魔法少女リリカルなのはザ・ウォーカー ~繰り返される物語~   作:普通の魔法使い

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episode6

「500、501、502、503……」

 

夜が明け、ようやく太陽が出てきた頃、何時ものように庭で木刀を振るう計。その計の体は、幼いながらも筋肉がある程度付いており、汗でシャツが透けている。

 

「556、557、558……」

 

それを近くのベンチに座って見る彩夏。此処最近は寒いので厚着をしている。

 

「596、597、598、599、600……終わった……」

 

本日のノルマをクリアし、休憩する。

そして次の鍛練を始める。

 

「疾ッ!」

 

仮想の敵に向かって斬り込む。

何時もなら少しの間剣術の手解きを教えてくれた人を仮想敵にしていた。

しかし、今日は《世界を歩む者《ザ・ウォーカー》》としての記憶が戻ったときに見た、槍を使う達人を仮想敵にする。

結果は惨敗。子供の体で達人に勝てるとは思っていなかったが、自分の攻撃が全く通らなかったのだ。次の目標をこの達人に決めた。

 

「……はい」

 

「お、サンキュー」

 

彩夏がドリンクとタオルを持ってこっちに来てくれる。

 

「……今日のはいつも以上に凄かった」

 

「んー?そうかなー?」

 

うん、と言う彩夏をお持ち帰りしたい衝動を抑える計。

時計を見てそろそろ支度した方がいい時間になったのでシャワーを浴びに行く。

そして、朝食をとり学校へ向かう。

それは少し前までの当たり前の日常だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「宿題映させて!」

 

「断る。自分でやれ」

 

学校に着くなり栞場が頼ってくるが断る。

 

「そこを何とか!」

 

「お前頭良いんだからやれよ」

 

「……見せてあげる」

 

「おぉ! ありがとう蝶野!」

 

彩夏が宿題を渡す。

 

「彩夏、あまり甘やかすなよ……」

 

「……でもかわいそう」

 

その時の彩夏の表情が可愛いかったので膝のうえに乗せて愛でる事にした。

 

「うむ、こっちは二人の世界に入ったか……よし、ほっといてちゃっちゃと宿題映すか」

 

 

それから少しして先生が入ってきた時、あぁ、またあいつらかとぼやいていたが同然みんなのところに聞こえるはずが無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのー、小室君はいますか?」

 

「ん?」

 

昼休みになり、弁当を食べようとした時、計を呼ぶ声がした。

そこにいたのは、隣のクラスで男子の間で聖祥四美女と呼ばれている高町なのはがいた。(その四美女とは、彩夏、高町なのは、アリサ・バニングス、月村すずかの事だ)

因みに、高町なのはは、たまに行く喫茶店の店主の娘で、直接の面識はないがよく話に聞くので、全く知らないというわけではない。

だが、今呼ばれるような用事があるか検証してみる。

 

一、告白

 

二、日野さんが何らかの用事を頼んでいた

 

三、実は魔法少女で、リンディさんに用事を頼まれている

 

一はまず無いだろう。二の場合は日野さんが事前に知らせてくれるだろうし……保留で。三はそもそも確率はかなり低いが、一番あり得そうだ。

 

「小室は俺だが?」

 

「あっ、リンディさんが学校が終わったら会いに来るようにって」

 

どうやら魔法関係者なのは確実らしい。

リンディの用事は恐らく作戦に参加する人との顔合わせなのだろう。

 

「わかった。集合場所は?」

 

「昨日会った公園です」

 

「了解した」

 

高町なのはが去っていくとクラスの面子(主に男子)が計の周りに群がってきた。

 

「おい、高町さんとはどう言う関係だよ」

 

栞場が周りの奴の代表として計に質問する。

因みにまわりのみんなは嫉妬等ではなく単純に好奇心からだ。

 

「たまに行く喫茶店の店主の娘で、直に喋ったのは初めてだ」

 

その言葉にみんな納得したらしくそれぞれの場所に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここか……」

 

「お待たせしました」

 

公園に着いて直ぐに大人が一人──十中八九管理局の人──が来た。

 

「いえ、僕も今来たばかりですから」

 

「そうですか。では此方へ」

 

そう言うと、歩きだした。

 

「あれ? テレポートみたいなのは使わないんですか?」

 

「ついさっきこの近くに拠点を築いたので、まだ用意が出来てないんです」

 

想像していたのと違って意外に機械的なんだなぁーと感じる。

他の世界の記憶ではテレビでやってるような魔法少女物のように神秘の力が〜という感じだったので新鮮に感じた。

 

『無論私も同じような仕様です』

 

『……いきなりはビックリするから止めてくれよ。で、この世界の魔法はどうやって発動するんだ?』

 

『すみませんでした。……この世界の魔法はあらかじめ術式をプログラムしておき、そこに魔力を流すことにより発動します。その為、即在の魔法を自分ようにカスタマイズしたりなど汎用性が高いです。また、非殺傷と言うものがあり、相手に魔力ダメージだけを与える設定があります。これは基本的に外すことが出来ず、もし外せば管理局に捕まります』

 

成る程、何となくわかったかもと考えているうちにどうやら目的地に着いたようだ。

 

「……って、此処って確実に億はするところだよな……」

 

目の前には立派な建物があった。こんなところに拠点を建てる管理局に軽く戦慄する。

 

「お邪魔します」

 

「あら、いらっしゃい」

 

挨拶をした計を出迎えたのはリンディだった。

 

「えーと、何の用ですか?」

 

「あぁ、今日は顔合わせよ……ちょうど来たみたいね」

 

ガチャと扉が開く音が聞こえる。

 

「お邪魔しまーす」

 

「ただいま、母さん」

 

そこには、昼休みに来た高町なのはと、金髪の少女がいた。

 

「あら、お帰りなさい。此方は今回協力してくれる……」

 

「小室計だ。呼び方は何でも良い。よろしくたむ」

 

「高町なのはです。なのはって呼んでください」

 

「フェイト・T・ハラオウンです。フェイトって呼んでください」

 

「オッケー。なのはにフェイトだな。別にタメでもかまわん」

 

同い年の奴に敬語で話されると、何か距離を置かれている様で嫌だと思いながら言う。

 

「うん! よろしく!」

 

どうやらちゃんと聞いてもらえたようだ。

 

「じゃあ、挨拶も済んだ事ですしそろそろ会議をしましょう」

 

そう言うといきなり目の前にモニターがあらわれる。

 

「今回の事件の原因はこの闇の書と呼ばれる魔導書型のロストロギアです。計君、ロストロギアについては?」

 

「ロストロギアについては知らないが、かなり危ない事は分かる」

「そうね、その認識で間違ってないわね」

 

それから今回の事件の原因である闇の書の事についての説明があった。

 

 

 

・闇の書は守護騎士プログラムと呼ばれる防衛プログラムにより守られている。

・魔力を蒐集し、全666ページが埋まると、その世界は闇の書の主と共に消える。

 

 

 

「……世界が消えるって?」

 

「……そのままの意味よ」

 

「マジかよ……」

 

下手したら地球が無くなるかもしれないなんて考えたことが無かった。

そのスケールの大きさに暫く考えざるを得なかった。

 

(……こんな感じな事が起こった事はあったか? いや無いな。少なくとも今戻っている記憶の中では。……こう言うときはどうすれば良いんだ?)

 

「……計君?」

 

「は、はい。何ですか?」

 

「いえ、急に黙り込んだからどうしたのかなと思って……」

 

「あ、少し考え事をしていただけです」

 

「そう……なら良いのよ」

 

その後少し打ち合せをして解散した。




相変わらずのグダグダ展開……
そろそろ戦闘に入らないとまずいかも……
うーん……後3話以内には戦闘まで持って行こう。できれば。
それと他の作品に出ることになったからその為の伏線も貼らないと……あ、案外良い案が思い浮かんだかも。

それとエヴァQ二回目見てきました。
カヲル君に目覚めそうです。そっちの毛はありませんが。
しかし、あれを見てるとISにエヴァを突っ込んで見たくなるな。
後半は思いっきりエヴァ展開にしかならんが。
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