IS学園の男性教員   作:勝間 おとう党

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やっと本編8話が完成した

正直苦しかった
文才が無いくせに理想が高いから満足するものをつくるのに時間がかかる
満足してないけど

とりあえず本編ドゾー
^^) つ旦



第8話 恋の蟲

『では整備の方に向かいますね』

 

 クラス対抗戦が始まって早々そう言って抜け出した

 こう言う時に整備員と教職の2足のわらじが役に立つ

 日頃の勤勉さ故に更識も学園内での私の行動にはあまり監視してこない

 この一件で信頼さが地に落ちるだろう

 しかし、篠ノ之博士に関わら無いと約束してしまってからには、そちらの方が圧倒的に大切だ

 

 いや、本当に。マジで

 タバネ様ー。万っ歳ぁぁぁぁぁーーーーい!する程大事

 

 だから今私の端末にかかって来てる千冬さんからの電話なんて些細な事だ

 

 うん。些細な事。小事小事

 

 あっ下手い。胃が痛く成って来た……

 

 

 いや、気にするな。これも代償だ

 私の勝手な約束のせいで生徒達は恐怖を、職員達には焦りを与えているんだから

 

 電話の内容は私が何処に居るのかと、今学園中に掛かっているロックを解除しろと言うものだろう

 たとえ私が千冬さんの所に居て、レベル4のセキュリティロックを外せるかと問われれば難しい

 まだ試してい無いが、機材が不完全な状況下だが判る

 たとえ整備室で万全な状態で挑んだところで、見積もって10分程度は掛かるだろう

 

 もし事態を早急に打破するとしたら

 可能性として、千冬さんにIS用のブレードを渡して扉を壊して回ってもらうと言うのもありだな

 しかし流石の千冬さんでも対IS用に設置されている扉を壊せはし無いだろう

 多分。きっと。おそらく。Maybe……

 

 壊せ無いよね?

 

 そこまで千冬さんも人間離れして無い事を信じよう

 

 

 

 私が陣取っている場所は中継室

 ISが乱入して来たタイミングで、既に中に居た人達には早急に避難していただいた

 ここに陣取ったのはアリーナの戦闘が良く見えるし、万が一観覧席の生徒達に被害が及ぼしそうならば、少々強引な手段を取って守れる

 

 ある意味VIP待遇で事の成り行きを傍観する

 

 ピー

 

 傍らに置いているパソコンから音が鳴る

 視線を観覧席と通路を繋ぐ扉が全て開いていて、生徒達が一斉に我先に逃げ出していた

 

 想定していたよりも早い

 更識か職員かは知らないが、思っていた以上にロックを解除するのが早かった

 

 しかし一夏達の戦闘を邪魔させる訳にはいけ無い

 急いで介入され無い様にアリーナへと続く扉をロックし直す

 

 カタカタ……カタカタカタカタ…………

 よし。これで暫くは邪魔が入r

 

 

『一夏ァ!男ならその程度の敵に勝てなくてどうする!』

 

 

 ……………………………………………はっ?

 

 何故?何故だ

 何故そこに居る

 何故アリーナに居るんだ

 アリーナに続く扉は全てロックしたのに

 

 急いでパソコンを見る

 箒が出て来た扉など、経路のロックを確認した

 

 …………見つけた

 

 アリーナに至る1つのルートのロックが不自然に外された記録が残っている

 しかも外部からハッキングされて

 

 主人公のピンチに駆け付けるヒロイン

 そう言う演出とでも言うのか

 

 アリーナへと視線を向ける

 博士から差し向けられたISが箒に銃口を向けていた

 

 

 思考が停止する

 

 

 箒が何故狙われてるんだ

 大事な妹だろう。そうじゃ無いのか

 

 無自覚にマイクに手が伸びる

 

 

 『「箒に手を出すなぁっ!」』

 

 

 ……やった…………やってしまった………………

 

 僕は何をやっているのだろうか

 つい感情的になって柄にも無く行動にうつしてしまった

 マイクに向かって叫ぶ事によって注意を逸らそうと、そんな愚行に走るとは

 

 まったく。焼きが回ったものだ

 そんな事でISの銃口が箒から外される可能性なんて絶対では無いのに

 

 ……………………………………………………

 

 僕にもまだこんな感情があったんだな

 

 しかし結果オーライとしておくか

 一夏達の視線を含め、ISの銃口は箒から私が居る放送室へと目標を変える事が成功出来た

 

 しかしこのままだと死ぬ

 生身で撃たれれば流石の私も終わる

 

 使いたくは無かったが、ここで私が持つ最高の切り札を使わせてもらおうか

 

「GTシステム投与」

 

 《Now Loading》

 

 機械音が腰にあるキーケースから流れる

 それと同時に中継室に向けられていた銃口から光が溢れ出す

 

 《生体認証ヲ確認》

 

 持ってたマイクを全力で窓ガラスに叩き投げて亀裂を入れ、部屋にある椅子を掴み、砲弾投げのように遠心力を使い割る

 そして頭を抱えながら不完全に割れた窓ガラスからくぐり飛び降りた

 

 《警告。身体ニ負荷ヲ及ボシマス》

 

 くぐったさいに尖った部分が皮膚に突き刺さり凄く痛いがそんな事は言ってられ無い

 すぐに後ろから爆風が巻き上がり、熱が全身を襲った

 

 痛い……熱い……苦しい……ッ

 

 

 《Get ready....GTsistem install!》

 

 

 しかしそんな痛みなど一瞬で消え失せる

 私を形成する全細胞が活性化する

 まるで侵食するかの様に熱が身体中を駆け巡る

 今。この瞬間だけは何でも出来る

 そんな快感に似た感情に脳が支配される

 

 だがそんなものに身を委ねてはいけ無い

 その先には破綻しか待ってい無いし、今は助ける事を優先しなければ

 

 一度空中で体勢を正し、クラウチングスタートの姿勢を取る

 そしてその格好で着地

 間髪入れずに右足に全力を込め跳び、スタートをきる

 そしてそのまま進行上に居た箒を抱き上げた

 

「えっ?えっ?」

 

 急に抱き上げたせいか、驚いている

 しかしそんな事は気にしてる暇は無い

 

「織斑!篠ノ之を安全な場所に連れて行く。どうにか持ち堪えてくれ!」

 

 

 そう言い残し扉の奥に箒を抱いたまま逃げた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 適当な場所で箒を降ろし、そのまま誰にも会わぬように自分に与えられた整備室にこもる

 扉は1つしか無いし、防音もしっかりとしてある

 厳重に扉にロックを掛け、誰の目も入ら無いように独りの空間をつくった

 

 部屋の端に膝を抱え込み座る

 そろそろか。そろそろかと頭を抱えている

 

 …………………………………………………………………

 …………………………………………………………………

 

 …………………………………………………………………

 

 

 

 …………………………………………………………………

 

 

 

ア゛ッ、ア゛ッ、ア゛ッ、ア゛ッ、ア゛ッ、ア゛ッ

 

アアァァァアアァァァアッアァアアアァアッアアッアァアァアァァァァァァァアッアァァァァァァァァアアアアァアッアアアアアアァァァアアァアアアァアッアアッアァアァァァァァァアアアアアァァァァァァァアァァァアアアアアアアアアアァァァアアァァァアッアァアアアァアッアアッアァアァアァァァァァァァアッアァァァァァァァァアアアアァアッアアアアアアァァァアアァアアアァアッアアッアァアァァァァァァアアアアアァァァァァァァアァァァアアアアアアアアアアァァァアアァァァアッアァアアアァアッアアッアァアァアァァァァァァァアッアァァァァァァァァアアアアァアッアアアアアアァァァアアァアアアァアッアアッアァアァァァァァァアアアアアァァァァァァァアァァァアアアアアアアアアアァァァアアァァァアッアァアアアァアッアアッアァアァアァァァァァァァアッアァァァァァァァァアアアアァアッアアアアアアァァァアアァアアアァアッアアッアァアァァァァァァアアアアアァァァァァァァアァァァアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァアァァァアアアアアアアアアアァァァアアァァァアッアァアアアァアッアアッアァアァアァァァァァァァアッアァァァァァァァァアアアアァアッアアアアアアァァァアアァアアアァアッアアッアァアァァァァァァアアアアアァァァァァァァアァァァアアアアアアアアアアァァァアアァアアァァァアッアァアアアァアッアアッアァアァアァァァァァァァアッアァァァァァァァァアアアアァアッアアアアアアァァァアアァアアアァアッアアッアァアァァァァァァアアアアアァァァァァァァアァァァアアアアアアアアアアァァァアアァァァアッアァアアアァアッアアッアァアァアァァァァァァァアッアァァァァァァァァアアアアァアッアアアアアアァァァアアァアアアァアッアアッアァアァァァァァァアアアアアァァァァァァァアァァァアアアアアアアアアアァァァアアァァァアッアァアアアァアッアアッアァアァアァァァァァァァアッアァァァァァァァァアアアアァアッアアアアアアァァァアアァアアアァアッアアッアァアァァァアッアァアアアァアッアアッアァアァアァァァァァァァアッアァァァァァァァァアアアアァアッアアアアアアァァァアアァアアアァアッアアッアァアァァァァァァアアアアアァァァァァァァアァァァアアアアアアアアアアァァァアアァァァアッアァアアアァアッアアッアァアァアァァァァァァァアッアァァァァァァァァアアアアァアッアアアアアアァァァアアァアアアァアッアアッアァアァァァァァァアアアアアァァァァァァァアァァァアアアアァァァァァァァアッアァァァァァァァァアアアアァアッアアアアアアァァァアアァアアアァアッアアッアァアァァァァァァアアアアアァァァァァァァアァァァアアアアアアアアアアァァァアアァァァアッアァアアアァアッアアッアァアァアァァァァァァァアッアァァァァァァァァアアアアァアッアアアアアアァァァアアアアアアアアアァァァァァァァ

  

 

 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」

 

 痛い

 

タバk。タバコd。火がつk。尽k。月d。月がきれいですn。あなたt。私g。死んでもいいw。わw。わw。わw。wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

 

 

 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」

 

 なんでだ

 

うさg。うさちゃn。ぴょんぴょn。跳b。空n。宇宙にいk。約束しt。笑がo。おねぇちゃn。教えてy。反重力と推力g、が、が、が、がgaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!

 

 

 

 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」

 

 何故だ

 

上を目指s。邪魔g。俺はやり遂げr。利用しt。反逆すr。すべてを壊s。構ちk。再構ちk。だからbyバi

 

 

 

 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」

 

 何でこんな目に

 

切っt。斬り落としt。血g。手g。マドk。いくn。いかないd。待っt。マドk。マドk。マドカァァァァァッ!

 

 

 

 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」

 

 なんで痛い思いしなきゃいけ無いんだ

 

 

 

 

 

  おねぇちゃんのためでしょ?

 

 うるさい

 

 

  身の丈に合わない幻想(ユメ)を追うからだ

 

 喚くな

 

 

  最初から関わらなければ良かっただろ

 

 やめろ

 

 

 

 

 

 

「おーおー。なんか大変そうだねー?」

 

 

 

 

 「黙れって言ってんだろぉっ!」

 

 

 ハァ  ―

 

 ハァ  ―

 

 ハァ  ―

 

 ハァ  ―

 

 ハァ  ―

 

 ハァ  ―

 

 ハァ  ―

 

 ハァ  ―

 

 ハァ  ―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「いっ痛いよ…………」

 

 

 

 

 

 お……おねぇ…………………ちゃん…………

 

 

 

 

 

 ○ △ □ ✕

 

 

 

 

 

「黙れって言ってんだろぉっ!」

 

 

 ぐっ……ゔぅ…………

 

 首を締められる

 

 ちょっとした好奇心だった

 

 いっくんがどれぐらい成長したか確認するためと

 箒ちゃんを焚きつけていっくんとの距離を近づけるつもりだった

 それがどういうわけか箒ちゃんを攻撃しようとしてた

 それを間一髪で助けてくれた

 

 だけど1つだけ解せないことがある

 この男はあの高さから飛び降りて、さらに爆発の影響を受けたのにも関わらず箒ちゃんを抱き上げて逃げたのだ

 常軌を逸した動きを見せた

 

 だから興味を持った

 

 昨日の電話の件を含めて聞き出そうと思って

 ”吾輩は猫である(名前はまだ無い)”から駆け付けた

 ちょちょいのちょいで扉を開けると

 慟哭をあげながら床を転げまわってた

 

 それがちょっとだけ面白かったから

 完全に油断した状態で声をかけた

 

 

   怖い

 

 

 ちーちゃん………

 いや、男の人に力ずくで抑えられるなんて経験ない

 

「いっ痛いよ…………」

 

 自分らしくない弱音が漏れる

 

「■……■■■…………………■■■…………」

 

 拘束する力が解かれる

 

「はっ………けほっけほっ………」

 

 せき込む私に正面から抱き着くようにしな垂れかかってきた

 驚くほど軽い

 

 でも抱き着かれていい気分はしないから突き飛ばす

 さっきまでの力関係がウソのように吹き飛んで、壁に背中をあずけるかたちで座り込んだ

 

「なに?どうゆーつもり」

 

 そして追撃で逆に首を絞め返す

 こんどはあっちが苦しそうに声を漏らす

 

「■■■■■■■■■■■■■■■■」

 

「聞こえない」

 

 耳を澄ます

 

「………い…………うに………」

 

「だから聞こえないって」

 

 いらいらする

 今度は顔を近づけた

 

 

「…絶対……宇宙(そら)に……連れっててあげる……から……」

 

 

 …………………………………………………………

 …………………………………………………………

 …………………………………………………………

 

 なんかしらけちゃった

 

 無理やり立たせて近くにあったソファーに投げ捨てる

 そのまま立ち去ろうとしたけど1つだけ言おうとしてたことを思い出した

 扉の前で立ち止まる

 

「箒ちゃんを助けてくれてありがと」

 

 男の方も見ないまま感謝を伝えて今度こそ立ち去る

 

 

 

 通路を歩きながら部屋にかけてあったネームプレートを思い浮かべる

 

 石見……か………

 

 男って呼ぶのもあれだし名前も覚えてあげようかな

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