早めの5話となります!
早いです…。早いけど話の進み具合が遅いです…。
申し訳ございません。
というわけで、今回は主人公について、世界観についてのお話になります。
では、第5話『僕について』をどうぞ!
僕について、少し話をしよう。
僕の名前は、神崎 楓夏(かんざき ふうか)。
年齢は15歳、都立神宮寺中学校に通う中学3年生だ。
ルックスは良くもなく、悪くもないと思う。
身長は175㎝。髪の色は黒。体格は少しいいぐらいで、普通の男の子だ。
両親は、僕が小学3年生の時に他界した。
何故他界してしまったかは分からない。
両親が他界してしまった付近の記憶だけ、”消えていた”。
一種の記憶喪失らしい。
両親の事はよく覚えている。
それ故に、他界してしまった理由が分からないのは、とてもつらいことだった。
叔母からは、飛行機の墜落事故で他界したと聞いているが、本当かどうかはわからない。
叔母というのは、母親の妹にあたる方で僕の今現在の親でもある。
強く、優しく、凛々しく、結婚していても間違いないだろう叔母は、いまだ独身である。一度、そのことについて聞いてみたことがあった。
叔母は『貴方が一人前の大人になるまでは、貴方から離れないわ』と答えた。
僕には勿体ないくらい、素敵な人だった。
僕には友人がいない。
僕自身が距離を取ってしまい友達と呼べる仲のいい人はいないのだ。
しかし、僕自身そのことに不満を抱いていなかった。
何故なら、人と関わってしまったら別れの時、とても悲しく、辛いからである。
両親が他界してしまった付近の記憶はないが、この感情だけは何故だか覚えていた。
大切な家族を失った時の絶望、悲しみを、しっかりと身体が覚えていた。
僕は脆く、弱い人間だった。
そんな僕にも、”夢”がある。
僕が住んでいる世界は、変わっている。
遥か昔、中国の軽慶市で生まれた発光する赤ん坊から始まり、以降各地で次々に超常が始まり原因も分からず時は流れていった。
超常は日常になった。
それから架空(ゆめ)は現実となり、世界総人口の8割が何らかの特異体質の超人社会となった世界、これが僕の住んでいる世界である。
8割のうち残りの2割は特異体質ではない人間である。特異体質の人間は”個性持ち”。
そうでない人間は”無個性”。
僕の住んでいる世界には”ヒーロー”という職業がある。
その職業は、困った人をどんな事件からも必ず助け出すという仕事だ。誰しもがその役職に憧れを抱き、憧れを実現させるため夢に向かって歩んでいる。
僕も”ヒーロー”に憧れていた一人の子供だった。
しかし、僕は”無個性”の人間だった。
無個性の人間が”ヒーロー”になれることなど限りなく0に等しい。
そのことを分かっていても僕は諦められずに、自分自身を鍛え続けた。
両親が他界し、学校では友達が居なく、個性も持っていない人間がヒーローになりたいだなんて誰も思っていないだろう。
けれど、そんなことは関係ない。
だって僕は、ヒーローに…”あの人”に憧れてしまったのだから。
“あの人”の勝つ姿に、人を救う姿に、僕は憧れを抱いていた。
そして、いつしかその憧れは僕の”夢”ともなっていた。
“あの人”のような、”ヒーロー”になりたいと。
中学3年生の夏
一度死に、吸血鬼となり
一人の女の子に”復讐”を共に遂行しようと告げられた。
僕にはもしかしたら、叶わない夢なのかもしれない。
一人の女の子のヒーローになれたとしても、
数多くの人々のヒーローにはなれない
何故なら僕はもう、人ではないのだから。
人ではなく、”吸血鬼”なのだから。
連載が始まり5話目で今更感はありますが、いかがでしたか?
主人公の名前は神崎 楓夏です。
次話の更新は今日か明日にはしたいと思います。
今回も読んでくださってありがとうございました。
またお会いしましょう。
評価&感想お待ちしております!