フェアリーテイル×俺ガイル   作:リィム

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久しぶりにハーメルンに投稿しました…。
食戟のソーマに関しましては申し訳ございません。
一応pixivの方で更新はしているので…




放浪人の魔導師

フィオーレ王国

 

人口1千7百万の永世中立国。そこは魔法の世界。魔法は普通に売り買いされ人々の生活に根付いていた。そしてその魔法を駆使して生業とする者共がいる。人々は彼らを魔導師と呼んだ。魔導師達は様々なギルドに所属し依頼に応じて、仕事をした。そのギルド国内に多数。

 

 

そしてとある町にとある魔導師ギルドがある。かつていや、後々に伝説を残したギルド

 

その名は

 

フェアリーテイル

 

 

***

 

 

俺は孤児だった。

 

生後数週間の時に孤児院の前に捨てられていたらしい。名前をハチマン・ヒキガヤ。名前の由来を聞くと孤児院の前にいた時の日付が8月8日だったことからハチマンと名付けられたそうだ。

 

なんとも安直だ…あの人らしい…

 

俺を育ててくれた人はシズカ・ヒラツカという。 当時まだ10代だったヒラツカ先生は1人で遊んでいた俺を捕まえては色んなところに連れてってくれた。そして色んなことを教えてくれた

 

生き方、在り方、魔法

 

様々なことを俺に教えてくれた人。俺は敬意を持って先生と呼んでいる。

 

先生は色々と知っていてそして強かった。なんでも出来る所謂超人という人種だった。

 

だけどあの人にもできないものがある……

 

「ヒキガヤ〜結婚しだぃよぉ…」

 

「はいはい…」

 

男より男前なこの人。男より女が寄ってくるという所謂残念な人なのだ。見た目は普通に美人なのだが…

 

はぁ…誰かもらってやれよ…でないと俺が…

 

そう思うと何故か先生はギラリと俺の方を見てきた

 

「もうヒキガヤでいい!私を〜」

 

「あと10年若くなって出直してきてください。そしたら必ず俺がもらいます」

 

「ぬぐぐ…くそっ!」

 

あ、ちなみに今は酒場です。

 

現在俺は18歳で、孤児院から出ている。そしてこの人とは出てってからもこうして会っている。

 

会う度にこうして愚痴を聞かされるのはちょっとアレなんだが…まぁこれくらいはいいであろう。

 

俺にとっては大切な人で大切な家族なのだから

 

 

「それでヒキガヤ〜」

 

「はい、なんですか」

 

酔ったのか頬が赤くなる色っぽい。このノリの先生ならそこらへんの男なら捕まえられると思う…。が、絶対に許さない。ちゃんとした人にこの人を任せたいと思っているからだ

 

話を戻すが、酒場の机に項垂れながら俺を見上げる

 

 

「ギルド…見つかったのか…」

 

「うぐっ…」

 

 

今日呼び出した理由はそれか…。先生はこうやって呼び出すと前半に自分の愚痴をする。そして後半になると俺の現状ついて聞いてくる。

 

 

「まだなのか……」

 

 

俺の反応を見て察したのか机に突っ伏した状態から起き上がり真剣な顔をした。

 

 

「お前は何かと1人になろうとする。だけどこの世の中そんなんじゃやっていけない。私だってそうだ。色々な事を知っているが、知らない事は山のようにある。ヒキガヤ…いい加減同じ院だったやつらの誘いを断るな」

 

「っ…」

 

 

同じ院だったやつら…。院で1人だった俺は先生のおかげで多少知り合いはできた。

 

両手で数えるぐらい…うん

 

同年代だったという事もあり、今でも偶に交流している。1人物凄く絡んでくるデブがいるのだが、それは除外だ。

 

そしてそん中でも何人かは誘ってくれている。

 

が…

 

 

「俺が入った事で迷惑になるんで断っています」

 

「はぁ…君ってやつは……」

 

 

呆れた様子の先生…。

 

 

「なんすか…」

 

 

俺の問いかけに先生は胸を張り口を開く

 

 

「私が一から育てたんだぞ?胸を張って生きろ!君ならできる。んでもって出来ないことは周りに頼るんだ!1人でなんでもやろうとするな!」

 

「っ!……でも…」

 

「でももクソもない!君には宿題を課す。次私とこうして飲むまでにギルドに入れ!もし入っていなかったら…………」

 

「いなかったら?」

 

 

俺が聞き返すと不敵な笑みを浮かべてきた…。嫌な予感が…

 

 

「私をもらってもらう。異論反論抗議口答え一切受け付けんから覚悟しろよ?」

 

 

そういうと先生は楽しそうに笑い俺の胸に拳を当ててきた。これは先生との約束という合図だ

 

ったくこの人には敵わないな……

 

 

「10年若返ってない先生とは結婚したくないのでギルドに入ろうと思います。」

 

「コイツ」

 

乱暴に頭を撫でられた後先生は『ヒキガヤの新たな一歩に乾杯』と言いグラスを空にした。

 

 

こうして先生と俺は夜酒を片手に色々と語り合ったのだ。

 

 

 

***

 

 

先生との約束を果たすために色々と見回っている。人に聞き込みを入れるというのはコミュ症の俺は無理なので新聞を読んだり遠くからギルドの雰囲気をみる。

 

とりあえずフェアリーテイルはないな

 

あそこは何かと問題を起こしているそうで、入ったら何か巻き込まれそう…

 

平穏に生きたいと思っている俺からしたら絶対に入りたくないギルドNo.1がフェアリーテイル。No.2はファントムロード。まぁなんかあのギルド怖いし…

 

ん?ファントムが似合うって?やかましい。

 

こうやって色々とギルドを見回っていても埒が明かないな…

 

何かこう…先生っぽく言うと…ズビビってくる何かが欲しい

 

そう思った瞬間、何かが通じたのかどこからとも無く轟音が…

 

 

「上等だコラ!面でろ!!」

 

「決着つけるかゴラァ!」

 

 

……………うん、あの紋章…フェアリーテイルだ………

 

絶対に入らないと再度決めた俺は音の元から遠ざかるように歩く。

 

歩けば歩く程後ろから轟音が鳴り響くのだが気にしない……

 

 

「火竜の咆哮!!」

 

「その技は何回も見てんだよ!!」

 

 

そんな声が聞こえるが気にしない。若干「火竜」というのに気になったのだが振り向かない。

 

だが、そんなことを考えていたら後ろの方から轟音が近づいてくる。

 

 

「にいちゃんあぶねぇぞ!!」

 

 

うん、今気づいた…炎の塊が近づいてきてますやん…

 

いやですな……

 

俺は溜息を吐くと拳に魔力を込め地面に叩きつける。

 

そして炎が当たる直前深緑色の壁ができ炎を遮った。

 

当たる事は何とか凌いだ…が、ここからだ…。

 

 

「キャァ!!!服が!!」

 

「な、何だこれ!服が……」

 

「溶けてる!!?」

 

 

正確には朽ちているのだが…とりあえず今は逃げる事に専念を……

 

目立つことをしたのだが、持ち前の影の薄さを生かし何とか見つからずにその場から逃げられた……なんともまぁめんどくさい……

 

 

「おい、そこのお前」

 

 

おっと、1人気づいていたか…。なにが持ち前の影の薄さだ…まぁ口に出してないから黒歴史にはならないだろう

 

 

「んだよ」

 

 

若干めんどくさそうに答える俺。何を言われてもまぁ…小さい頃院の人がやっていた技を使おう。

 

土下座!

 

覚悟を決め振り返るとそこには、真っ赤な髪をなびかせている美女がいた。

 

そしてそれだけでも目に引くのだがそな女性は上に鎧、下にスカートといった謎な着こなしをしていた。

 

ん?胸の紋章………

 

 

「げっフェアリーテイル」

 

「ほう、それは宣戦布告と受け取っていいのか?」

 

「すんませんでした!」

 

 

やばいやばいやばい!やばいやつに目をつけられた。動揺を隠しながら身構える。フェアリーテイルって事はこいつもおかしなやつなのだろう

 

 

「貴様、面白い魔法を使っていたな?」

 

 

女性はそういう時不敵な笑みを浮かべる。何だろう…この人先生に似てるな

 

 

「貴様の魔法。余波を食らっていたやつは溶けていると言ってたが、実際は朽ちていた。そっちの方が正解だろ?」

 

 

ほう。変人が多いとはいえ魔導師だな。一般人とは目が違う。それもこいつは格が違うな

 

 

「あぁ正解だ」

 

 

俺がそう言うと満足そうに笑う。ギャップなのだろうか少しドキッとした。

 

 

「んで?なんだ?それだけで俺を追ってきたとかじゃないんだろ?」

 

「あぁそうだ」

 

 

寧ろここからが本題だと思う。俺は少し身構える。先ほども言ったのだがこいつは格が違う。もしやりあうとなると俺はただでは済まない最悪死ぬかもしれない。

 

俺が少し身構えていることがわかったらしく腰に手を当て雰囲気を和らげ、口を開いた

 

 

「そう身構えるな、私はただ謝罪をしにきただけだ」

 

 

謝罪?

 

 

「見るところに貴様は観光でここにきたのだろ?これはただの私の憶測なんだが、貴様の魔法は朽ちる、腐るといった系統の魔法。無闇に使えば周りに被害が及ぶ。だからあまり使わないようにした。だがあの馬鹿共のせいで使う羽目となりその場にいづらくした。憶測でしかないのだが、そのお詫びをしようとな」

 

 

………え?あなたフェアリーテイルの方なのですか?え?割と普通…嫌義理堅くて好印象なんですけど……

 

 

「当っています。けど、別にそういうのはいいんです。済んだ問題なので。あれは俺の責任です」

 

 

だがまぁ、とりあえず人と関わるのは面倒だから、早急にお引き取り願おう。

 

 

「うむそうか……ん?ところで貴様ギルドは何処に所属しているのだ?」

 

「え?いや…ギルドには何処も所属してないです」

 

「そうか…」

 

そう言うと赤髪の美女は顎に手を当て悩む動作をする。

ん…なんか嫌な予感が…

 

 

「なら貴様。うちのギルドに来ないか?」

 

予感が的中した。いやあれだよ?こんな美女でしかも常識人ときてこんな人が所属してるならありかも?なんてちょっと思ったけど…さっきの馬鹿騒ぎとこれまでの事件を思い出すと…

 

そんな事を考えてるとは知らずに赤髪の美女はゆっくりと手を差し出す。普通の男なら手を取ってしまう場面。

 

 

「結構です!!!」

 

 

あ?やば…フェアリーテイルやだってのが強すぎて声あげてしまった…

 

手を差し出してきたのを引っ込めると彼女の顔つきが怖くなってきた…いや怖い!

 

 

「ほう?理由を聞こうか?」

 

 

あ、あれ?これって提案じゃなかったっけ?何故断ったらバトルみたいな雰囲気になってるの?

 

 

「い、いやぁ〜その?アレでアレがアレなんでアレなんですよ〜」

 

 

テンパりすぎて自分でも何いっているのかわからない。あぁ…こんなことならユキノシタが来ない?ってツンデレっぽく言ってきたの蹴らなかったらよかった…

 

過去の記憶が蘇る中、眉間に青筋を立てる彼女は口を開く

 

 

「つまり理由はないと」

 

 

あれ?ゴゴゴって見えるんだけど?どこのスタンド使い?ん?スタンド使いって何だ?

 

若干メタイことを言っているが、そんな事を考えている場合ではない!何か言い訳を!!

 

 

「あ、あにょ!!理由はにゃくはにゃくはにゃいんでひゅけど…」

 

 

何を言ってんだ俺は!?噛みまくりすぎてもうべーわ!トベのやつならここべーわーまじべーわーで乗り切っていたのかも!?

 

 

「そういえば貴様は最初から失礼なやつだったな。 」

 

「ひいっ!」

 

「うちのギルドに文句があるなら聞こうじゃないか」

 

 

拳をポキポキ鳴らしはじめる。誰だ!さっき義理堅いっていったやつ!責任取れ!!

 

あ!俺でしたてへぺろ♪

 

 

「そうそう、私の名前はエルザ・スカーレット。貴様の名前は?」

 

 

エ、エエエエエエルザスカーレット!!?超有名じゃん!何で俺わからなかったの!?強いって有名なティターニアじゃん!

 

 

「おい」

 

「ひゃい!ひ、ハチミャンヒキギャヤでしひゅ」

 

「貴様、名を名乗る時はハッキリと言え!」

 

「はい!ハチマン・ヒキガヤです!」

 

 

ひぇぇえ!!怖いよぉ!!やばいんです〜本当にやばんいですぅ〜

 

俺の思考が何処かのあざとい歳下の様になったのだが、御構い無しに話を進めていく

 

 

「ハチマンだな…うむ。覚悟はいいか?」

 

「ひっ!」

 

 

エルザスカーレットは先ほどとは全く違った笑みを見せるとゆっくりと口を開く

 

 

「換装」

 

 

その日轟音と共に腐った男の断末魔が聞こえたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

「マスター新しいギルドメンバーを連れてきた」

 

「……………」

 

「なんじゃその有様は…………でもいいよ!」

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございました。

感想やここをこうした方がいいと言うアドバイスがあったら是非コメントください。
ただださえ低い文章力が期間が空いたせいでさらに下がっています。

何卒よろしくお願いします。
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