クズでもヒーローになれますかねェ?【諸事情により題名変更しました】   作:虚ろな勇者の影

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初めまして。
虚ろな勇者の影と申します。
最近、「僕のヒーローアカデミア」にどハマりしまして、「爆豪やべぇ緑谷やべぇなんか色々すげぇ」他の二次創作見て「おっしゃ、イチョ俺も書くきゃナイショ!※作者は女」こんなノリではじめた作品です。しかも初作品。至らないところは多々ありますが、楽しんで頂きたいっ!どうぞよろしくお願いしますッ!!!


第1話

それは、突然の事だった。

 

ある公園での出来事。緑色のもさっとした愚鈍そうな少年の前に立つ、金髪が爆発したつり目のガキ。手からはボボホッと絶えず小爆発が起こっている。危ない。

 

「ひどいよかっちゃん…!

泣いてるだろ…?!これ以上は僕が許さゃなへぞ」

「無個性の癖にヒーロー気取りか()()!」

 

どうやら、緑髪の少年は震えながらも誰かを庇っているようだ。

金髪ガキの圧倒的爆発──個性に立ち向かうその姿勢は、見る人が見れば何とも胸が熱くなる。

 

私はそんな少年漫画の少年期のような光景を眺めつつ、ハリボーを食べていた。

 

 

……もう一度言おう。それは、突然だった。

 

 

 

────爆発。

 

 

 

────そして爆風。私を襲う衝撃。ハリボーが喉に詰まるっ!

 

 

 

─────思い出された()()の記憶……

 

 

 

前世の私は死んだらしい。

 

前世の私は情報収集が大好きな、一風変わった高校生だった。

人の弱みを握り脅すのを至上の趣味とし、とあるお偉いさんの浮気をネタに恐喝し、得た金で生きていた。わりとクズだった私。

……振り返ってみると見るとむしろ社会的には死んでよかったような気がする。まぁ、話を戻そう。

そんな、恐喝(楽しい話し合い)弱味握り(楽しい情報収集)に明け暮れながら、したたかに生きていた。

 

だが、私は甘かった。お偉いさんを舐めていた。

その日(私が死んだ日)、私はとある情報がいい値で売れ、それで得た諭吉さんの枚数を数えながら愉悦に浸っていた。

 

そこに、俗に言う、ヤグザと呼ばれる人達が各々の武器を持ってやってきた。どうやらお偉いさんに雇われたらしい。こちとら花も恥じらう高校生2年生。集団暴力に敵うはずもない。

その後、色々あって(思い出したくない)……死んだ。

 

んでもって、なんだかんだあって(自称神と対話して)この僕のヒーローアカデミア(漫画のような世界では無く、実際の漫画の中)に転生したらしい。

 

 

報情(ほうじょう)読気(よむき)、女、肉体年齢5歳は喉に詰まったハリボーを吐き出しながら思う。

 

 

「……嘘、だろ?マジか、

マジなのか!!……イヤッホオォォォォオ!!!

勝己君、出久君、産まれてきてくれてありがとう、本当に、ぼんどうに゛!!」

 

 

 

────私は歓喜した。

無念に終わった人生をやり直せることに。

 

────私は狂喜した。

あの大好きな「僕のヒーローアカデミア」の世界に転生出来たことを。

 

────私は喜舞した。

主要な登場人物(主人公とそのライバル)との関係があることに。

 

 

 

結果。

修羅場ってた、緑谷出久(緑髪の少年)と、爆豪勝己(金髪ガキ)の手を取り、咽び泣いた。

 

「幸せかよ!幸せだよぉ!こんなに幸せでごめんなさいっ!

自称神、ハゲなんて言って本当にすまない!ドライヤー要らずの素敵な髪だよぉ!!」

「えっ?えっ?」

「BoooooM!!」

 

そして、勝己君に握った手を爆破され、出久君からはハンカチを貰った。ハンカチは家宝にします。はい。

 

気味悪がった勝己君らは公園から出ていき、出久君は守っていた少年とともに私を心配しながらも去っていった。

その背中を眺めながら思う。

 

「そっかぁ、君らが、君達が!

これから数多の至難と苦難を乗り越え、勇気と希望、熱意執念、災悪を打破し、友情を持って成長する……ヒーローになるのか!

それを、私は知っている唯一の人間。

これを、この物語(青春劇)を特等席で観ることが出来る人間!

アハッ、アハハハッ!アッハッハッハッハッ!

笑いが止まらん!何故この世界に生まれさせたかは知らないが、好きな様にさせて貰うよ、自称神!」

 

 

これは私、報情読気がおこがましく、すうずうしくも彼らが織り成す「僕のヒーローアカデミア」を末席で見守り、時に引っ掻き回す物語である。

 

 

☆☆☆☆☆

 

────それから10年が経った。

 

所はかわって折寺中学校。桜咲く麗らかな春の日。私は手に持ったタブレットでいつものように情報収集。

 

そんな中テンション高めの先生が喋っていた。

 

「えー、おまえらも3年生ということで!!

本格的に将来を考えていく時期だ!!

今から進路希望のプリント配るが(みんな)!!!」

 

そんな、わかりきった事を聞かないで欲しい。クラス全員がそう思ったことだろう。もちろん、私もそう思った(それを知っていた)

 

「だいたいヒーロー科志望だよね!!」

 

各々の個性でアピールする生徒達。原則、個性の発動は禁止されているが、結構それは守られていない……いいのか!それで。

ワイワイと、中学生らしいにぎやかな教室。そこに響く自己主張のでかい声。ちなみに足を机に置いたりと、主張もでかい。

 

「俺はこんな”没個性”共と仲良く底辺なんざ行かねーーよ」

「そりゃ、ねぇだろカツキ!!!」

「ブーブー」「ブーブー」

 

当然巻き起こる嵐のブーイング。それをものともせず、むしろさらに馬鹿にしたように、

 

「モブがモブらしくうっせーー!!!」

 

いつも思うが、こいつのメンタルどうなってんだろ。

まぁ、こうでかい態度取れるだけの実力を持っているからこそなのだが。

 

「あー確か爆豪は…()()()()志望だったな」

 

「国立の!?」

「今年偏差値78だぞ!!?」

「倍率も毎度やべーんだろ!?」

「「「ざわざわ」」」

 

「そのざわざわがモブたる所以だ!

模試じゃA判定!!俺は中学(ウチ)唯一の雄英圏内!

あのオールマイトも超えて俺はトップヒーローと成り!!

必ずや、高額納税者ランキングに名を刻むのだ!!!」

 

長々と野望を語る彼。あーぁ、また机に乗ってる。

実力の伴ったクラスの暴君(ガキ大将)、それが彼、爆豪勝己だ。

 

「あ、

そういや、緑谷と報情も雄英志望だったな」

 

あっ、勝己っちが変な顔で固まった。ワロス。写真撮っとこう。

1拍置いて巻き上がる嘲笑。教室が吹き出す。

出久君と、私を馬鹿にする声。出久君は必死に否定しているが……それを彼が最後まで聞いてあげるわけがなく、

「「BoooM!!」こらデク!!!」

 

ありゃりゃ机がおしゃかに。

 

「”没個性”どころか”無個性”のてめェがぁ〜

なんで俺と同じ土俵に立てるんだ!!?」

「待っ…

違う、待って、かっちゃん」

 

声、こっわ。ドス利きすぎだろ!

漫画読んでる時から常々思ってたけど、本当、爆豪勝己ってヴィラン顔だよねぇ。

そして出久君負けるな!言いたい事はちゃんと言うんだ!

それによってさらに爆豪勝己の神経を逆撫でるんだ!

 

 

────それにしても、ちゃんと原作通りに進むもんなんだねぇ。

 

 

事の始まりは、中国の軽慶市での「発光する赤児」の報道以来世界各地で超常現象が報告されたこと。今では世界総人口の約8割が超常能力“個性”を持つに至った超人社会。

“個性”を悪用する(ヴィラン)を“個性”を発揮して取り締まるヒーローは人々に讃えられている……

 

設定もセリフも状況も何もかもが一緒。私が入ったことにより、少し変わってしまった部分もあるにはあるが、許容範囲だろう。

 

どうも、お久しぶり。

私、報情読気。女、中学三年生。個性「情報遊び」。転生先のヒロアカの世界で元気にやってます。

 




感想待ってます。

次回予告
【「情報を制すもの、全てを征すっ!!」主人公の個性がわかるぞ!!!】
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