俺のもう一つの姿は間違っていない。   作:ニコラス・シーバー

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数時間ぶりです!
本来ならこのお話でプロローグは終わり転入編にはる筈でしたが、訳あって中編にさせて頂きました。
短いお話ですがどうぞ!


プロローグ中編

2001年

人類は人口増加により食料とエネルギー問題に直面した。

この問題が発端となり5年間の第三次世界大戦が始まった。

昔の世界大戦と違い大勢の犠牲者が出た。

中国は日本の配下にするべく侵略作戦が開始されていた。

日本は自衛隊という「国を守る組織」はあるが戦争放棄を宣言している。

その為、武器と兵器の所有数は他の国と比べれば少ないのであった。

親国のアメリカに応援を要請しようと試みようとしたが、アメリカも同じくロシアと戦争をしている為難しかった。

そんな中、日本はある技術を生み出した。

それは

 

 

 

ナノマシンと粒子を使った「化学変化技術」

 

 

人間の体内に粒子を操れる電子機器ナノマシンを入れ空気中にある粒子を使い物質を構成し化学物質を生み出す事ができる。

だがこの化学変化技術には適合が発生した。

化学変化技術は適合する人間と適合しない人間が存在した。

日本は国内で適合する人間を集めるのに一苦労した。

だがこの技術のおかげで中国による侵略は阻止、

そして各国は「この技術は深刻な問題を解決できる可能性が大きい」と判断し戦争を終結させた。

 

 

 

 

 

また人々はこの化学変化技術を「魔法」と呼んだ。

 

 

 

そして現代2026年、魔法は身近な物となった。

 

 

 

 

 

ヘリポートでセバスチャンと合流した八幡ことトーマス・シュタインはセバスチャンと共にヘリに乗り東京の旧羽田空港滑走路へと向かっていた。

 

トーマス・シュタイン

魔法のデバイスや電子機器ナノマシン(魔法)を作る

ブランドメーカー、NM社(ナノマシンマジック)の天才プログラマー。

謎の天才プログラマーとしてエンジニアに所属しており

NM社を立ち上げたが社長の座には座らなかった。

この名前「トーマス・シュタイン」は仮の名前。

本当の名前は「比企谷八幡」中学2年生の少年である。

 

セバスチャン『トーマス様、今後の事についてどうなさいますか?』

 

操縦桿を握りヘリを操作するセバスチャンはヘッドホンを通し助手席に座っているトーマスに今後のことについて訪ねた。

 

トーマス『まずCIAと公安の協力のもと俺を暗殺しようとした奴らの正体を暴いて潰す。まぁ何処のどいつなのかは分かっているがそれまで隠密で比企谷家の安全を確保ってところだな』

 

トーマス・シュタインの正体を知っているのはアメリカCIAと日本の公安警察そしてNM社エンジニア達だけである。

両国のトップ組織とNM社は親密な関係である。

魔法(化学変化技術)を使った武器の開発、提供している。

なぜならNM社は他の魔法開発社と違って安全性や信頼度が高いからだ。

その為両国のトップ組織は莫大な金と投資を提供している。

トーマス・シュタインの身元がバレてしまった以上相手は比企谷家に手を出す可能はある。

トーマスはCIAと公安の力で比企谷家を安全を確保し暗殺実行した謎の勢力の正体を突き止めて貰おうと考えたのだ。

 

セバスチャン『その後は?』

 

トーマス『まだ分からん、とりあえず本社に行ってからだ』

 

 

 

 

東京旧羽田空港滑走路

現在の羽田は隣にあるがここの旧滑走路はプライベートに使われている滑走路だ。

ヘリから降りたトーマスとセバスチャンは外に待機させてあった黒のプライベート機に乗り離陸した。

機内はまるでホテルのように高級感溢れる物ばかり。

トーマスはシャワールームでシャワーを浴び新しい服に着替え席に座った。

すると後から飲み物を持ってきたセバスチャンがトーマスの反対側の席に座って飲み物を渡した。

トーマスは「ありがとう」と言い飲み物を飲んだ。

 

セバスチャン「トーマス様、本当にあのやり方で良かったのですか?」

 

トーマス「ん?.....どういう事?」

 

セバスチャン「本当の名前を消さなくて良かったのではないかと存じあげているのですよ。あと男の遺体だって回収班に任せればいいですし....シスコンの貴方ならやらないやり方です」

 

セバスチャンが放った最後の「シスコン」という単語にトーマスは「シスコン言うな」とツッコミを入れた。

飲み物をテーブルに置き「確かにそうだな」と呟いた。

 

セバスチャン「ならどうして?」

 

トーマスは訳を話した。

 

トーマス「前に小町や部活の奴らに俺のやり方を否定されてちまってなそれ以来あいつらから見放されちまったんだ。」

 

トーマスは修学旅行の時由比ヶ浜と雪ノ下に言われた時の事、小町と喧嘩した事をセバスチャンに話した。

 

トーマス「だからもう....居場所をなくしてしまって.....」

 

セバスチャン「丁度その時に暗殺者が来たと言う事ですね?」

 

トーマスは椅子の背にもたれ「ああ」と答える。

セバスチャンは視線をトーマスから窓に向けた。

 

セバスチャン「確かに、貴方のやり方は『自分を犠牲にする』やり方、あまり周りから好ましくないやり方です。」

 

セバスチャンの言っている事はトーマス自身分かっている。

しかし彼のやり方はこれしかないのだ。

 

セバスチャン「しかし貴方のその犠牲のおかげで今のナノマ社は成り立っている。あの日、貴方は

『一部の感情を失った』所為でそのやり方しか出来なくなった事だって知ってます。」

 

あの日、それは2年前の事だった。

トーマスはあるナノマシンの実験で自分を実験台にした。

結果は成功したが一部プログラムのミスである感情を失ってしまったのだ。

それ以来トーマスは今の捻くれた性格になってしまったのだ。

実験は成功で納めたが、トーマス本人が危険と計画を中止にした。

 

セバスチャン「私はこの件は何も言えませんが、貴方を尊敬しています」

 

セバスチャンは軽くお辞儀をした。

 

トーマス「....別に感謝される事はしてねぇよ」

 

トーマスはため息をつくしかなかった。

そしてセバスチャンに寝ると言い椅子をリクライニングにして目を閉じたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

俺が魔法(化学変化技術)に興味を持ったのは小学3年生の頃だった。

担任の先生が俺の目の前で魔法を見せてくれた。

先生は魔法関連の大学の卒業生だった。

俺は魔法の凄さに引かれ興味を持ち放課後、小学校卒業まで毎日先生へのところへ行き魔法を教えてもらった。

充実した3年間だった。

そんな中俺は新しい魔法をいくつか作った。

これに先生は驚いた。

まぁそりゃそうだろう、小学生が新たな魔法を生み出すなど前代未聞だ。

 

先生は「八幡は魔法を作る会社を立ち上げた方がいい」と言った。

将来の夢とか無かった俺はそういうのもありだと思った。

小5のある日先生はその言葉を現実にしてしまった。

大学時代の知り合いを紹介して来た。

その人は今のNM社の社長 ジョニー・ガルバスだった。

ジョニーは魔法技術師で先生の親友。

家系が伝統ある為莫大な財産を所持している。

ジョニーは運営に詳しく魔法開発会社を作ろうと考えていた。

しかしジョニーは魔法を開発する程の腕は自信がなかった。

そこで先生は俺をエンジニアとして雇って欲しいと頼んだ。

そう、ここからナノマシンマジック社「NM社」が誕生した。

 

 

 

 




感想であらすじが間違っていると書いてありました。
お恥ずかしながらどこが間違っているのかよくわかりません。
なので感想でも誤字報告でも良いので教えて下さい!
次回のお話も多分短いです。
高評価・感想・お気に入りお待ちしております!

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