「クウラだと!?フリーザじゃ無いのか?いや、確かに見た目がフリーザと少し違う、奴は何者なんだ。」
「何だと!?ベジータ、お前はクウラを知らないのか?奴が言うにはフリーザの兄貴だそうだ。最もお前が宇宙をさすらっている時に地球に来て孫に倒されたはずなんだがな。」
「ちなみにトドメをさしているのはこの目でしっかり確認した、かめはめ波で奴を太陽まで飛ばし太陽の熱とかめはめ波のエネルギーで焼ききったのだ。孫が見逃した訳ではない、が何故か奴は生きている。しかも今は全身が機械化しているが前はそんな事は無く普通の生身の身体だった。」
(フリーザに兄貴だと!?そんな奴がいたらフリーザの野郎の下で働いていた時にオレの耳に何かしらその情報が入っていたはず。)
(もしかしたらオレが来てまた歴史が変わったのか?しかしフリーザの兄という事が事実なら奴はオレがこの世界のオレと入れ替わる前から存在しているはず、ますますわからん。)
(しかし元の世界でもオレはフリーザに父親がいる事を地球に奴らが来るまで知らなかった、もしかしたらオレの元の世界の宇宙にもどこかで存在しているのかもしれんな。)
フリーザに兄がいたという衝撃的な事実を知ったベジータは頭の中がその事に関する考えでいっぱいになり、その場で考え込んでしまう。
混乱している2人に対しクウラがベジータに対し話しだした。
「ふん、フリーザの下で働いていたクセにこの俺を知らないとは、やはり弟は愚かだな。貴様の事は知っているぞ、フリーザが生かした猿共の王族の血筋の者だったな。俺を殺したサイヤ人は病で死に残る純血のサイヤ人は残るは貴様だけだ。」
「愚かな弟の尻拭いとして俺が猿共の純血の血を絶やしにしてやろう、この俺に死刑執行人になってもらうんだ光栄に思え。」
ベジータ達を完全に見下して話すクウラ、そんなクウラに対しベジータはニヤリと微笑み答える
「フン、フリーザの野郎も苦労したんだろうな。ここまでバカな兄貴を持っていたかと思うと同情するぜ。」
「……何が言いたい?」
「こういう事だ。」ボゴォン‼パラパラパラパラ…
ベジータが言い終わると同時にベジータのひと突きがクウラの腹に刺さりその衝撃でクウラの鋼鉄の身体がバラバラに吹き飛んだ。クウラの身体を構成していた機械の破片が地面に散乱する。
「相手にならん。これならピッコロ、お前が相手をしていた方がまだ鍛錬になっていたな。オレとした事が軽率な行動を取った。」
「全くだ、ここの最近お前ばかり美味しい所をもっていて俺は退屈で仕方ないぞ。」
目の前に現れた気の感じ取れない敵、しかもそれがフリーザの兄という危機感を煽る存在にわくわくしていたが。その戦いがあまりにも拍子抜けで緊張がとけると同時に物足りなさを2人は感じた。
気持ちを切り替え連れ去られたクリリン達の元へ向かおうとしたその時ベジータは目の前の光景に違和感を覚えた。
「ん、なんだあれは?地平線がチカチカ光っている?」
ベジータは地平線全体が妙な光を発している事に気づいた。ピッコロも地平線に対し目を凝らし光の正体を確認しようとする。
「……、ふ。どうやら今度は俺達を楽しませてくれるみたいだぞ?」
「どう言う事だ?」
ベジータはピッコロの言葉を聞き、再度目を凝らし地平線の光を確認する。そしてベジータも地平線の光の正体に気づく。
地平線を覆う光の正体、それは地を埋め尽くす程の数えきれない数の鋼鉄の兵士。メタルクウラの大群がこちらへ向かって来ていている光景だという事に気づく。
次回、ベジータ&ピッコロ対メタルクウラ軍団。