前回のお話で「魔法科高校の劣等生と一緒じゃないか」と沢山のご指摘を受けました。
それを見て振り返って読んでみたら全く一緒な展開でした。
なので今回は銀次と八幡が模擬戦するのですが同じにならないよう、
オリジナルのバトルシーンを入れました。
模擬戦はグランドで行われることになった。
他の生徒達は下校し誰もいない。
その分、グランドは広く使える。
エイトと銀次は端っこのベンチで準備をしていた。
上着を脱ぎカッターシャツになる。
エイトはカッターシャツの上にショルダーホルスターを装着している。
左脇にハンドガン型デバイス「サイエンスベース」実物のハンドガンより少し細くバレルが長い。
反対側の右脇にコンバットナイフ「ブラックジャガー」が収納されている。
周りにいたエリナ、風香、そして龍牙以外、生徒会全員は驚いていた。
だがエイトはショルダーホルスターを外しベンチに置いた。
恵「おい、デバイスを使わないのか⁉︎」
この行為に驚く恵はこの模擬戦の審判である。
デバイスは魔法を強化・補助する道具である。
エイトが所持している銃系型デバイスで例えると魔法をデバイスにロードし実銃と同じ速さで放ち遠くのターゲットを破壊する事が出来る。
エイト「ええ、俺が使うデバイスは殺傷能力を高く設定してますので模擬戦となるとプログラムを再構築しなければならないので」
横で聞いて気に食わなかった銀次は「舐めた事を」と呟く。
両者準備が整いグランドの中へ行き対立する。
その間に恵が入る。
デバイスを持っていないエイトに対し銀次はスマートフォン型デバイスを持っている。
このデバイスは銃系型と違って操作するだけで魔法を簡単に発動できる。
誰から見てもデバイスを持っている銀次の方が有利である。
模擬戦のルールはこうだ。
両者一方どちらかが降参するか気絶するまで。
後遺症が残る魔法は禁止。
近接格闘は骨を折る程度。
シンプルなルールである。
恵からルールを確立した2人は距離を置いていって始まりの合図を待った。
その頃、端っこのベンチにいるエリナと風香そして生徒会メンバーは勝負の行方を見守っていた。
七海「デバイスを持たないエイト君に対して銀次君の方が有利。この状況でエイト君はどうやって銀次君に勝つつもりかしら?」
龍牙「分からん、だが何か対策はありそうだ」
生徒会トップの2人はエイトの行動を読み取れなかった。
だが龍牙は何かあると確信している。
エリナと風香は何も言わずエイトを見ていた。
銀次「言っておくが、 もしこの勝負で俺が勝ったら生徒会は諦めて貰う」
エイト「わかった。だがお前が負けたら風香とエリナに対しての言動を謝罪して貰う」
銀次「いいだろう」
会話を終え2人は構える。
恵「準備はできたな」
2人の様子を確認した恵は3メートル後ろへ下り左腕を上に上げる。
大声で「この腕が降りたら試合開始だ」と両者に告げる。
両者、無言で返事を返す。
周りに静寂が訪れた。
1つの雲が風に流され太陽を隠し大きな影を作る。
周りから聞こえるのは風の音と鳥の鳴き声だけ。
銀次は獲物を仕留めるチーターの様にエイトを睨む。
対してエイトは顎を引き目を細くする。
行方を見守る七海達は緊張が高まる。
太陽を隠した雲はさらに流され太陽を見せる。
同時に陰で覆い被さったグランドは太陽の光を受け明るくなる。
それが合図となり恵の腕が降ろされた。
恵「始めッ!」
模擬戦が始まった。
最初に動いたのは銀次。
手慣れた手つきでデバイスを操作し魔法を放つ。
放った魔法は氷魔法、拳サイズの氷が無数にエイトに放たれる。
それに対してエイトは氷を右手で払う仕草をする。
すると突然エイトの前に猛烈な突風が巻き起こった。
砂が巻き上がり物が飛ぶほどの突風だった。
無数の氷は突風により吹き飛ばされた。
そして突風も消える。
銀次「っ!?」
驚愕する銀次。
だが瞬時に次の攻撃をする。
ボールサイズの氷を放つ。
今度の氷魔法は先程の攻撃よりスピードが速く先端が尖っている。
エイトはその氷を左に避けた。
だが氷はエイトを追いかける。
氷魔法を発動するとき同時に追尾魔法をかけたのだ。
氷を避けてばかりの繰り返し。
エイトは避けても無意味だと考えた。
するとエイトは避けるのをやめ動きを止めた。
七海「止まった?」
ボソッと口にした七海。
エイトが動きを止めた事に驚いたのだ。
龍牙「恐らく避けても無駄だと判断したのだろう。渡部の追尾魔法はそう簡単に振り切れない」
エイトの動きを予測する龍牙は七海に説明する。
龍牙「マッカーサー、次に如月がどんな行動を取ると思う?」
今度はエリナに口を開き問いかけた。
彼女は少し考え答えた。
エリナ「.....『殴って氷を壊す』かもね」
彼女の答えに七海が「そんな馬鹿な」と少し笑い冗談と受け止めた。
エリナ「...時期にわかるわ」
銀次(諦めたな..所詮ただの口だけの男だ)
勝負あったと確信した銀次は氷をエイトの正面に移動させ確実にヒットさせる位置に付いた。
エイトのところまで飛ぶ。
その時だった。
エイトの右腕が黒くなり光沢を見せた。
腕が「鉄」と化したのだ。
そして鉄と化した腕で目の前に飛んでくる氷を殴った。
氷に亀裂が入る。
亀裂の中に魔法で酸素と水素を注入し火を入れる。
すると氷が爆発を起こし粉砕した。
銀次は予想していたビジョンと全く違う光景に目を見開き唖然する。
七海「......そんな⁉︎」
エリナ「ほら、言ったでしょ?」
冗談だと思っていた事が現実になり七海は驚愕する。
それだけでは無い。
エイトの腕が鉄化している。
他の生徒会メンバーも驚き声を上げている。
龍牙「........」
龍牙が何も言葉を発さなかった。
ただ目を細くし見極める様にジッと2人の模擬戦の行方を見守る。
エリナの隣にいる風香はエイトを見ている。
何故か隙だらけの銀次に対してエイトは何も攻撃せず防御している。
普段なら昨日の様に素早く終わらせるのに何も反撃しない。
風香は何か探っていると考えるがある事に気付いた。
風香「そうゆう事ね.....あの副会長負けたね」
そしてにこやかな笑みで呟いた。
銀次「な..なんだ....今のは......」
目の前の風景に言葉が詰まる銀次は絶句する。
氷を殴った?頭の中が混乱しする。
煙幕と砂埃が徐々に薄れ晴れゆく。
その中に人影が見え姿を現わす。
平然と立っているエイトだ。
銀次は黒くなっている彼の右腕を見た。
外見で黒い鉄だと理解する。
だが「自分の腕を鉄にする魔法」はこの世に存在しない。
銀次「...どうやって....」
身構えるのを忘れてしまう。
エイト「言っただろ『実技と学科はお前より上だ』と」
いやそれ以上だ。
デバイスを使っていない時点でエイトと格差がある。
そしてエイトの腕が鉄と化している。
コイツは会長や南先輩並の化け物だ。
そう銀次は心の中で悟った。
何が起きるかわからない。
銀次は攻撃させないよう慌てながらデバイスを操作し魔法を発動させる。
だが魔法は発動しなかった。
操作ミスなのかもう一度正しく入力する。
それでも起動しなかった。
銀次「どうして...どうしてッ!」
何度も何度も繰り返す。
結果は同じだった。
魔法が発動できない。
焦りとパニックに見舞われる。
前方から足音が聞こえた。
銀次はハッとなりエイトを見た。
エイトは銀次にゆっくりと近づいていた。
エイト「攻撃してる間にお前のナノマシンを停止させてもらった」
何を言っているんだコイツは?
エイトが言っていることが理解できない銀次は震えて後ずさりする。
理解できない銀次にもう一度わかりやすく言う。
エイト「じゃあ簡単に言ってやろう」
お前はもう魔法が使えない。
心臓が握られる感覚が走った。
その一言で銀次の脳が危機を鳴らす。
コイツはヤバイと。
絶望と恐怖と化す銀次。
今の彼はこの学校の普通科(クローバー)同様魔法が使えない。
何も抵抗できない以上、ただエイトに呑み込まれるしかない。
心臓が物凄い速さで動き息が荒れる。
そんなのは嫌だ。
強く思ったその恐怖は自分の体を動かした。
逃げる。
ただそれしかなかった。
模擬戦のルール上、降参するか事が出来るのだが銀次はそれを忘れている。
よほどエイトに詰められているという証拠である。
背を向けて逃げる銀次をエイトは逃さない。
加速魔法を発動し地面を蹴るように飛び距離を縮める。
背後からエイトの威圧を感じた銀次は全力で振り切ろうとする。
だが遅かった。
後ろを振り返った時、エイトの鉄の拳が目の前にあった。
心臓が止まる感覚が銀次を襲い思考回路が止まる。
そして脳が恐怖に耐えきれなくなり強制的に意識を手放し気絶した。
両膝をつき倒れた銀次を見るエイトは拳を戻し鉄と化した腕を元に戻した。
勝負あった。
審判の恵の方へ体を向け終了の合図を待つ。
口を少し開け呆然と立っていた恵はエイトが合図を待っているエイトに気付いた。
恵「しっ、試合終了!勝者、如月エイト!」
終わりを告げる。
模擬戦はエイトが勝利を収めた。
端で勝利を見守っていた生徒会メンバーは彼の勝利に呆然、驚愕する。
七海「........な...」
七海は目の前の光景に言う言葉がないはずなのに言葉が詰まる。
表情が硬い龍牙も目を見開き少し口を開く。
一方のエリナと風香はエイトの勝利を喜んだ。
模擬戦を終えたエイトは再び生徒会室にいる。
ショルダーホルスターを再び装着し適当に会議用の席の背もたれに上着を掛けて座っている。
他にエリナ、風香、七海、龍牙、恵もいる。
エリナと風香はエイトの隣に座り、七海は自分の席に座っている。
龍牙と恵はエイト達の反対側の席にいる。
七海と龍牙以外の生徒会メンバーは気絶した銀次を保健室に運んで看病をしていた。
七海「..さてとッ......」
椅子に背をもたれていた七海は体を起こしエイトの方へ顔を向けた。
七海「エイト君、質問に答えて」
真剣な眼差しのように、敵対するような眼差しをエイトに向ける。
七海「貴方の腕は鉄になった。あれは一体なんなの?」
エイトは答えた。
エイト「魔法です。魔法は『粒子』と『化学変化技術』から出来た物です。俺はナノマシンはプログラム次第でありとあらゆる事が出来ます」
そう言ってエイトは左腕を前に出し左腕を鉄へ変化させ正真正銘、魔法だと見せる。
七海、龍牙、恵は鉄と化したエイトの左腕を目の当たりにする。
七海と恵は少し驚き目を見張る。
龍牙は表情1つも変えずエイトの左腕をじっくりと見る。
魔法は粒子を元にしている。
特定の粒子を集め、液体化、気体化、固体化させる化学変化
粒子と化学変化をコントロールする技術を「化学変化技術」と呼び「魔法」と呼ぶ。
電子ナノマシンに化学変化技術を取り付け人間の体内に入れ始めて魔法が使える。
上級生の3人は魔法の基礎知識は知っている。
しかし「ナノマシンをプログラミングする」に関しては知らない。
何故なら魔法科にその分野がないからだ。
ナノマシンは元々プログラムされている。
エイトはプログラムを書き換えたり、新しく書き加え得たりしているのだ。
トーマス・シュタインであるエイトにとってプログラミングは朝飯前だ。
エイト「もしこの魔法科の教科にナノマシンのプログラミングがあれば魔法科に入っていたかもしれません」
更に色々とプログラムに関して説明しようとするがエリナと風香に止められた。
余計3人に怪しまれるからだ。
それでトーマス・シュタインだとバレたら元も子もない。
デバイスや魔法のプログラムの話になるとエイトは学者のように長く語り始める癖がある。
エリナと風香から見れば良いところで悪いところである。
次の質問に入った。
今度は龍牙と恵からだった。
龍牙「最後森は魔法を発動した。だが発動しなかった」
恵「そして君は森にこう言った
『お前はもう魔法が使えない』と」
模擬戦の終盤に魔法が発動出来なくなった銀次に放ったエイトの言葉だ。
どう言うことか説明して欲しい、と恵は言った。
エイトは口を開く。
エイト「相手のナノマシンと接続したんですよ」
龍牙「接続だと?」
一体どうやってしたのか?
龍牙は思わず声を出した。
どうやって銀次のナノマシンと接続したのかエイトは説明する。
エイト「ナノマシンは機械、厳密に言えばコンピュータ機器です。機械にはプログラムが付きもの、俺は自分のナノマシンを副会長のナノマシンに接続し偽のプログラムを入れ狂わせたのです。 」
ナノマシンはコンピュータ。
命令すれば命令通り動き、発動したい魔法をナノマシンに命令すれば発動したい魔法が発動出来る。
命令するにはプログラムが必要である。
エイトは自分のナノマシンを銀次のナノマシンに接続、ハックした。
プログラムは1つミスをすればエラーが起き動かない。
ナノマシンもプログラムを1つミスがあればエラーが起き発動できない。
あの時、エイトは銀次のナノマシンに偽のプログラムを入れエラーを起こさせた。
だがどうやってプログラムを書き込んだんだ?と恵から声が上がる。
エイトは右手の人差し指を自分の頭にとんとん、と突いた。
エイト「脳です」
ハッキング中エイトの視界には様々なプログラムが表示される。
そして脳でキーボードのように入力しプログラムを作る。
だがそれなり入力する処理速度が必要。
エイトは処理を補佐するナノマシンを体内に入れてある。
他にも彼の体を循環しているナノマシンの種類は沢山ある。
結果デバイス無しでも余裕で戦えるのだ。
エイトは3人にこう言った。
エイト「コレは『魔法』と言うよりも『ハッキング』です」
エイトの言う通りこれは魔法ではなくハッキングだ。
先の模擬戦は「情報」で勝ったのだ。
七海、恵は冷や汗をかく。
龍牙はいつも通り表情を変えない。
だが心の中では落ち着いていなかった。
無理もない。
十人の魔法師でも見たことが無い離れ技を2つエイトは披露したからだ。
龍牙(.....あの時...)
龍牙は心の中で呟き始める。
あの時。
それは模擬戦を指している。
龍牙(この男は、魔法だけなく体術と情報で勝った)
模擬戦を思い出す。
彼は魔法と体術そして情報、バランスが取れた戦い方をした。
龍牙(明らかに戦いに慣れている。そしてこの男の魔法
は底が知れない)
ここで一区切りし最後龍牙はこう言った。
もしかしたら十人の魔法師族よりも強いかも知れない、と。
生徒会から解放された後、俺とエリナと風香は家に帰った。
家は一軒家で二階建て。
おまけに地下に俺用の研究ルームがある。
一般家庭とは違って間取りはアメリカの家並みに広い。
俺は1階の自分の部屋で居る。
制服から私服へ着替えベッドで仰向けになってスマホを操作していた。
俺の部屋にある机はコンピュータが搭載されている。
タッチパネル式のキーボードが机の上に埋め込まれ前にはモニターがある。
簡単に言えば机とディスクトップが同化したものだ。
これは自分のデバイスやエリナ達のデバイスを調節するためにある。
部屋にある俺の私物はエリナ達からもらった物や本ばかり。
本棚には小説やデバイスのプログラムミングや魔法関係の本がずらりと並んでいる。
俺はスマホで中国のデバイス産業を見ていた。
2年前俺が行方不明になった後、中国はデバイス産業に莫大な資金源を投資し力を入れている。
この2年でいろいろわかった。
まず俺の暗殺をドラゴンヘッドに依頼したクライアントは中国である。
なぜならさっき言った通りデバイス産業に力を入れたからだ。
第三次大戦後、中国は今まで良好だった経済が崩れ落ちていた。
それから少しずつ立て直すが中国は次第に「欲」を出した。
そう「トーマス・シュタイン」と言う俺だ。
NM社は魔法デバイス産業の中でトップ1の会社。
生産率が上がらない中国はNM社を潰せば自国の魔法関連の社に力を入れ世界の頂点に立つ目論見だった。
その為に2年前、ドラゴンヘッドを通じて俺を狙ったってわけだ。
俺が行方不明になった事により中国は目論見通り金を投資し始める。
だが俺は行方不明になっただけでまだ死んではいない。
2年間アメリカにいた俺は様々なデバイスやデバイスシステムを作っていた。
最初は上手く行っていた中国は経済崩壊寸前まで行かなかったがいくつか中国のデバイス産業は潰れた。
だがまだ中国は諦めてないだろう。
この状況下で俺が死んでいない事は明らかで中国も知っているはずだ。
さて、これからどう出るか....
俺がそう考えていた時、ドアからノックする音が聞こえた。
エリナ「エイト?入っていい?」
ドアの向こうにエリナがいる。
俺は「ああ」と言ってスマホをいじるのをやめ体を起こしベッドに座る。
ガチャッとドアを開ける音と共にドアが開く。
そしてエリナが現れた。
エリナは何やら不機嫌な顔で俺の隣に座り、
エリナ「ねぇ、今日の昼雪乃と結衣の他に沢山の女の子と居たわよね?あれも昔、部活で知り合った女の子たちなの?」
と言う。
俺は察した。
エリナは嫉妬している、と。
だがエリナは誤解している所が1つあった。
エイト「あの中に男1人いるぞ。男子制服着てた銀髪の子」
そう戸塚だ。
戸塚は女の子にしか見えないが正真正銘男だ。
初めて会う奴は絶対女の子と見間違う。
エリナは思い出したのか「あっ」と声を漏らす。
エイト「だろ?戸塚は女の子に見えるけど性は男だ」
俺はエリナに知り合いが女子だけではない事を言った。
だがエリナは、
エリナ「それでもよっ!」
両腕を俺の首の後ろに巻き自分ごと後ろへ押し倒す。
彼女の胸が体に当たる。
エリナに抱きしめられそのままベッドに倒された俺は身動きが取れない。
エリナ「男友達が居ても1人だけじゃん。それに可愛いし!」
そこに嫉妬するのかエリナ。
俺はここの中でツッコミを入れた。
エリナ「昔は友達に女の子はいないって言ってたくせに....」
中学生の頃、電話でエリナに友達はいるのか、ガールフレンドはいるのか、と聞かれた。
当然俺は「居ない」と答えた。
雪ノ下と由比ヶ浜はただの部活の部員関係だった。
川崎も海老名さんも部活の関係で知り合っただけだ。
だから「友達」でもない。
エイト「だから友達じゃないから。ただの『知り合い』だって」
エリナ「友達も知り合いも一緒よ!」
俺の理屈を無理やりでも否定する。
どんだけ嫉妬深いんだよエリナは。
エリナ「罰としてー」
一拍おいたエリナは仰向け状態の俺の上に重なる。
そして俺の耳元に口を近づけて、
エリナ「....少しだけこうさせて」
と囁いた。
彼女の息が耳にかかり全身が少し震えた。
その震えがエリナにも伝わり彼女は耳元で笑う。
エリナ「ウブね」
そう言って自分の脚と俺の脚を絡め更に密着する。
俺の息が少し荒くなる。
息がエリナの耳にかかるとエリナは小さく「うっ」と喘ぐぎ頬を赤らめる。
エリナ「エイトぉ////」
子供のように甘えた声で俺の名前を呼ぶエリナ。
彼女の呼吸、熱、感触、全てが俺の体と共有する。
このままでは俺の理性が吹っ飛ぶ。
そんな時だった。
風香「ジーッ」
横でジト目でこちらを見る風香がいた。
それに気が付いたエリナは驚き慌てて俺から離れた。
エリナ「ふ、風香ちゃん⁉︎」
風香「ハチ兄が弁当箱出しに来ないから部屋まで来たらまさかエリ姉とハチ兄が...」
肩を震わせ顔を下に落とす風香。
俺は弁当箱を洗い場に出すのを忘れていた事を思い出す。
この状況で寂しがり屋の風香が取る行動は1つしかない。
それは、
風香「私だけ仲間はずれはずるいー!」
と顔を上げ涙目で訴える。
そして「私もイチャイチャするー!」といい俺にダイブして来た。
風香の体重が俺の体に伝わる。
そして肺の中の空気が外に出され俺は「うっ」と声を上げた。
そのまま風香はさっきのエリナのように密着する。
風香「ハチ兄ィ♡」
気持ち良さそうな顔で俺の名前を呼ぶ。
胸が俺の胴体に当たっている。
マズイ。
理性が飛んでしまう。
エイト「ちょっと待て風香」
俺は何とか抜け出そうと試みる。
だが。
エリナ「ちょっと風香ちゃん!エイトは今私のものなのよ!」
隣にいたエリナは風香に反発し俺をオモチャのように風香から引っ張る。
俺がエリナに引っ張られ風香はエリナの真反対の方へと転がった。
エリナは俺の顔を胸を当て抱きしめる。
エリナの香水が俺の鼻をくすぐる。
視界が暗くて見えない。
風香「いいじゃん!ちょっとぐらい!」
今度は逆に風香が怒る。
そしてエリナと同様、俺を引っ張り胸を当てる。
暗闇から光が射したかと思ったらまた視界が暗くなる。
徐々に2人は言い合いがエスカレートした。
更に2人の柔らかい豊かな胸が俺の顔を締め付ける。
左には風香の胸右にはエリナの胸。
まさにハーレム状態である。
しかし、
エイト「い、息が.....」
息が苦しくなってきた俺は息が荒れ始める。
吐息がエリナと風香の胸を刺激させたのか2人は
「あッ////」と声を上げた。
エリナ「エ、エイトッ!」
風香「くすぐったいよハチ兄////」
そう言いながら彼女らは俺を抱きしめ更に更に胸を締め付けた。
そのあと口論しなくなったが俺を離してくれなかった。
いやむしろ、離さなかったと言ったほうがいいだろう。
彼女らは俺が息を吐くと小さく喘ぎ始めた。
エイト(マズイ、このままじゃあ.....)
思考が止まった。
理性が限界まで達したのだ。
俺は徐々に意識が遠のいた。
エイト(もう...いいや...)
遠のく意識を保とうした俺はもう無理だと判断し、俺は彼女達の胸に溺れて意識を失った。
初めてイチャイチャシーンを書きましたが前々回と同じく、どう表現すればいいのか全くわかりませんでした。
なのでもう少し語彙力や国語力を勉強して行きたいと思います。
さて自分は八幡と同じ学生なので、これからテスト週間に入ります。
なので1週間休みます。
なので次の投稿は2週間後の日曜の予定になります。
ご了承ください。
脱字、誤字等がありました報告お願いします。
毎度毎度脱字誤字の報告ありがとうございます。
そして感想と高評価もお待ちしております。
では2週間後にお会いしましょう!