未来を変える青き光 絶望との分岐点   作:パライソオタマ

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あ、時間、できた。

結局マジでメタルクウラの最終決戦がうまくこう…できなかったので、今回の話に軽いあらすじとしてつけます。

大変お待たせして申し訳ない。


2章 13話 次のステージ

ビッグゲテスターを完全吸収し、巨大化した

メタルクウラを相手に悟飯は互角の戦いを繰り広げた。

 

しかし、クウラが周囲にいるナメック星人や

ナメック星そのものに攻撃のターゲットを変える事により戦況は一転、悟飯は星や仲間を守るため防戦一方となってしまう。

 

周りを守っている内に悟飯の身体に傷が一つ、また一つと増えていく。さらに気の方も長期戦によりジリジリと削れてゆく。

 

そして、ついに悟飯の超サイヤ人2が解けてしまう。これを好機としたクウラはありったけのエネルギー波を悟飯に向けて放った。

 

(負けた…。)悟飯は思わず小さく呟き自分の死を悟り身体の力が、気が抜けていった。

 

「何をへこたれている、悟飯!俺達はお前をそんな腑抜けに鍛えた覚えは無いぞ。

戦士なら、最期まで戦いから背をむけるな!」

 

「カカロット

      の様にな…。」

   孫

 

その言葉に悟飯は、はっとして顔を上げる。

 

そこにはエネルギー波を両手で抑えるベジータとピッコロの姿があった、

ベジータは悟飯と別れたあとピッコロが連れてきたデンデにより治療を受け復活を遂げたのだ。

 

「説教は後だまずはこいつを吹き飛ばすぞ!

行けるな、悟飯。」

 

「はい!」

 

悟飯の目にもう絶望の色は残っていなかった。

クウラのエネルギー波はベジータのギャリック砲、ピッコロの激烈光弾により完全に抑えられ悟飯には1滴足りとも届く事は無い。

 

「か…

 

悟飯は腰に両手を構え安全に、綿密に気を溜めていく。

 

「め…

 

悟飯の黒髪が逆立ち、悟飯の周りに金色の気が点滅する。

 

「は…

 

エネルギーの塊が青く輝き周囲の光が、太陽の光でさえ暗く霞む。

 

「め…

 

悟飯の髪が、纏っている気が金色に染まりきりる。

 

「波ぁぁああああ!!!!」

 

悟飯の全ての気が放出される、放たれた特大のかめはめ波はベジータとピッコロのエネルギー波と混ざり、増大し、拮抗していたクウラのエネルギー波を思いきり押し返していく。

 

「ばかな!そんな、死に損ないどもなんかにぃぃいい!!」

 

3人の合わさった気、そして跳ね返ってきた自分のエネルギー波に飲み込まれメタルクウラはビッグゲテスターもろとも完全に消え去っていった。

 

 

 

クウラの騒動が収まり、改めて新たな最長老であるムーリがナメック星人の代表として感謝の言葉を送る。

 

「再びナメック星を脅威からお救いいただきありがたい限りです。

悟飯くん、クリリン殿、ピッコロ殿、ヤムチャ殿、天津飯殿、チャオズ殿、そしてベジータ殿。この度は本当にありがとうございました。」

 

「…、礼を言われる事ではない。あの時は迷惑をかけたな。」

 

ムーリの言葉にばつが悪いのかベジータは素っ気ない態度をとった。

 

「…確かにあなたは過去に我々の仲間を大勢殺めました、その事を我々が忘れる事は決して無いでしょう。

 

しかしあなたが我々を救うため身を呈していただいたこともまた事実。この事への感謝の意も決して我々は忘れません。」

 

「…フン、それはお前たちの好きにしろ。」

 

「おいおい、最長老さんもこう言ってるんだ。そう恥ずかしがるなよお前らしく無いじゃないか。」

 

「やかましい!」

 

最長老の言葉でベジータはさらにばつが悪くなる。それを見たクリリンがニヤニヤしながらベジータへと声をかけベジータがつっこむ。

 

二人がそんなやり取りをしているとムーリがじっとベジータの方を見ている事に気づいた。

 

「ん、どうしたんださっきからジロジロと…。」

 

「ああいえ、すいません。最長老になり改めてじっくり見てみるとあなたの中に眠る凄まじい潜在能力が見えまして。」

 

「潜在能力?」

 

ムーリの言葉にピンと来ず、オウム返しに言葉を返すベジータ。

そんなベジータにムーリが話を続ける。

 

「はい、あなたはとても鍛えている様ですがまだまだ底なしのエネルギーがあなたの更なる成長を待ち望み眠っています。

 

これ程まで先の見えない潜在能力は初めて見ます。

これもこの星を救っていただいたお礼です、引き出せるのはほんの僅かかもしれませんがよろしければその力、

引き出してさしあげましょうか?」

 

「ほう。」

 

(相手の潜在能力を測る、ナメック星人にそんな能力があったのか?

確かに俺の身体にはまだまだ進化の余地はある、せっかくの機会だどんなものかは解らんがなにかいいキッカケを掴めるかも知れん。)

 

「ああ、頼もう。」

 

ベジータは潜在能力の開放を依頼する。その旨を承ったムーリはベジータの額に手をかざし、静かに目を閉じた。

 

「それでは行きますよ、ふん…!」

 

ムーリが軽く力を込めるとベジータの身体が青白く輝いたそして…。

 

(…!!なんだこれは!!)

 

突如ベジータの身体の奥から凄まじい量の気が溢れ出てくる。そのあまりの量にベジータは身体の内側から弾け飛びそうになり、それを必死に抑え込もうとする。

 

しかし溢れる気は収まるどころか激しさを増し体内を濁流の様に駆け巡る。それに耐えかねベジータは急いで上空に飛び上がる、そして…。

 

「くっ…くぅぁあああ……っ…!」

 

「くぅぅう……。…はぁぁぁああああ!!!!」

 

ベジータは体内の気を思いっきり体外へ発散させた、気がつくと髪は金色に染まり超サイヤ人と化していた。

 

…しかしいつもと様子が違う。

 

「…何だこの極限までに凝縮されてた気は、この充実した気の感覚、だがなぜか身体に覚えがある。」

 

「超サイヤ人2とはまた次元が違う、これがカカロットとは別の新たな超サイヤ人のステージ…!、くっ。」

 

自分の身体の進化に心踊らせるベジータ、しかしその喜びもつかの間元の黒髪の姿へと戻ってしまった。

 

 

___。

 

『界王神界』

 

「感じましたかキビト!先程のとてつもないエネルギーを。」

 

「はい、界王神様。これ程までの力を持つものがまさか下界に現れるとは…もしや魔人ブウが復活したのでしょうか!?」

 

「いえ、邪心のないおだやかな魂…という訳ではありませんが。純粋で筋の通った力強い魂でした。恐らく下界の人間でしょう。」

 

「そんなバカな!まさか人間が我々の力を超えるなど…。」

 

「信じられませんが事実の様です、しかし悪い事ではありません。もしその方が我々の味方になってくれるとなれば魔人ブウ復活の阻止に大きく近づく事ができるはずです。」

 

「しかし…」

 

「はい、キビトの思う通りです。先程も言った通り邪心が無いわけではありません、場合によってはバビディに洗脳される可能性も出てくるかも知れません。

 

そうなると我々は詰みです、だからこそ早く接触しないと。」




うわあらすぢながい…。

はあはあ、これ+1話でメタルクウラ編終了。

やっと魔人ブウ編に入れる…、やりたかったバトルかける、。

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