IS〜インフィニット・ストラトス 迷える天使達と滅びゆく世界 作:ダークエイジ
アンノウンとの戦闘で、光に呑み込まれたキラ達は知らない土地で目覚めた。ジブラルタルにいた筈なのに今いる場所は砂漠。不足の事態にキラ達は困惑を隠せない。
「ダメです!何処とも連絡がとれません!」
アークエンジェルのブリッチでミリアリアが叫ぶ。今、彼等はこの事態に対して緊急会議をしているところである。
「此方のモビルスーツは?」
「一応、光に呑み込まれた機体だけよ。」
キラ達の機体に、一緒に呑み込まれたザクとムラサメの後継機であるスターク・ゲルググと叢雨弐式である。一応、全機回収済みだがこの先どうすればいいか全く持って分からない。
「みなさん、このまま考えていてもしょうがありませんわ。一応、先に進んで見て情報を収集してみましょう。」
「そうだね。ラクス・・・・。」
キラ達のすべき事は今の所、二つ。まず、情報を収集してここが何処なのか調べる事。そして、自分達に襲撃を掛けて来たあのアンノウンを捕まえる事である。あのアンノウンなら確実に元の世界に戻る術を知っているはずである。
「じゃあ、行こう!」
各々、自分達の持ち場に着いて巨大な二隻の戦艦は空を飛びながら前進して行った。そして、しばらく進んだ頃、キラとラクスが世界地図を見ながら不思議な事を呟いていた。
「オカシイね。」
「そうですわね。」
「何がですか?ヤマト隊長。」
キラとラクスによると、自分達の位置はラスベガス上空だと言うのに全く街が見えないと言うのだ。たしかに見渡す限り砂漠だ。街なんてどこにも見えない。
「ヤマト隊長!北西に二十Kmの地点で重力異常が起きてます!」
「重力異常?」
こんな砂漠で重力異常が何故起きてるのか検討もつかない。
「とにかく、行ってみよう。」
何があるか分からないので、一様キラとシンとアスランが愛機に乗って先陣を切って目的地を目指した。
「こんな、砂漠で重力異常?一体何が起きてるんだ?」
「油断するなよ、シン。」
「しませんよ。」
そして、目的地に到着した一行。しかし、そこには何も無かった。不思議に思ったキラは再度レーダーを確認するる。確かにここで合っていた。
「キラさん!あれ!!」
「えっ!?」
デスティニーが指差した方向にはなんと人が居た。三十人くらいだろうか、一人は男でそれ以外はみんな女だ。いや、女の子と言うべきか。しかも、何人かは不思議なパワードスーツみたいなのを装備している。ここの住人なのか。
「どうするキラ?オープン回線で話しかけてみるか。」
「うん、そうして。」
一方、一夏達は未知の機体であるフリーダム達に困惑していた。
「織斑先生っ!!どうします??」
「わからんが、相手の出方次第だな・・・」
相手は18m前後の巨体だ。正直、こちらの攻撃が通るか分からない。それが三機もいるのだ。はっきり言って逃げ出したいくらいである。
「織斑先生!あの機体から通信がっ!」
「一応、人は乗っているみたいだな。」
無人機ではないという事はわかった。あとは操縦している人間が話の通じる人間かどうかだ。
『こちら、オーブ軍所属のアスラン・ザラだ。貴女たちは一体何者だ?見たところ一般人のようだが?それにそのパワードスーツは一体・・・?」
「ISを知らない?それにオーブ軍?」
本当に知らなそうなパイロットに?が浮かぶ一同。それにオーブ軍と言う知らない単語も出た。仕方なく千冬はパイロットに通信を掛けた。
『こちらはIS学園の教師、織斑千冬と生徒達だ。オーブ軍とはなんだ?それにその機体は何だ?』
それを聞いた瞬間、今度はキラ達が困惑する。
「IS学園?それにオーブとMSを知らない?」
「一体どういう事だ?」
全く、全く訳が分からないが三人は直に彼等と会合をすることにした。地面に着陸した三人は通信に応えた織斑千冬と話をすることにした。
「貴女達、一体こんなところで何をしてるんです?」
見たところ、教師たち二人はスーツと私服。生徒たちに至っては浴衣だ。後の五人に至ってはパワードスーツを装着している。
「それは分からん。日本に居たはずだが気付いたらこんなところにいる。君達三人は誰なんだ?あの機体は?」
「気付いたらこんなところにいる?もしかして、来る前に正体不明の機体と会いました?」
「その、質問をするという事はそちらも?」
相手の反応を聞いた瞬間、キラの頭の中には嫌な仮説が立った。もしかしたら彼女たちはC・Eとは違う世界にいて自分達と同様に正体不明機と戦いここに飛ばされてきたのではないかという仮説が。
「なにわともあれ、詳しい話はあの中でしませんか?」
そう言って、キラが指差した先にはアークエンジェルとミネルバがあった。
ナイン・ボールを出そうか悩みます。