IS学園の男性教員   作:勝間 おとう党

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最近発売されたフルメタのゲームにはまっている勝間です

つたない文章ですが、お楽しみください。

2019年 2/8 書き直し済み


第3話 石見のパーフェクトIS教室

「このことで、ISの基本的な運用は--------」

 

 時間が経ち2時間目

 千冬さんから実際に授業をして慣れろと言われ、山田先生に代わり授業をすることになった

 

 今やっているのは基礎中の基礎のところで、IS学園に入学する前から知ってい無いとどうやって受かったんだと逆に尊敬されるレベルの範囲だ

 

 だがしかし、いつでもどこでもイレギュラーがいるものだ

 一夏は積まれている一番上の教科書をめくったり、隣の女子を見つめたり、周りをキョロキョロしている

 記憶通りだ。たしか参考書を忘れたかして授業についてこれて無いのだろう

 助け舟を出そうと一夏に話しかけた

 

「織斑。何かわからないところがあるのか?」

 

 疑問系だが、確信を持って一夏に訊いた

 

「あ、えっと……」

 

「わからないところがあったらなんでも訊け。教師とはそういうためにいるんだからな」

 

 私の言葉で一夏が私を覚悟を決めた顔で見つめ返す

 

「先生!」

 

「なんだ、織斑」

 

「ほとんど全部わかりません!」

 

「じゃあお手上げだ」

 

 やはりか。流石の私も基礎中の基礎で全てといわれると無理だ

 そしてほとんど全部って日本語としておかしい

 

「織斑以外で、今の段階で分からないっていうのは他に居るか?」

 

 生徒を見渡し挙手を促す

 だが、手を上げる生徒などいない

 この程度IS学園に入学出来た女の子達にとっては何も問題は無いだろう

 そんな様子に困惑している一夏のそばに千冬さんが話しかける

 

「入学前に渡された参考書はどうした?」

 

「あー、あのぶっといの。それなら電話帳と間違えて捨てちまった」

 

 バァン!

 

 今日何度目かの出席簿アタック

 

「馬鹿者。必読と書いていただろう」

 

「だってよ、千冬n-----------」

 

 バァン!

 

「だっても何もあるか。そして織斑先生だ」

 

 一夏よ、君はあと何回叩かれれば気が済むんだ

 ここまで来ると狙ってるとしか思えない

 

「ISとは過去の兵器のスペックを遥かに凌駕する危険な兵器だ。中途半端な知識で操ると必ず怪我をする。その対策のための基礎知識と訓練だ。いい加減な気持ちで臨むな」

 

 千冬さんからありがたいお言葉をもらう

 言ってることは正論だけど、一夏の気持ちもわからなくは無い

 しょうがないな。ここで助け舟を出してあげよう

 

「織斑先生、説教はここまでに。では織斑。今日一日先生の教科書を貸してあげるから、これを使いなさい」

 

 私の行動に一夏はいいんですかと、助かったという表情を浮かる

 一方千冬さんには甘やかすなと不満げな視線を向けられる

 

「誰にだって失敗はある。これを教訓に精進しなさい」

 

 教科書を渡す

 ふむ。そうだな

 ここで少し発破をかけるみようか

 

「自分は望んでここにいるわけじゃない。そんな気持ちを持ってるだろう?」

 

 一夏はギクリと、何故わかるのか?みたいな表情になる

 

「君の気持ちはわからなくもない。だが、今のままだと君のお姉さんに恥をかかせることになるぞ?」

 

「…………はっ?」

 

 流石はシスコン。この言葉だけで雰囲気が変わるとは

 隣の女の子が声のトーンの低さに怯えてるじゃないか

 それと千冬さんからの視線が痛い

 

「君はかの戦乙女の弟だ。確実に比較され続けるだろう。ISが上手ければ弟だからと、下手なら弟なのにと。気の毒に思うが、世間とはそういうものだ」

 

 まだ15歳の少年に酷な事を告げる

 しかしこの程度で折れるなら強くなれない

 

「そして君が下手だった場合だ。弟がこれなら姉も大した事がないだろうと、どんな教育されてきたのだと。織斑先生は影で叩かれる可能性があるわけだ」

 

 そんな事が起きても千冬さんは気に求めないだろうし、実害が出てきたら全力で潰しにかかるけど

 一夏の頭をガシガシと少し強めに撫でる

 

「気張れ少年。譲れないものがあるのだろう?」

 

 

 教壇に戻り、授業を再開した

 

 

 

 

 

 ○ △ □ ×

 

 

 

 

 

「こんな得体の知れない男に学ぶことなんてありませんわ!」

 

 いきなりディスられた (´・ω・`)

 

 1学期初日の3時間目と、まだ昼休みにもなってないのにクラスの生徒にディスられてしまった

 想定していたというか。わかっていたが、やはりここでオルコットが台頭してきたか

 でも確かに身分もはっきりしない人に学びたいと思う人の方が少ないだろう

 しかも代表候補生と他の人より優れてると、勘違いしてるなら尚更だ

 

 私をディスった生徒。セシリア・オルコットの演説が続いていく

 男をディスり、日本をディスり、そして自分と自分の国を賛美する

 力に酔った人間は怖ろしい。知らずのうちに周囲に敵を作って、自分で自分の首を締める

 かつての私をみせられているようで、タバコを吸いたくなってくる

 

 しかし、いただけない

 ISは女性の特権だと、優れている兵器だと、それが世界の認識だが認めることが出来ない

 あの頃より成長してると思っていたが、あんまり変わらないものだな

 現実と理想の差異を未だ認められずにいる

 だからこそ、今も足掻き続けているんだけど

 

 千冬さんの額に青筋が浮かんできたし、そろそろ納めるとするか

 

「醜い言い争いはそこまでにしておけ」

 

 ぱんぱんと手を大きく叩き、こちらに注目を集める

 

「まずはオルコット。織斑先生は自薦も構わないと言った。後からどうこう言うなら最初から自薦すればよかっただろう」

 

「そ、それは……」

 

「そして織斑。売り言葉に買い言葉だ」

 

 ここで1つ釘を刺しておくとするか

 

「君たちはISを女性の特権。そうやって考えているだろう。ここで言っておく、それは全くの間違いだ」

 

 教壇に立っていた千冬さんと場所を替えてもらう。後ろを向き続けるのも辛いだろうからね。

 

「そもそもISとはどうやって発明されたか。これから話そうか」

 

 

 

 ISとは開発者の篠ノ之 束の夢の結晶である

 

 

 親しい人達と宇宙に行きたいが為に作った、マルチフォームスーツである

 

 

 故に兵器では無いし、選民思想の傀儡でも断じて無い

 

 

 地上のドンパチに使われて、可能性を擦り減らせていいのもでは無い

 

 

 お国の技術力を自慢して優越感に浸りたい偽政共や組織はくたばれ

 

 

 ISの技術を応用して人類に有益をもたらす事が出来る

 

 

 例えば搭乗者保護システムやハイパーセンサーの医療転用

 

 

 シールドエネルギーでの電力の補填

 

 

 ISに限らず使いようによってはペンも銃も、どちらも武器にもなるし恵みにもなる。それを心に留めておけ

 

 

 

「途中話しがそれたが、つまりはこの3年間で君達にはISの可能性を見つけて欲しい。それが僕の願いだ」

 

 千冬さんに頭を下げて教壇から降りる

 教室の後ろから生徒達を見下ろし、今の教えを心の中で反芻させる

 

 

 前はやり方を間違えたが、今回は間違えない

 いつか必ずISを今の兵器という立場から、本来の立場まで引き摺り下ろしてみせる




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