IS FALL~紅蓮の剣~   作:しじる

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ACT4 愉快な?仲間たち

エイペックスプレデターズ、冷酷で残忍な傭兵集団。

ブリスクがリーダーで、金さえ貰えば何だってやる。

帰属意識がない彼らに取っては、このミリシア対IMCの戦争も戦争とは呼ばない。

仕事と呼ぶ。

そんなことで有名なエイペックスプレデターズだが、そこに所属してる奴ら全員がそんな残忍な奴らじゃない。

私だってそうだ…と信じたい。

現にこの傭兵集団には個性豊かな奴らが大勢いる。

……個性が強烈すぎるのもいるが。

例えばBB、私の命の恩人。

凄腕のスナイパーで、対物ライフルの【クレーバー】、ほぼ透明化しタイタンからは視認できなくなるクロークを愛用している

使用タイタンは中量(アトラス)級タイタン【トーン】。

ナイフ捌きもかなりの腕前で、接近戦は格闘術が基本のパイロット達の中で、多分唯一ナイフを使って戦ってるんじゃないか?

性格だが、私のことをモッピーと呼んだりしている辺りからわかるように、かなり気楽でおちゃらけている。

ジョークも上手く、ムードメーカー的な役割をしてたりするが、本人も問題をよく起こす変人だ。

主に機械方面で…元IMCの開発部だったらしいが、資金が自由に使えないからという理由で辞めて、傭兵になる程だからな。

エイペックスプレデターズのタイタンは、幹部クラスになると変態的な変化を遂げるのが多いが、大半が彼の手によるものだ。

しかも本人に無許可(タイタンの許可は貰ってる)でやるものだからタチが悪い。

おかげで気づけば資金が底をついてたりして、よくブリスクが頭を抱えていたりするな。

次にスカー、本名不明の傭兵だ。

傭兵集団に雇われる傭兵ってのも変だが。

スカーは3点バースト銃の【ヘムロック】、ホロパイロットを愛用する、無口な男だ。

使用タイタンは中量級タイタンの【イオン】。

ほぼ何も喋らないが、甘いものが大好きだったり、積極的に会話に入ろうと努力していたりと……

多分無口なのはコミニュケーションの取り方が分からないだけじゃないかと思う。

昔の私を思い出す人だ……年齢は倍近く違うが。

そして1番の問題児……文字通り児。

カレル、16歳の少女だ。

これまたBBが気まぐれで拾ってきた奴で、私より先にエイペックスプレデターズにいた。

つまり11歳の頃には既に戦場に立ってたんだ。

ありえないくらいの戦闘センスを持っていて、小さな体に似合わない武器、ランチャーにカゴテリーされる【コールドウォー】と、私と同じ【ファイアースター】を愛用してる。

肝心のタイタンは重量級タイタンの【スコーチ】だ。

口数が少なく、何を考えてるか分からない。

だがその声は容姿通り可愛らしい。

それだけならなんの問題もない。

年齢に関しては私も言えたものじゃないからいい、凄腕なのも文句ない。

問題なのはその趣味。

2つ彼女は趣味を持っていて、どっちも問題しかない。

1つが薬物だ。

興奮剤と呼ばれるパイロットが使用する劇薬があるんだが、それを薄めたものをほぼ毎日キメてる。

流石に原液は、打つと象さえ心停止するレベルだからだろうが……

普通の環境ならやめろと言うべきだろうが、彼女は戦場で負った傷を治すために使って以降こうなったらしいから、いた仕方ないのかもしれない。

もう1つは……えっと…な、まあR18行動だ。

エロ的な意味でだ…

私が見たのは1回だけだが、殺した兵士を死姦していた。

あの時は吐き気が湧いたのを覚えてる。

だって、死者でだぞ?

眠りしものへの冒涜だ、あれは。

まあ後でブリスクに「死体で悦ぶな変態が!」と怒鳴られてたな。

その後の「男ならいくらでも買ってやる、そいつで遊んでも金にならん」がなければ見直したんだが…

そもそもなんでそんな行為を始めたのか、こっちは完全に分からない。

それが不気味さを醸し出してる、私がカレルに抱く印象はこんなんだ。

ブリスク、BB、スカー、カレル。

エイペックスプレデターズで、私がよく会う人物はこれくらいか?

 

「………うん、やはり濃い奴しかいないな」

 

ガメツイ、技術的変態、コミュ障、薬中淫魔。

……ここは変人しかいないのか?

 

「あんたも充分変人だと思うけどなモッピー」

 

後から声をかけられて、心臓が吹っ飛びそうになった。

モッピーということから、十中八九BBだろう。

というか私はまともだろう!?

 

「いやいや今どき日本人でも、サムライの格好してるのはいないってのは分かるぞ!」

 

「サムライの格好ではないこれは和服だ!そして私の私服だ!」

 

「それに木刀差してたら充分サムライだろ!?」

 

この木刀は私がこの世界に来た時持ってたものだ、出来れば離したくない。

離せば、元の世界のことを忘れそうだから…って、あそこの柱の影にいるのはスカーか?

あぁ、頼むから混ざりたそうにうずうずするな!

40超えたおっさんが気持ち悪い!!

戦いの時には頼りがいある仲間たちだが…どうしてこんな奴らなんだァ!?

 

そんな私の心情なぞ露知らず、暫く私とBBの【私が変人じゃない】合戦をしばし繰り広げていた…




解説コーナー

・エイペックスプレデターズ
残忍な傭兵集団、金さえ貰えば何でもやる。
リーダーブリスクを元に、多くの戦場をかけ走る。
なお原作では【デメテルの戦い】の後に結成されてるが、この作品では【デメテルの戦い】の時点で存在している。

次回解説【タイタン】
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