「買い物は何処でしますか?」
「スーパーでお願いします」
「わかりました」
それを聞いた護衛の人が車で移動を始めた。
「社長と一緒に食事どうでしたか?」
「久しぶりにお母さんと一緒に食事をしたなって感じかな?」
「お見合いとデザイナーの話についてはどうします?」
「1度家に帰ってからじっくりと考えてみるさ」
「そうですか」
「さすがにそう言われるとは思わなかったからな」
「それとも家に帰りますか?」
「いいや・・・このまま進んでください」
「わかりました」
「けど良かったんですか?」
「何がでしょうか?」
「元々は俺じゃなくお母さんと一緒に仕事をしてたんですよね?それなのに今は俺と一緒にいるからどうしてだろう?っと思って・・・」
「確かに私は社長と一緒に仕事をしていましたが社長は息子が家で1人になって心配だから息子の近くにいて欲しいと言われましてね」
「そうなんですか」
「スーパーに着きましたよ」
「ありがとうございます」
「何を買うんですか?」
「肉と野菜と飲み物を買おうと思ってたんですよ。」
「それじゃあ中に入りましょうか」
「そうですね」
俺は店の中に入る為に入口の近くにあったカートに、かごを2つ乗せて押して入ろうとした時だった。
「・・・・・」
「祐介様?」
俺は予め何を買うかの買い物リストに買う名前を書き込んでいたのでそれを追加で書いて護衛の人に見せた。
「あのさ・・・これ何て書いてあるのかな?」
「誰かに見られている・・・不審な人いないか探して欲しい」
「・・・・・これは、ひじきって読むんですよ」
「教えてくれてありがとうございます」
「いえいえ」
「さてと今日は何が安いかな?」
祐介様が少し離れたので私は社長と他の護衛の人達に連絡をした。とは言っても手が届く範囲に祐介様がいるからまだ安心だけどね。
「今○○スーパーで買い物に来て祐介様と一緒にいますが 祐介様が誰かに見られていると私に教えてくれたので誰か頼めませんか?」
そう書いたメールを送った後にすきげに返事が来た。
「そういう事なら私の方で何人か送ってあげるから貴女は息子を守ってあげてね」
「わかりました」
私はメールを送った後に祐介様の姿を見たらあまり離れてなかったんで祐介様に近づいた。
「玉ねぎとトマトとキュウリと大根と豚肉と鶏肉と卵とにんじんとキャベツとレタスと椎茸とナスと・・・あーでもこっちのトマトは外国産だけど安くて180円でこっちのトマトは国産で300円か・・・・・普通に値段だけなら外国産なんだけど国産の方が外国産よりも美味しいんだよな・・・うーん」
俺は考えながら食材を手に取ってサイフの中身と相談をしてると俺の後ろから足音が聞こえてきたので後ろを振り返ると護衛の人だったんで安心した。
「もう買ったんですか?」
「後は飲み物を買えば大丈夫だよ」
「何か取って来ましょうか?」
「行かなくて良いですよ。それに・・・・・」
「それに?」
「今は一緒にいてくれる方が俺としては安心が出来ますから」
「なら私は全力で守ってみせます!」
「ありがとうございます。」
「後はウーロン茶と麦茶とコーヒーを買ってと」
「揃いましたか?」
「なんとか揃ったよ」
「それは良かったです」
「後は・・・・・うん!大丈夫だね」
「それじゃあレジに行きましょうか」
「そうだね」
俺はレジに向かって歩いているとまた視線を感じたので隣にいる護衛の人に言った。
「また視線を感じるんだけど・・・」
「すでに連絡してあるので後数分で来ると思いますので安心してください」
「そうなんだ?ありがとう」
「安全に買い物を楽しんで頂く為にも私達は近くにいますので遠慮せずに話しかけてください」
「では、お願いしますね」
「はい」
俺はカートに乗せていたカゴをレジの台に乗せておいてサイフからお金を出す準備をした。
「合計で3850円になります」
「万札でも大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ」
「じゃあコレで」
「10000円からで宜しいですか?」
「はい」
「10000円をお預かりします。・・・・・まず先に1000、2000、3000、4000、5000、6000円と・・・150円のお返しです。どうもありがとうございました」
俺は買った物を袋に入れようとした時だった。
「男・・・男・・・男・・・男・・・男ォォォォォ!」
急に走り出して来た人に俺は動けなかった
「祐介様!させない!」
「取り押さえてください!」
「わかりました!」
護衛の人が取り押さえようとしたら別の所からも走って来て俺を捕まえようとしていた。
「あの男を捕まえるわよ」
「その後は・・・ハァハァ」
「複数だと!くっ!間に合わない!」
まだ買った物を袋に入れてないからその場から離れる事も出来なかった。
(捕まるのか?俺は嫌だ!捕まりたくない!逃げたいけど護衛の人を見捨てる訳にはいかない!)
そう思ってても距離は少しずつ近付いて来た。
「祐介様!逃げてください」
「でも!」
「もう少し・・・・・もう少しで」
「ハァハァ・・・ハァハァ」
「くっ!まだ来ないのか!」
「今だ!」
「しまった!」
取り押さえていた人物がすぐに俺の方に向かって来たけど別の所からも人が走ってきた。
「さ・せ・る・かぁぁぁ!」
「そこまでだ!」
「一斉に取り押さえろ!」
「そこの店員!今すぐ警察を呼べ!」
「はっはい!」
その後すぐに犯人達3人が捕まって警察が手錠をして連行した。
「離せ・・・離せぇぇぇぇぇ!」
「どうも助けてくれてありがとうございました。」
「いやいや!間に合って良かった!」
「社長にはお世話になってますからね」
「お母さんを知ってるんですか?」
「祐介様・・・ここにいる人達は社長と一緒に仕事をしている人達で社長の護衛をしている人達でもあるんですよ」
「お母さんの!?」
「確かに目が社長に似ていますね」
「怪我とかしなかったかな?」
「怪我はしてないので大丈夫です」
「これからどうするんですか?」
「買いたい物が買えたんで家に帰るつもりです。」
「なら送りますよ」
「良いんですか?」
「社長から頼まれていますからね」
「安心してね」
「それじゃあ私は1度社長の所に行きますね」
「あの!」
「はい?」
「今日は買い物に付き合ってくれてありがとうございました」
「またなんかあったら連絡してください」
「それでは、また」
咲の男って京太郎とハギヨシと咲の親しかいないような・・・・・