まずは一言・・・
全く更新していなくて本当にすいませんでした!!m(_ _)mm(_ _)m
この2ヶ月半一時期特にパスパレ2章のイベントの後、完全にバンドリに一時期マジで離れてました。その後アフグロの2章でなんとかバンドリのモチベーションは戻したのですが、その後もバイトやゼミの課題など忙しく中々執筆出来ませんでした。そして最近になってようやく執筆する時間を取れたことによって、ようやく執筆出来ました。
しかし、こんな飽き性な僕の作品、この2ヶ月半の間に
評価が1つ増え(謝辞は後書きで行います)UA6000とお気に入りが50件をどっちも突破してました!!
本当にありがとうございます!
そしていままでお待たせして本当に申し訳ありませんでした!
これからも不定期ではありますが精力的に更新していこうと思います。
読者の皆様楽しみにしていてください。
それでは新展開に突入よ!の第7話マジで楽しんでください!!
第7話「バカと取材とナイトクルーズ!!」
亮二 side
「新しい仕事がパスパレに入ったのか!?」
「ああ、今回は今話題の豪華客船!!かの有名な弦巻財閥が所有している船さ!!それがもうすぐ一般に公開されるからそれの事前取材をパスパレに頼まれたんだ」
「弦巻財閥って国内有数の財閥じゃねーか、そこの取材にパスパレが抜擢ってどういう風の吹き回しだよ・・・」
「お前が先週に偶然出会った『ハロー、ハッピーワールド!』ってバンドに弦巻こころってやつがいるだろ?そいつが弦巻財閥のご令嬢らしいぜ」
「すげぇな・・・さすが財閥のご令嬢は違うねぇ~」
俺、西野亮二は『Pasttel*Palettes』のマネージャー(アルバイトだけど)をやってる友人の須川亮とともにパスパレの芸能事務所へと学校帰りに向かっていた。目的はもちろん今の会話で出てきたパスパレに入った新しい仕事『弦巻財閥の豪華客船の取材』のことをメンバーに伝えるためだ。
「そういや、その仕事の参加メンバーってどうなってるんだ?」
「えーっと、たしか・・・おっ、全員だ!」
「全員か!あのサバイバルロケ以来だな・・・」
「ああ・・・あれはあれで大変だったよな・・・」
頭の中に浮かぶ1ヶ月前のパスパレサバイバルロケ・・・
そのロケは監督の気まぐれで撮影が進んでいったためパスパレもさることながら、隠れて撮影していた俺らスタッフも大いに振り回された撮影だった。その分その放送の反響はすこぶる良かったらしいが・・・
「そういやそのロケの日程はどうなってんだ?」
「確か・・・来週の土曜日だ!しかもその日は全員仕事が入ってなかったはず・・・」
「後は彩とイヴのバイトだな・・・あいつらがバイトを入れてなきゃいいんだが・・・」
「おいおい、大和と氷川の部活の予定も確認しないとだめだろ・・・」
「確かに麻弥はそうだが、日菜の部活は基本彼女の気まぐれで動いてるから問題ないだろ・・・」
「亮二・・・お前そういうところは適当なんだな・・・」
「日菜に関してはいちいち対応してると頭がパンクするからこういう風にしておけば大丈夫なんだよ。あいつは自他ともに認める天才なんだし」
日菜の扱いに対して苦笑する亮に俺はふんと鼻を鳴らした。まぁ、天才だからこそ、仕事は優先してくれるだろうと勝手に思っているゆえんである。
さっき会話にもあった通り、パスパレは基本学業と芸能の仕事の2足の草鞋を履いているので忙しいのだが特に彩とイヴはこのふたつの他にバイトもしていて日菜と麻弥は部活もしているので結果的に3足の草鞋を履いていることになり、イヴに至ってはそれらに加えて部活を3つも兼部しているので一体いくつの草鞋を履いているのか疑問に思うほど忙しいのである。それでもちゃんとレッスンには前回に出された課題をクリアしてくるから一時期スタッフの間で『彼女は本当に休んでいるのだろうか?』と話題に上がったほどである。
「なら善は急げだな!ほら、事務所まで競争だ!!負けた方が飲み物奢りな!」
「はぁ!?亮てめぇふざけんなよ!抜け駆けはずりぃぞ!」
「ホホゥ・・・ということは平等にスタートしないと俺に勝てないと・・・俺の黒歴史であるあのチームで培った俺の走力に・・・」
突然の亮の提案と駆け出しに俺は戸惑う。
でも、亮のあからさまな挑発が自他ともに認める俺の純粋な心に火をつけた。
「・・・良いぜ・・・やってやらァ~!!勝負だ、亮!ぜってえ勝つ!!」
こうして、俺と亮との事務所までの競争が始まったのだった。
ただ、この時、俺らが撮影に同行する弦巻家の豪華客船で巻き起こる大騒動を俺らはまだ知らなかった・・・
ちなみに、競争は俺が負け、亮に缶コーヒーを奢るハメになった・・・
チクショウ・・・
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明久side
「ん~と、結局何作ろうかな・・・3人だし、手軽に作れるのがいいよね・・・」
「ごめんねアキ・・・急にうちの家に来てもらうことになっちゃって・・・」
「良いよ良いよ、僕も久しぶりに葉月ちゃんに会いたかったし」
夕陽が差し込む花咲川の商店街、いつものようにバイトをこなした僕はいつもどうりにバイト先に来ていた美波と共にここへ買い物へ来ていた。いつもだったら、自分の夕飯分しか買わないけど、今日は親が仕事で明日の朝まで帰ってこれない美波のお願いで美波の家で夕飯を作り食べていくことになったのである。
「そういや、ライブイベントの進み具合はどうなのよ?勧誘についていった以降何も話を聞いていなかったけど・・・」
「うん、一応イベントの責任者はまりなさんだから僕は補佐的立場なんだけどね、順調には進んではいるよ」
あの勧誘以降、5バンドが集合した機会もあり最初の対バンライブも上手く乗り越えていった。その後、バンド間での方向性によるいざこざがあったみたいだけど、ポピパが中心になって、来るイベント本番に向けて動いているのである。それでも、その中でスタッフとしてまりなさんが中心となって動いていて僕はその補佐として動いていた。
ただ、美波の疑問は最もでお互いバイトで忙しくなったのもあるが、『Circle』内の方針で最初にイベントへ向けてのアイデアを出してくれた美波でさえもイベントの詳細は公言することは禁句になったのだ。
「そうなんだ、でもなんでそれを教えてくれなかったのよ?」
「いやぁ、一緒にアイデア出してくれたのは嬉しいんだけど・・・ここから先はアルバイトでも無いから、さすがに内容は本番まで秘密にしておきたいっていう方針らしいんだ。本当にごめんね・・・」
「そう・・・ならしょうがないわね、本番を楽しみにしておくわ」
「うん!楽しみにしててよ!」
美波は僕の説明に納得してくれたらしくそんな彼女の様子にホッとしつつ僕は買い物カゴを揺らしながら、各店の食材を見ておバカな頭をフル回転させ今日の献立を考えていた。今日は八百屋の野菜が安いらしく、野菜のメニューを考えていると、隣の免税店でパスタソースが安く売っているのが目に入った。頭の中で、主食を決めた僕がソースを手に取った時、見守っていた美波が話しかけてきた。
「どう、アキ?今日の夕飯は決まった?」
「うん、野菜を使ったパスタにしようと思ってね。でもパスタだけじゃ足りないから何か他のものを買おうと思ってるんだけど・・・」
「じゃあ、パンにしない?ウチ、ここの商店街で良いパン屋さん知ってるわよ」
「そうなんだ!じゃあそこで買おうよ!案内をお願い出来る?」
「もちろんよ、行きましょ!」
美波の提案に乗った僕は、免税店でパスタソースを買い、美波に連れられおすすめのパン屋さんに向かった。
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美波に連れられること数分、彼女がおすすめする商店街によくありそうなパン屋に入ると、そこには見知った顔がいた。
「いらっしゃいませー。あっ、美波さんと明久さんじゃないですか!」
「あっ、沙綾ちゃん、さっきぶりだね!まさかここでアルバイトしてるの?」
「いや・・・ここが私の家でお手伝いしてるんです。」
「えっ、そうなの?」
「アキ、入り口の看板見なかったの?ここは『やまぶきベーカリー』で沙綾ちゃんの家よ。」
そうなんだ・・・完全に看板を見落としてたよ・・・
僕は美波の指摘に苦笑いを浮かべながらもここでパンを買っていくことにした。
「ありがとうございました~!」
買物を終えた僕らは、沙綾ちゃんの営業ボイスに見送られながら僕らは商店街を再び歩きはじめた。
「いやぁ、あんなにパンの種類があるなんて思わなかったよ・・・ほとんど数なかったけど・・・」
「そうね・・・買えたのも一種類だけだしね、次来た時に沙綾ちゃんにおすすめを聞いておくわね」
「うん、ありがとう!安かったから、節約生活にもってこいなんだよね・・・とりあえず、常連になろう!」
「・・・あんた、お母さんに言われて、ゲームとか売って節約生活辞めたんじゃないの?」
「さすがに、塩や砂糖を舐める生活はやめたよ!でも、朝・昼・晩は1つの食べ物を噛み続けて満腹にさせることで食費を削ってるんだ!」
「あんた、それでよく、1日を乗り越えていけるわね・・・」
「噛み続ければなんとかなるんだよ!そういえば、美波知ってる?
「知らないわよ、そんな知識・・・」
僕の食生活の熱弁になぜか美波は呆れてしまった。その行動に僕がクエスチョンマークを浮かべていると、どこからか威勢の良い声が聞こえてきた。
「福引き、福引きをやってるよー!福引券を持ってるならぜひ引いてってくれよな!まだ出てない1等は豪華客船で行くナイトクルーズペア招待チケットだよ~」
「アキ、福引きだって!確か、沙綾ちゃんの店で福引券貰ってなかったっけ?」
「あ、うん。確か・・・あった、あった。これだね、でも1枚しかないから1回しか出来ないかな・・・」
僕が取り出した福引券は山吹ベーカリーでパンを買った時に沙綾ちゃんから貰ったものであった。それを握りしめ、僕らはさすがに1枚じゃあ当たらないだろうと思いながらも福引会場に足を運んだ。
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「はい、いらっしゃい!!福引券持ってるなら見せてくれよな!」
僕らが福引会場に来ると威勢の良いおじさんが元気のいい声で福引券を要求してきた。僕は親父さんの気迫に押されながらも、福引券を見せた。
「んんっ??これは・・・」
「??どうしました?」
「い、いやぁ、なんでもねえよ・・・少し待っててくれよな!」
そう言うと屋台のおじさんは少し僕らから離れて頭にあった通信機みたいなのを使って何処かと話し始めた
『チームA聞こえるか、こちらチームBの006・・・ああ・・・ターゲットを確認した。高校生2人組おそらくカップルだと思われる・・・ああ、全ては我が財閥の船の言い伝えを作り上げるため、船内での・・・了解した・・・任務を遂行する・・・』
なんか凄いこと聞いちゃったけど!?なに言い伝えを作り上げるって!?というか船内で僕ら何されるの!?そういうのは、自分の気持ちに全く素直にならない
「どうしたのアキ?鳩が
「いや、水鉄砲食らっても鳩は余り驚かないよ・・・ってそんな事じゃなくて、今のおじさんの声聞いた?なんかとても物騒なことを言ってた気がしたんだけど」
「へっ・・・?なんかあのおじさん喋ってた?喋ってたのならウチは聞こえなかったけど・・・」
えっ・・・聞こえてたのって僕だけ!?なぜか話が耳に入ってなかった美波に首を若干傾げていると話を終えたおじさんがいつの間にか戻ってきていた。
「おう、すまねえな!福引券1枚だから1回だけだな!ささっ、引いてみてくれや!1等は豪華客船で行くナイトクルーズペア招待チケットだ!まだ出てないからぜひとも当ててみてくれよな!」
「ねぇねぇ、1等がナイトクルーズだって!心地よい潮風にあたりながら、海を眺めるなんてなんてロマンチックなのかしら・・・アキ、絶対1等を当てなさいよね!!」
「ええ!?そう言われても・・・というかもし当たったとしたら誰と行くのさ?ペアだから2人までしか行けないよ」
突然の美波の要求(というか命令?)に僕は戸惑ったが不意に思い浮かんだ単純な疑問を思い浮かび、質問すると美波はなぜか顔を赤くしてしまった
「そっ、それはその時に考えるわよ!・・・本当はアキと・・・って、話を逸らさないで!とりあえず、早く引きなさいってば!」
「わかった、わかったよ・・・引くからさ・・・」
美波に急かされた僕は渋々福引のガラガラをレバーを持って回し始めた。
「でも、さすがに1枚だけだからそれだけで1等が当たるはずは・・・」
さすがにないだろうと口ずさもうとしたときだった
ガラガラガラ…カッカカン
「おおっ!!大当たり~大当たり~!1等が当たったよ~!」
「・・・えっ!?」
おじさんの言葉に素っ頓狂なリアクションをしてしまった僕は出てきた球と表を見比べた。
1等の球の色は金色・・・
出てきた球も金色・・・
うん、当たっちゃった・・・1等。
「すごいすごい!すごいわアキ!まさか本当に当てるなんて!」
美波はまだ信じられないようだけど当たったことにとても嬉しい表情で喜んでいる。
「おめでとうございます!こちら1等のペアチケットです!」
「あ、ありがとうございます。」
唖然としながらも僕はおじさんからチケットを受け取ると2枚とも当選したことに喜んでいる美波に渡した。
「えっ、アキどうして2枚とも渡すのよ?」
「いやぁ・・・美波が行きたがってたように思ったからさ、僕はいいかなって。葉月ちゃんと行ってきなよ!」
「いや、でも・・・いいの?アキは行きたくないの?」
「いやぁ・・・行きたいは行きたいんだけどさ・・・」
さっきのおじさんの謎の会話のせいで行きたい意欲が失せちゃったんだよ!
・・・って、言えるはずもなく、僕が言い訳を考えているとおじさんが突然僕に歩み寄ってき
た。
「いやぁ・・・坊主、本当に申し訳ねえんだが・・・ナイトクルーズの日は来週の土曜日って決まってるんだわ・・・しかもその引換チケットを使えるのはこのチケットを初めて手にした人・・・つまりお前らだけってことになるんだ。」
「それって、他の人に渡すことができないってことですか・・・?」
「そういうことだ。すまねえな、ナイトクルーズは2人で楽しんでくれや!」
おじさんは僕らにエールを送ると福引の屋台に戻っていった。
日程が決まっていて他の人に譲るのがダメって・・・完全に外堀埋められてるじゃん!
これはもう仕方ない!美波を説得して、おじさんにチケットを返さないと・・・
そう心の中で美波を説得させることを決めた僕は美波の方へ振り返る。
「ねぇアキ!今度のナイトクルーズ楽しみね!!」
「うん、じゃあさ・・・そのハリセン・・・下ろそうか・・・というか、なんでそれ持ってるのさ?」
僕の抗議になぜかハリセンを持った美波は首をかしげる
「えっ・・・?・・・ああ、これね。これは最終手段だから大丈夫よ♪」
「最終手段でも怖いよ!!大丈夫だから、そこまでやらなくても行くからさ!心配しなくてもいいから」
「そう、なら良かったわ。一緒に楽しもうねアキ!」
もう、後に引けないと観念したぼくは参加するということも込めてハリセンを引っ込めるように説得し、ハリセンを下ろさせた。
あの会話を聞いちゃったからめちゃくちゃ怪しいけどもうこれは乗ってやるしかない・・・美波のあの楽しそうな笑顔を失わせちゃだめだしね。
こうして、僕らはこの当選したチケットによって来週の土曜日にナイトクルーズに行くことになったのである。
「あっ!美波、思い出したんだけど・・・」
「どうしたの、アキ?ウチとアキで行くんでしょ?」
「いや、そうなんだけど・・・葉月ちゃんどうするの?」
「・・・あっ。」
やることはまだまだありそうだけど・・・
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other side
ある週の土曜日、花咲川の街と羽丘の街の境目にある小高い丘。
そこにある豪勢なお屋敷の待合室に、6人の少年少女たちが話し合っていた。
「はいは~い。ミッシェル代理こと奥沢美咲だよー。次のスタジオ練習の日程だけどこの日なんかどう?」
「その日は演劇部の公演があってね・・・主演の私が出ない訳には行かないからね・・・すまないね子猫ちゃん。」
「はぐみもソフトボールの試合があるんだ・・・ごめんねみーくん」
「わたしもその日はバイトがあるからダメかも・・・」
「やっぱり、全員の都合のいい日を作るのは難しいか・・・」
メンバーの意見に美咲はため息をついた。
もうお分かりの読者もいるだろうが、彼女たちは『ハロー!ハッピーワールド』というバンドで活動している。そして、今日(というか、いつもの事だが)の話し合いの場所はボーカルの弦巻こころの家でおこなっているのだ。
「ただ、そろそろスタジオを借りて練習しないとね。『Circle』でのイベントも近づいているし、他のバンドに遅れをとるわけにはいかない。」
そう言って、ハロハピのスタッフである眼鏡をかけた青年、久保利光は思案顔になった。
「そういえば、前にスタジオに入った時からしばらく全員で練習できてないよね」
「これも運命・・・・・・
私たちは今交わらない糸のうえを歩いているのかもしれない・・・
あぁ・・・儚い・・・。」
ベースの北沢はぐみの言葉にギターの瀬田薫が同意を示す。そう、バンド内ではメンバーの忙しさもありスタジオに入っての練習が中々出来ていない状況に置かれているのだ。
「う~ん、やっぱり、全員の都合の合う日が欲しいね・・・でも次みんなが集まれるのは最低でも2週間後か・・・」
「やっぱり、個々で練習するか数人で集まって練習するしかないですね・・・」
「だったら、僕が数人で集まって練習する日に連絡をくれれば、手伝える分は手伝おう。そうすれば全員集まってのスタジオ練習で、どこまでやったか進捗が掴めて練習がスムーズに進むからね」
「ぜひお願いします。利光先輩」
「うん。任せておいて。」
利光の提案に美咲は安心したようにホッとため息をついた。
利光のスタッフの加入前はミッシェルとしてのDJの演奏と美咲としての作業があり彼女自身が心身共に参っていたのだ。しかし、利光の加入後は彼女の補佐的立場として、彼が動いてくれるようになったので精神的に余裕を持って作業ができるようになったので、美咲は彼に感謝しきれない恩を受けているのだ。
「じゃあこれから2週間は個々の練習と数人集まっての合わせ練習、合わせ練習の際は僕も付き添って練習をサポートするということになったけどこころちゃんはどうかな?」
「・・・・・・」
意見を求めようと利光がこころの方を振り返ると当の本人は上を見上げて何か考えている様子であった。
それに気づいたのかドラマーの松原花音もこころに声をかける。
「こころちゃん・・・・・・?」
「きめたわ~~~!!!」
「ふっ、ふぇぇぇぇぇぇぇ!」
突然何かを決意したようなこころの声に花音は驚き、他のメンバーはこころのほうを見た。
「どうしたんだい、こころちゃん。なにを決めたんだい?
今後の方針はもうほとんど決めたはずだよ。」
「そっちじゃないわよ。船よ、船!船に乗りましょう!!」
突然の提案に驚くメンバーたち。しかし、こころがナイトクルーズに行かないかと提案したところみんな(特に薫とはぐみ)が乗り、残りのメンバーも巻き込む形でナイトクルーズが決定したのであった。
こうして、土曜日であるこの日・・・全ての手はずが整いナイトクルーズを通して起こる不思議な出来事、その歯車は静かに音を立てて回り始めたのである。
謝辞のコーナー!!
この未更新期間の間に評価をして下さった
☆10 如月零名 様
評価ありがとうございます!
それとUA6000件お気に入り50件突破!本当にありがとうございます!
それでは次回!!ぜひともお楽しみにしていてください!
あっ、バカテストコーナーは次回から再開致します!