終わった、全てが終わった。
山積みの課題も国試対策模試も…。
俺はしばらく自由だ、自由なんだ!!
ロマサガユニバースにハリードいないのはバグですか?リセマラの時間返して…。
全てを飲み込む死の光が引いていくと地平線の先までも全て消し飛ばした証拠としてナメック星の形を変える程のクレーターが顔を出した。
クレーターの中心にはボロボロになりながらも何とか生き残ったベジータが地に膝を付き、肩で息をしていた。
この光景を見てベジータ以外に生存している生命体がいると思う者はまずいないだろう。
だが元宇宙の支配者だった者はそんな幻想を打ち砕く様に悪夢という現実を見せつけてくる。
ベジータからかなり離れた所の地面があちこちでもぞもぞと蠢く、そしてその地表から銀色の手や脚があらわれ次々とメタルクウラ達が這い出て来た、数は実に20前後といった所だろうか。
全員のメタルクウラ達の全身が地上に出終えるとメタルクウラ達はゆっくりと浮遊しながらベジータの周囲を囲む様に近づいて来る。
そしてベジータの半径数メートル以内の所までつくとメタルクウラ達は静止した。
そしてベジータの正面に立つメタルクウラが口を開けた。
「…認めてやろう、貴様の力は宇宙一だったとな。だがそれで勝てるかどうかは話しは別だ。」
「宣言通り今から貴様への処刑を執行する…覚悟するんだな。」
「ハアァッ!!」
「ガ……ッ!!」
クウラはベジータに処刑宣告をすると間髪いれずにベジータを上空へ蹴り飛ばした、クウラの動きは気で追えるが身体の動きがそれについて行かずベジータは上空へ突き飛ばされる。
(くっ、やはり超サイヤ人になれなければ拳を交える事すらでき
「さぁ、楽しませてもらうぞ。そぉら!!」
「がァっ…!」
ベジータが思考を巡らせながら体勢を整えようと試みたが思考が巡る前に先回りしていた別個体のメタルクウラの拳が背中に刺さり殴り飛ばされる。
そこからはひたすら殴り飛ばされ、飛ばされた先に待ちかまえていたメタルクウラにまた殴り飛ばされての繰り返しであった。
サッカーのパス回しの様に延々と途切れの無い攻撃を受け続け身体じゅうにアザができ、あちこちの骨が折れ、内臓の幾つかに穴が空く。
そんなベジータの無惨な姿に満足したのかメタルクウラはパス回しを止めベジータを思いっきり尻尾で地面に叩きつける。
そしてメタルクウラの内の一人がベジータの落ちた地上に降り、胸ぐらを掴み上げる。
「…ゴハッ、_かッふ、ふっ、ふぅ…、ク……ソッ」
メタルクウラの猛攻が止んだ事により喉に溜まった血を吐き出すベジータ、しかし肺が破れているのか呼吸が安定しない。
そんなベジータの様を見てクウラはニヤリと微笑みベジータに話し出す。
「ほう、まだ生きていたとは。そのタフさ流石はサイヤ人と言った所か?その丈夫さの褒美としてこれからの貴様の末路を教えてやろう。」
「このあと貴様は俺達を生み出したビッグゲテスターのエネルギー炉に連れて行かれ粉々にすり潰され俺達のエネルギーとなる。貴様にかなりの数を消されたが貴様のエネルギーを吸収できれば俺達はさらなる力を得る事になるだろう。」
「喜ぶがいい、貴様の様な低俗なサル野郎がこの俺の糧となるのだ、光栄に思うが
「___ーーー!!!!」
クウラがベジータに得意気に話していると遠くから何者かの叫び声が聞こえた、声の方向へ顔を向けると同時にクウラはベジータを掴んでいる片腕を残し跡形もなく消し飛んだ。
そんなクウラが最期に見た光景ら凄まじい密度のエネルギー波と金色に輝き稲妻の様に気を弾けさせている少年の姿であった。