IS学園の男性教員   作:勝間 おとう党

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初めまして勝間と申します。
処女作で豆腐メンタルなので、どうかお手柔らかにお願いします

2019年 1月13日
書き直しました


随時更新
プロローグ


『なんで……こうなっちゃったんだろう』

 

『喋らないで!すぐに治すから!』

 

『ごめん…ごめんね……』

 

 からだが痛い。血が止まらない

 

『ーー!しっーーろ!すーーかーからー』

 

 声が遠くなって来た。もうだめなのか

 

『ーすーー君!ーーーーーーーーーー』

 

泣かないで。泣かないでよ

あぁ、本当にバカだなぁ

 

『……で…できの…………わる…い………ぉ…とぅ…………と……で……………ご…め…ん………』

 

 本当にバカな弟でごめん……

 ちふーーーーねぇーーん……………………………

 

 

 

 

 

 ○ △ □ ×

 

 

 

 

 

 人生とはままならないものだ

 自分にやりたい事があっても、成し遂げたいのもがあっても、なかなか実現が難しい

 だから大抵の者は妥協を覚える。理想と現実を比較して、そこそこの結果に落ち着く

 

 だが、僕にはそれが出来なかった

 

 まだ高校1年生ということもあったのだろう。理想と現実を比較しきれ無かった

 理想と現実の差に納得がいか無かった

 そしてなによりも

 

 理想が現実に食いつぶされるのに我慢出来無かった

 だから逆に現実を食いつぶそうとした

 

 今ある秩序を破壊し、混沌を招き入れ、理想を構築する。これらのことは難しくはない。むしろ簡単だった

 いつの時代にだってアンチ勢力は存在し、ただそれを先導するだけで勝手に暴走する

 それをどこで間違えてしまったのだろう

 

 大切だった人が。愛してた人が。仲間だった人が

 皆が刃をこちらに向けていた

 

 意味がわから無かった。

 自分は正しいことをしているはずなのに、何よりも守りたいものが対立していた

 

 それでもなお、上にある理想を目指し続けた

 

 辛いのは今だけだと。対立しているのも今だけだと。理想が叶えばもう一度笑い合える

 また一緒に居られる。そう自分に言い聞かせて

 でも結局叶えられなかった

 当たり前だ。中身を、過程を無視した理想を叶えられるはずが無かった

 

 どこで間違えたのだろう

 あの人の弟に生まれた事か

 ISを動かせた事か

 中途半端に力を得てしまった事か

 

 いや、どれも間違いでは無い

 ISが無くとも、力が無くとも結局は同じだっただろう

 

 上にある理想だけを目指して、足元に転がっていた幸せに気付けなかった

 

 つまりはそういうことだろう

 一つの事に意固地になって、守りたかったものの声も聴こうとせず、全てを食いつぶし、独善を押し付けた

 独りよがりの滑稽。道化を演じただけだった

 

 出来ることなら、あの人ともう一度……………

 

 

 

 

 

 ○ △ □ ×

 

 

 

 

 

 ここの生活にも慣れて来た

 インフィニット・ストラトス。略してISの初の男性適合者として世界から注目を浴び、1年間を下準備に費やし、IS学園で整備課の技術者として雇われた

 しかしこれは私の願望を満たすのに必要な事だった

 だから無理やりにでも参加した

 

 

 やり直す。今度こそ

 視界にも映らなかった幸せを拾い集める為に

 そして大切な人を見守る為に

 例えこの身に何が起ころうとも守って見せる

 それが今の私が出来る贖罪だろう




(*作_者*)
 こうして物語は始まる
 1人異分子を加えて


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