IS〜インフィニット・ストラトス 迷える天使達と滅びゆく世界   作:ダークエイジ

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ふぅ、疲れた。


第二話「もう一つの世界」

IS、通称インフィニット・ストラトス。篠ノ之束博士によって創られたマルチプラットスーツ。女性しか乗れないという特異な性質を持ちながら現存するあらゆる兵器を越える力を持っているため社会は女尊男卑へと変わり果ててしまった。しかし、近年になって男性でありながら唯一ISを使える人間。織斑一夏の登場によって世界は大きく変わり始めていた。

「くそ!何なんだこいつはっ!?」

一夏は進化した白式の中で相手のアンノウンISに毒づく、IS学園の臨海学校当日にアメリカ軍所有のIS「シルバリオ・ゴスペル」と交戦中にいきなり乱入してきたのだ。シルバリオ・ゴスペルはすでに撃墜したが、この相手は正直厄介だ。

「一夏っ!横からまわって!」

「わかった。」

同じく、IS専用機を持つシャルロット・デュノアの駆る「ラファール・リヴァイヴ」がアンノウンに制圧射撃を掛ける。その隙に一夏は急速接近。雪片で斬りかかる。

「しかし、レーザー刃は目標の一歩手前で停止する。どうやらアンノウンの周りには不可視のエネルギー・フィールドが貼られているようだ。

「一夏さんっ!!」

セシリア・オルコットの援護射撃を受けながら後退する一夏。こっちは五機いるのに一機相手に手こずっている。一夏があぐねいていると担任の千冬から通信が入った。

「何をしている一夏っ!!!旅館に近づきすぎているぞっ!!」

生徒達が止まっている旅館に知らずに近づいてしまっていた。このままでは生徒たちに被害が出てしまう。

「一夏っ!!」

凰・鈴音の駆る「甲龍」が衝撃砲を放ち、篠ノ之箒の「紅椿」が斬りかかる。しかし、その見事な連携も、あの黒いアンノウンは軽々と回避する。一夏は声がして下を見てみるとなんと一組のメンバーが外に出て来てしまっていたのだ。

「みんなっ!?」

一組のメンバーに狙いを定めたらしいアンノウンが銃口を向ける。

「させるかっ!!」

ラウラ・ボーデヴッヒが駆る「シュヴァルツェア・レーゲン」がレールカノンを連射。数発が命中しアンノウンはよろけた。

「チャンス!!」

決着を付けようと斬り掛かるが、アンノウンの背後にいきなり光が生み出される。一夏は何か危機感を覚え追撃を掛ける。

「逃がすかっ!!」

「一夏っ!!だめ!」

すると、光が膨張をし始めやがて一夏達五人と旅館の外に出ていた一組のクラスメイト、千冬、福担任の山田真耶を飲み込んで消えてしまった。

「んん・・・。」

一夏は誰かが自分を呼んでいる気がして目を開けようとしたが、身体が言う事を聞いてくれない。やっとの思いで目を開けると目の前にセシリアがいた。

「セシリアっ!?」

「一夏さん!!良かったですわ。無事で。」

辺りを見回してみるとクラスメイト達や箒達、千冬や真耶もちゃんといた。しかし、場所が問題だ。なんと、砂漠のど真ん中なのだ。

「千冬姉ぇ、ここは一体?」

「分からん、異常自体なのは確かだ。」

最後に憶えているのは、旅館の上空でアンノウンと戦ってアンノウンが発した謎の光に飲み込まれた所だ。

「とにかく、進めばなんとかなるがお前等の格好で砂漠を歩くのは危険すぎる。」

「そうですね。みんな旅館にいましたから。」

確かにスーツの千冬や私服の真耶はともかく一夏達はISスーツ。他のメンバーは浴衣だ。これでは危険すぎる。一応、岩場の影に隠れて一休みにする事にした。

「山田先生、連絡は取れましたか?」

「いえ、位置的にはアメリカのラスベガス辺りだと言うのは分かってるんですが、何処とも通信が取れないんです。」

「どういう事だ?」

そもそも、日本にいた一夏達が何故ここにいる事自体説明がつかない。途方に暮れているとレーダーをチェックしてシャルロットが急に叫び出した。

「先生!!4時の方向から正体不明の機体が接近してきます!数は3機ですっ!」

「全員、岩場の影に隠れろっ!!」

正体は分からないが、一応隠れた方が良いと判断した千冬の号令によって全員、岩場の影に隠れた。そして、現れた正体不明の存在は一夏達の想像を遥かに超えた存在だった。

「あれは一体?ISなのか?」

「一夏・・・」

その正体不明機はかなりデカイ、全長18m前後と言った所か。それぞれ青い翼、赤い翼、赤いフライトユニットなどを装備しているが、共通してスマートなシルエットと頭部にV字アンテナを取り付けている。

「あれはなんだ?」

これが一夏達にとって初の未知との遭遇であった。




次回はキラ達の話かな?
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