IS〜インフィニット・ストラトス 迷える天使達と滅びゆく世界   作:ダークエイジ

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すいません、投稿がかなり遅れました。


第七話「進むべき道」

サイファー達との激闘が終わり、焼き尽くされた基地でキラは立ち尽くしていた。そんなキラにラクスが歩み寄る。

「大丈夫ですか?」

「うん・・・大丈夫。」

甘かった・・・その一言しかでない。相手の戦闘力を甘く見ていた。その結果、ストライク・フリーダムの片腕を失ってしまったのだ。悔しさに塗れるキラにラクスがそっと後ろから抱き付く。

「大丈夫ですわ。貴方ならきっと乗り越えられますわ」

「ありがとう」

 

一方、アークエンジェルのブリッジでは生き残った国家再編成軍の部隊とマリュー達が会談をしていた。これから、どうするかである。

「なるほど、国家再編成軍の本拠地に私達を案内してくれるのですね?」

「ああ、あんた達が他の世界からやって来て頼れる場所もないのなら俺達と一緒に来てくれないか?」

部隊長のヘンリー・ジャクソンが手を差し出す。確かにこのまま無縁の状態よりはかなり良い。補給も出来るだろうし。

「ええ、良いですわ。私達の他に民間人も乗せているので補給も必要ですし」

「しかし、エイリンスの奴ら思ったよりやるな。キラを含め俺達全員が防戦一方だった」

ムウが溜息を吐いていると、アスランの瞳に影が降りる。確かに、あのエイリンス達はかなり力があるのかキラ達を抑えこんでいた。他のエイリンス達も全員あんなであればかなりキツイ。

「あのエイリンス達は上位ランカーだ。他のエイリンスとは別格なんだよ。」

「上位ランカー?」

エイリンス上位ランカーとは、星の数ぐらいいるエイリンス達の中でも企業連から高い評価を受けてきた傭兵達だ。故に依頼されるモノは危険度が高いものばかりだ。しかし、報酬の額は高い。

「特にあのNo.1まで出て来たんだ。まぁ、今回はしょうがないだろう」

「No.1・・・、サイファーとストレイド・アレス・・」

「奴は全てのエイリンスの頂点だ。それ故に企業連からの信頼も絶大」

確かにキラと戦っている奴を見て誰もが危険を感じた。かなりの強敵であるのは分かったが、サイファーを倒さなければ元の世界に戻れないのもハッキリしている。

「まぁ、とにかく先に進むしかないですね。行きましょう!再編成軍の基地へ!」

「ええ、そうね」

 

目的地が決まり、アークエンジェルとミネルバは辿り着くべき場所に向けて進み出した。一夏はと言うといつものメンバーと共にアークエンジェルの居住区で休んでいた。初めての戦場を経験して疲れたのである。

「あれが戦場・・・」

「あの臭い・・・まだ、鼻から離れない」

硝煙とかは慣れているのだが、死臭は初めてだ。あの独特の臭いが鼻から離れない。

「・・・・」

一夏は一人になりたくて、MS格納庫に向かう。たどり着いた一夏の目に止まったのはジャスティスとアカツキだった。ISより遥かに巨大な四肢、一瞬にして全てを焼き尽くす圧倒的な火力。強固な装甲。そして、これらを創り上げてしまうC.Eの技術力が恐ろしい。

「キラ達、いつもあんな戦いをしてたのか・・・」

一夏が考えに耽っていると後ろからアスランが歩いて来た。

「君は、織斑一夏君だね?」

「はい、貴方はアスラン・ザラ?」

よくよく、考えてみるとキラ以外の人とあまり喋った事がなかった。話によると彼はキラの親友と言う事だが。

「どうした?」

「初めて戦場ってものを経験したのでつい・・・」

反笑いになりながら答える一夏にアスランが複雑な眼差しで見つめた。

「そうか・・・、大変だったろ?」

「はい・・・・」

「今はあまり考えない方がいい」

「・・・・でも、戦わなきゃ誰も護れない。そう思いました。あいつらを護るって決めたから」

「なら、一つアドバイスだ。力に任せて戦うな!力に任せて戦ったらただの破壊者だ。奪う戦いと護る戦いは違う」

「分かってます。」

微笑みながらアドバイスをするアスランにそう応えた直後、アークエンジェル艦内にアナウンスが響いた。

『12時方向より、敵MS部隊とIS部隊が接近中!!各員は持ち場に着いてください。』

「こんなにも早く、敵か来るなんて!!」

「一夏!!!」

後ろから箒達が走って来る。一夏達は急いで自分達の持ち場に行き、自らの愛機を立ち上げた。

 

一方、アークエンジェルのブリッジではミリアリアが敵の分析に取り掛かっていた。

「敵MS数14!敵IS数15!その内一機はエイリンス機の様です!」

「こんなにも早くエイリンスがっ!!」

ざわめくブリッジに敵のエイリンスから通信が掛かってくる。わざわざ、通信をかけて来るとは一体なんだろうか。

『こちら、エイリンスランク45。バフォードだ!!お前等か!?他の世界から来ちまった奴らってのは?残念だが、お前等はここで死んでもらうぞ!!!』

かなり暑苦しいテンションと話し方で一方的に通信を掛けて来たと思ったら一方的に切ってしまった。

『おい!マリュー!こっちのMS部隊は準備整ったぞ!』

どうやらISやミネルバの方も準備が整ったらしい。

 

 

発進の合図を出そうとした瞬間、ヘンリーが通信機を貸してくれと言って来た。

「こちらヘンリーだ。敵の機体の事だが、あの機体達は元々この世界にあった人型兵器『ZEAL』と呼ばれる物をMSやISに改造している。調査した世界の人型兵器に合わせるためだ。しかし、模造品とは言え性能は確か。しかも、エイリンスの機体には気を付けろ!奴らは他の機体とは違い、『B.F.B.Rシステム』を搭載している。」

B.F.B.Rシステム。バイオフィードバックリンクシステムとは簡単な説明をすると思考だけで、機体を操作できると言うシステムだ。クイン粒子の技術の研究により機体の中枢システムと人の思考を直結させる事に成功した。しかし、このシステムはある程度適応能力が必要らしくエイリンスの機体にしか搭載されていない。

『人と機体を直結か・・・』

ムウが難しい顔をしているとミネルバにいるラクスから通信を掛けて来た。

『ですが、彼等がなんであれ進まなければなりません。わたくし達の進むべき道は決まっています。生き残る為に、元の世界に戻る為に、そして護る為にわたくし達はこの道を進んで行かなければなりません。たとえ、彼等と戦う事になっても』

「ええ、そうね。」

ラクスの強固な意思を見てとるとマリューの顔から自然と笑みが零れた」

「ムウ!アスラン君!発進して!!」

「一夏、それにお前等。死ぬなよ!」

マリューと千冬の二人の合図でアークエンジェルからMSとIS達が飛びたって行く。ミネルバからもMSが発進していく。

「行くわよ!!この道をっ!!」

アークエンジェルとミネルバが進むべき場所を目指してゆっくりと速度を上げて行った。




最近、ニコ生主なったけど案外楽しいなww
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