魔法少女リリカルなのはザ・ウォーカー ~繰り返される物語~   作:普通の魔法使い

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初めに色々謝っておきます。


ごめんなさいm(_ _)m


episode3

此処はどこだ?あれからどうした?まさか夢だったのか……?

まだ覚醒しない頭で考える。

 

『目が覚めましたか?』

 

「ッ!?」

 

いきなり声をかけられ瞬時に臨戦体制をとる。

 

「誰だ! どこにいる!」

 

何処から来ても対処出来るように構える。

手元に木刀が無いので、素手で対処する。

 

『そんな構えなくても大丈夫です。私は貴方の目の前に居ますから』

 

声がそう言う。

とりあえず、目の前を凝視すると、なにやら丸い光が出てくる。

 

魔法の次は光かよ!? と、思わず思ってしまったのは仕方がない。

 

『まず、今頃現れたことをお許し下さい』

 

「お許し下さいって言われても……まぁ、良いよ」

 

『ありがとうございます。……先ずは記憶を戻さないといけません。少し痛いですが我慢して下さい』

 

何勝手にやろうとしてんだよと、言おうとした瞬間、ズンッと頭が痛くなってくる。

あまりの痛さに思わず膝をついてしまう。

 

「う、うわぁぁぁああ!」

 

頭に色々な情報が入ってくる。

計は必死に耐えた。そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前に血まみれの友達がいる。どうやらナイフを持った人から小さい子を守ろうとして逆に刺されてしまったようだ。

周りにどんどん血が流れていく。

体が冷えていき、もう少しで死ぬというところで光が見えた。恐らくあの光なのだろう。

 

『マスター発見。状態……危険。直ぐに魂の転移開始……元の肉体はここに遺棄』

 

は?何を言っているんだ?肉体を遺棄だと?

 

『続いて新しい肉体を構築……元の肉体との合同率99.9999999パーセント。許容範囲内。クリア』

 

もう訳が分からない。計は考えるのを止めた。

 

『新たな肉体と魂を同化。……エラー発生。魂の規格が不適合。記憶部に障害が発生。この前後の記憶が消失。生態への問題は認められず。ただし、覚醒時に混乱が予想。……フォロー完了。システム続行。』

 

あぁ、あの手紙はこいつだったのか……全く紛らわし……待てよ、あの手紙にはなんて書いてあった?……確か願いを叶えてやるとかだよな……まさかこれは願望器なのか?

 

『作業完了。転移開始』

 

そこで映像は途切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に現れたのは、巨大なロボットに乗っている人だった。初めてのはずなのに、何故かそれが自分だとわかった。

 

「■■しっかりしろ!」

 

(この声は日野さん!?何で此処にいるんだ!?)

 

そもそも何故ロボットが?と不思議に思う計。さっきの流れからこれも記憶の一部と言う事になるが、こんなロボットはテレビの中でしか見たことが無い。

 

(あ、そう言えば魔法もそうだな……俺って非現実と関わる運命に有るみたいだな)

 

「早く脱出しろ!」

 

「いや、もう無理だ……フレームが歪んでどうにもならん……今までありがとな」

 

そう言い、機体を立たせる。そして、異形の生物に突っ込み爆弾を起爆させる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また場面が変わる。今度は女尊男卑の世界に来たようだ。

そこで二人目として学校に通うようになった。

しかし、海で敵と戦っている時に、着ていたパワードスーツが動かなくなり、そのまま相手に落とされる。

本来なら、海に潜っても大丈夫なようにバリアが張ってあるはずだが、その装置が壊れてしまったようで発動せず、そのまま……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、何回も同じような事があった。

異世界に召喚されたり、ゲームの中に閉じ込められたり、正義の味方がいる世界に行ったり、普通のサラリーマンとして過ごしたり、同じような世界でも全く違った結果が起こったり、明らかにモブとして生まれたり……

そして、どの位たったのだろうか。ふと、気が付くと元の場所にいた。

 

『記憶は戻りましたか?』

 

「あぁ、明らかに違う奴も含まれていたがな」

 

それから見たことをすべて話した。

 

『!? それは本当ですか?』

 

「嘘を言ってどうする」

 

それ以降光は黙ってしまった。

 

(……気まずい)

 

そう思っていると光が

 

『貴方は自分が何者か知っていますか?』

 

「当たり前だろ。俺は小室計。それ以外の何者でもない」

 

『……いいえ。そう言う意味で言った訳では無いのですが……』

 

少し間をあける。

 

『あなたが見たものは全て本当にあった事です』

 

「!?」

 

意味がわからない。あの映像は少なくとも数百人分の人生だった。人間にそんな事は出来るはずが無い。

 

『《世界を歩む者(ザ・ウォーカー)》それがあなたの正体です』

 

「《世界を歩む者(ザ・ウォーカー)》?」

 

『はい。《世界を歩む者(ザ・ウォーカー)》とは、世界の理から外れた存在。その名の通り数多の世界を歩む人の事を言います』

 

「世界を……歩む」

 

何それ、格好良いとか思った計。年ごろの男の子だからしょうがない。

 

「で、《世界を歩む者(ザ・ウォーカー)》は能力とか有るの?」

 

『特にありませんが、その膨大な経験は魂の方に記憶されます。それにより、常人より高い水準の身体能力が得られます』

 

「ふーん。じゃあ、《世界を歩む者(ザ・ウォーカー)》は他にもいるの?」

 

一番気になることを聞いてみた。三年前、初めて日野さんに会った時に言っていた言葉、「何て言うかなー……計君、君とは初めて会った気がしないんだよね……何か親しい仲だった気がしてね……」と言ったこと、更にさっき見た日野さんに似た人。その二つから自分以外にも《世界を歩む者(ザ・ウォーカー)》は居るのでは?と推測した。

 

『はい。ですが殆どの人が自覚してないです。稀に記憶が少し蘇る事はありますが』

 

唖然とした。今の言い方ではかなりの人が《世界を歩む者(ザ・ウォーカー)》と言う事になる。

更に、記憶が戻る可能性もあると言うのだ。

もし、そうなれば誰かに悪用されかねない。

 

「……最後に……お前は何者だ?」

 

擦れる声で言う。

願いを叶えるとか言い、更には《世界を歩む者(ザ・ウォーカー)》の事まで知っている。

 

『私は、この世界で言う原初(・・)のロストロギア《メビウス》です』

 

「原初……?」

 

『はい。私は遥か昔に作られた、始まりの願望器です』

 

その後、メビウスの説明で願望器としての能力は適性が高いマスターにしか使用できず、今迄で一人しか居ないと言う事を聞いた。

 

「……何か色々有りすぎて疲れたな……」

 

『それはしょうがない事です』

 

お前が原因なんだけどな……とぼやく計。

しかし、メビウスはまるで聞いていなかったように話を続ける。

 

『それでは、そろそろ元の空間に戻します。以降話があれば念話を使って下さい』

 

そして、その空間は消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「時空管理局だ!大人しく投降しろ!」

 

えっ?




はい、と言う事で今回は説明回です。

色々ご都合主義入ってますね……だけど如何してもこれだけ入れたかった……

後でなんか言われそうで怖いけど、此れは後々必要なんです。

それと、日野さんの話はまだ先になりそうです。ごめんなさいm(_ _)m
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