前)らしい。
「何でもないよぉ。飴食べる?」
「わぁ、…………ありが……とう……」
近くにいた【千世】のシライ=ルドラインが、ヒトに飴をあげると、ヒトは嬉しそうに飴を食べた。
ヒトはG級でありながら、普通にモテる。
言っちゃ可笑しいが、G級は普通の人間が人間じゃない。と言うか変わり者ばかり。
ましな人間と言えば【番犬】ジェラル=チャルネルドと【雷神王】くらいだ。
唯一人間とまともに話をできる人間だ。
そもそもこの時期はどうもG級が【多い】。今までの歴史上でも最高が三人。なのにこの時期に限って十五人【も】G級ハンターが出るのは世界がひっくり返るほどの事なのだ。しかしその分問題も多い。
そもそもG級ハンターとは、その神に近い力を手に入れる引き換えに人間性を失った者ばかり。
精神が可笑しかったり。多重人格だったり。オカマやホモだったり。
しかしこれら全てはその己の人知を越えた力を制御するためにしているため、G級ハンターの【本当の性格】はG級ハンター以外誰も知らない。
特にナシェエルカ。
彼女は中でもずば抜けて【不思議】だ。
またそれと同時にずば抜けて
最強だ。
G級二位【雷神王】も、ナシェエルカの領域の【階段】すら踏み入れることが出来ていない。
圧倒的力、故に最強、故に
G級一位なのだ。
「Zzzz…………」
そして、ヒトの隣でいつもG級会議の時は寝ている。
まぁG級ハンター同士の喧嘩=国家の戦争と言っても過言ではない。
しかし、ナシェエルカを不用意に起こせば死ぬのは確実である。故にG級ハンター同士の喧嘩は未だない。
「で?俺を呼んだ理由は?俺まだ上位ハンターなんだけど」
まだまだ続くので見てください!!!!
感想も待ってます!
小説家になろうで【LIFE◆guard】書いたので、そちらも見てください。