未来を変える青き光 絶望との分岐点   作:パライソオタマ

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色んなお気に入り作品にコメントをしたいがコミュ障だからする勇気がないぽやしみ。

そして面白そい返信が思い浮かばない悲しみ


2章 11話

 ーSide ベジータ&  ー

 

ベジータを救った光の正体、それは超サイヤ人2となった悟飯のエネルギー波であった。その圧倒的なエネルギーから超サイヤ人の頃とは比較にならない威力であった。

 

ベジータの元へ到着した悟飯はすぐさまベジータの周囲にいたメタルクウラ達を跡形も残らぬ程に粉々に消し飛ばした。

 

そしてベジータから少し離れた位置にいたメタルクウラはこのままでは勝てないと判断し、ビッグゲテスターに退散しようとしたが悟飯はそれを逃がす事なく巨大なエネルギー波を放ち、全てのメタルクウラを消し飛ばした。

 

周囲に敵がいない事を確認した悟飯は重傷を負ったベジータの所へ駆けつけた。

 

「ベジータさん、大丈夫ですか!僕が今すぐにデンデの所へ連れて行って治療してもらいます。だからもう少しあ_

 

「…悟飯、まず落ち着け、そして黙ってオレの言う事を聞くんだ、いいな。」

 

「ベジータ…さん?」

 

 悟飯はベジータを励ましながら運ぼうとしたがそれをベジータが制止させる、一体何事かと悟飯は疑問に感じたがとりあえずベジータの話を聞く事にした。

 

「いいかよく聞け、クウラ達は人間をビッグゲテスターという施設に集めそこで人間をすり潰し

奴らのエネルギーにすると言っていた。ここからしばらく行った先に大量のナメック星人の気を感じる、クリリン達も恐らくそこに連れて行かれたのだろう。」

 

「オレは一人でピッコロ達が待機している村まで戻れる。だから悟飯、お前は今すぐビッグゲテスターに迎え。」

 

「それと最後に、お前が今クウラ共を屠った力。

それが超サイヤ人を超えた超サイヤ人の段階、超サイヤ人2だ。その形態になった感覚、絶対に忘れるんじゃないぞ。」

 

「オレから話すのは以上だ、早くビッグゲテスターへ行け。間に合わなくなっても…しらん…ぞ。」

 

そう言い残すとベジータは意識を失っていた。

悟飯はベジータの言う事を聞きすぐにビッグゲテスターへ向かいたかったが、その優しさからベジータを見捨てる事ができなかった。

 

思わずベジータに手を差し伸べようとする悟飯、

その直後悟飯はある事に気づきベジータに手を差し伸べるのを止め、ビッグゲテスターへ飛び立った。

 

ビッグゲテスターに到着した悟飯はヤムチャとクリリンの気を探る…必要も無く2人を発見する事ができた。

 

どうやら逃げるメタルクウラを倒すために放った悟飯のエネルギー波はメタルクウラを消滅させ、そのまま地表上を進みビッグゲテスターを貫き全体の3割の部分を削り取っていた様だ。

 

削りとられ露わになったビッグゲテスターの内部に拘束台に拘束されたままのヤムチャ、そのヤムチャを助け出そうと拘束具を引き剥がそうとするクリリンやナメック星人の若者達。

 

そして待機しているナメック星人達にビッグゲテスターの一部崩壊が原因かショートして動かなくなっている戦闘ロボットの姿が確認できた。

 

ひとまず悟飯はヤムチャを救出しみんなと合流する事に成功した。

 

 

〔_オノレ、忌々シイ猿共メ。コウナレバ最終手段を使ワザルを得ナイカ。シカシ、必ズキサマラハコノ手デ根絶ヤシニシテヤル、覚悟シテイロヨ。〕


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