未来を変える青き光 絶望との分岐点   作:パライソオタマ

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 誤字報告ありがとうございました!いつも助かっております。

 ……恒例になってますね、申し訳ない。減らすつもりでも中々誤字が減らない

 そして投稿遅くなってすいません

 謝ってばっかりですね…自分。



2章 7話

 

 悟飯がナメック星の村を出る数分前

 

 ーside ベジータ&ピッコロー

 

 「ふぅーッ…。」

 

 「ぜぇ…ぜぇ…かぁッ、はッ!」

 

 「…。」

 

 ベジータとピッコロは背中合わせになり構え陣形をとる。その2人を少し遠巻きに地上、上空全方角を大量のメタルクウラ達が包囲し様子を伺っており、辺りにはベジータ達が倒したであろうメタルクウラの残骸が地を埋め尽くしている。

 

 (まさかここまで戦いが長引くとはな、オレはまだまだ余裕があるがピッコロはそろそろ限界が近いだろう。しかしかなりの数を倒したはずだがまだあんなに残っているとは…まずいかもしれんな。)

 

 『…おい、ベジータ。聞こえるか?』

 

 『!!。気での会話か?ああ聞こえている、どうしたピッコロ。』

 

 ベジータが状況を考察中、突然頭にツンとする刺激が走りピッコロの声が聞こえた。急の出来事に少し驚くがすぐに冷静になりピッコロに要件を聞く。

 

 『…。86と4927、これが俺とお前が倒したメタルクウラの数だ。』

 

 『2人でおおよそ5000体程倒したと言う事かそんなに倒してたとはな、それがどうした?』

 

 『…俺達の足元に散らばっている残骸がおよそ2000体分位だ。』

 

 『なんだと!?じゃは残り3000体の分はどこへ行ったんだ。』

 

 『途中からヤツの残骸の数に違和感を覚えてな、周囲の残骸の様子を探りながら戦っていたんだ。』

 

 『見た所不定期的に残骸の一部が少し揺れしばらくしたあと俺達のすきをついて地中からヤツが這い出て来て何食わぬ顔で集団の中に混ざっていった。』

 

 『恐らく残骸が一定の量地面に降り積もったら残骸達が地中に潜り、そのまま地中で身体を復元させ俺達にバレないように集団の中に戻り戦闘に復帰していたのだろう。』

 

 『なる程、道理でなかなか数が減らん訳だ。』

 

 『…そして解っているだろうが俺はここまでの様だ、倒れる前にこの事を伝えられただけよしとするか。後は残るエネルギーを使い切って一体でも再生できんように跡形もなく消し飛ばして…。』

 

 『その必要は無い。』

 

 メタルクウラの戦法を解析しベジータに伝えた後、最期の猛攻をクウラ達に仕掛けようとするピッコロ。それベジータが止め今度はベジータが気で話し出す。

 

 『オレ達が来た村の方角の上空に向け全力のエネルギー波を撃ち込む。それほど奴らの総数はそれほど減らせんだろうが攻撃を撃ち込んだ所の陣形が崩れて一瞬だが道ができるはずだ。』

 

 『そこを通ってナメック星人達の村へ戻ってデンデに回復してもらって悟飯を連れてきてくれ、戻って来るまでに可能な限り数を減らしておこう。』

 

 『…すまんな。』

 

 『その代わり仕事は果たしてもらうぞ?』

 

 『当然だ。』

 

 最後に2人はうなずき、合図を送り合うと同時にベジータはエネルギーを溜める。その間できたスキをメタルクウラ達は見逃さず、ピッコロには目もくれずにベジータに向けて一斉にですビームを撃ち込む。

 

 ベジータはメタルクウラの攻撃を無視しエネルギーを溜めていく、そして

 

 「チャンスは一度だ、行くぞ!ファイナルフラーーッシュッッ!!!」ズガーッ‼

 

 ベジータのファイナルフラッシュの弾道上にいたメタルクウラ達は跡形もなく消し飛んで行く、そして弾道上にいなかったメタルクウラ達にベジータは一斉攻撃を浴びせられる。

 

 しかしベジータのファイナルフラッシュによりメタルクウラの包囲網に穴があく。そしてできた道を通りピッコロは戦線を離脱した。

 

 「…さてと、ピッコロが上手くやってくれるのなら……。試してみるか。」

 

 ベジータは再度気を溜めはじめる…。





 

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