生きてます、ちゃんと書いてました。
ネザー編終わるまで書きためるつもりでしたが、筆が遅すぎてこんな事になっちまいました、ばかやろう。
もう前の話なんか忘れちゃったって人は、頑張って前話読んできてください。
こちとら毎回忘れて読み直しては修正入れてますから・・・・・・。
文は寝かせておくといいんですって、自分の場合寝かせすぎて腐ってますけど。
「作戦は決まった。
皆の衆、総員戦闘の準備に入れ!!」
休んで10分が経った頃、ブルートの声が周囲に響き渡った。
作戦は練れたらしい、がっ聞いて驚いた。
相手は10人程度だと言うので数に身を任せて押し通すというのだ。
確かに装備や数を考えれば現実的に思えなくもないが・・・・・・。
「ブルート、ひとつ聞いていいか?」
「あぁスティーブ、どうした?」
「本当にゴリ押すつもりか・・・・・・?
俺は奴らについて何も知らない、本当にこれでいいんだな・・・・・・?」
「・・・・・・。」
ブルートはそのまま黙り込んでしまった。
ぐったりうなだれているあたり、かなり絶望的な状況だろう。
「・・・・・・私は・・・・・・これをもって死ぬつもりだよ。」
「待て、死に急ぐんじゃない。」
「彼らの剣に斬られたピグリン達は、皆口を揃えて言うんだよ。
生気を吸い取られるような感覚と痛みが混ざった・・・・・・得体の知れない苦しみを味わうとね・・・・・・。」
「生気を吸い取られる・・・・・・?
・・・・・・!!」
その言葉を聞いた瞬間、おぞましい共通点を見出してしまった。
まさか追ってる黒いモンスターの正体は、あの骨共だとでも言うのか!?
全てを失い復讐を誓ったあの日も、まさにその体力を吸われるような奇妙な感覚を味わっている。
この戦いが行く末には勝ちへ導かれていないといけない。
負ける訳にはいかないのだ。
「・・・・・・君がもし、ここから今すぐに逃げてしまっても私は許そう。
この戦いに勝ち目は無いんだ。」
「だからといってお前が弱音を吐いてるうちは、この戦いは確実に負ける。
俺は行くぞ。
かつて味わった屈辱を晴らす道に立った以上、引く訳にはいかない・・・・・・!!」
ネザーは地下の奥深くに潜む。
故に今、どの時間帯にあるのかは自分でもはっきりとはわからない。
無線を繋いではみたが、彼からは一向に返事が来ない。
そんな時に誰かがこちらに無線を繋いだようだ。
「・・・・・・あぁ、スティーブ。
ずっとそんな所にいて大丈夫かい?」
「その声はモデストか。
大丈夫な訳がない、今すぐ帰りたいぐらいにここは熱い。」
「そうなんだ・・・・・・ところで、何か聞きたい事があるから連絡したんでしょ?
僕が答えられるものならなんだって答えるよ。」
「・・・・・・今の時刻は?」
「ちょうど日付が変わったところ。
うーん、雨が降ってて寒いかな。」
「天気もセットにどうも。
ところで・・・・・・」
話しているうちにもう1つ聞きたいことがあった。
「ジョンソンはどこだ?」
「寝てるよ、君がネザーに突入してから、ずっと村を走り回っては君の為に出来る最善を尽くしている。」
「たとえば?」
「そうだね・・・・・・一応聞いた感じだと、ほかの所から村人をスカウトしたり、彼自身が武器の選別や進捗状況の確認を1人でやってる。
もうまる2日は寝られなかったって。」
「そうか・・・・・・そうだ、アレックスの方は?」
「彼女は届いた依頼を君の代わりにやってるよ。
君よりは非力だと思うけど、彼女なりに頑張ってる。」
「2人ともよくやってるな・・・・・・。
とりあえずそちらの事は心配する必要も無いみたいだな。
これから俺はまた、長い時間戦うことになってしまいそうだ。
・・・・・・頑張ってくる。」
「気をつけてくれよ、君の頑張りでこの村は発展してきたんだ。
見せたいものだっていっぱいある。
だから絶対負けるんじゃないよ!!」
「了解。」
最期の挨拶・・・・・・にはなって欲しくないが、ブルートの言葉を察するにそういう事になってしまう可能性があるこの作戦は、ついに実行に移った。
ブルートはこちらを見つけ、一緒についてくるんだとだけ言い、そのまま真っ直ぐ要塞の方へと向かっていく。
同系統の色で見分けの付きにくい地面を軽快に駆け、その後ろを大量のピグリン達が追いかける。
その群れを見たピグリンも興味からか群れに割り込み、列は来た時よりも長く太くなっていった。
そうしてブルートはついに要塞の入口の前に立ち、こちらと見合わせ頷く。
「・・・・・・お互い、死んではだめだぞ。」
「了解、武運を祈る。」
要塞はレンガで造られていた。
しかし、地上で見かけたようなものとは色も積み方も違う。
また、レンガ造りの要塞は長い廊下と小部屋だけで構成されているらしい。
それも森の洋館とは違い真っ直ぐに伸び続けているため、視界は開け、先もこのネザーが生み出す霧が見失わせる。
ゆっくりと列を進め、十字路にぶつかった。
1つずつのルートを調べるべく右から進んで行ったが、すぐに行き止まりに着いた。
戻って左側へ行っても、あるのは中途半端に伸びたレンガ達だけだ。
下では溶岩が待ち構えている、加えて散々に登ったお陰か高度もある。
落ちれば待っているのは死だけだ。
左右の道は行き止まりのため、残った真っ直ぐの道をただ黙々と進んでいく事しか出来なくなってしまった。
まるで自分達を待ち構える為だけに要塞を作ったようにさえ思えてしまう。
先も変わらず真っ直ぐな道しか見えてこない。
仕方なしに歩き始めたその時、ブルートの足が嫌な予感を知らせるように止まってしまった。
「・・・・・・ウィザースケルトンが来る、気をつけるんだ。」
「ウィザースケルトン・・・・・・例の骨達か。」
予感は当たった。
霧の向こうから石炭と同じ色をしたスケルトンが10人やってきた。
右手に石の剣を持っている。
「あら、お客さんですか?
今日は誰か来るなんて聞いていませんけれど?」
スケルトンの群れから1人が前に出てきた。
「そうだね、突然押しかけてすまないよ。
少しお話があってね、それも急ぎで。」
「へぇ・・・・・・。
と言いますと?」
「私たちの営みには手を出さないでくれとだけ言いに来た。」
「ふーん、じゃあどうしてこんな大所帯で?」
「・・・・・・。」
「無言を貫くなんて、らしくないわね。
リーダーなのに。」
一本橋のような要塞の上に、これまでに感じたことのない緊張感に満ちている。
それが後ろのピグリン達にも伝わったか、ついてこなければよかったとでも言うような呻きをあげ始めた。
「それより気になるのは、どうしてあなたがそこにいるのかって事ですよ。」
「俺のことか?」
「そう、あなたのこと。」
どうもあのスケルトン、自分の事を知っているらしい。
「何かいけない理由でもあるのか?」
「わたしをこの要塞で見張らせておいて、どうしてとぼけるのかしら?
余計な手間が出来たじゃない。」
「いったい何を言って」
「うるさいわね!
あぁもう、期待なんてするんじゃなかった!!
あなたがここを任せると言うから準備していたのに、どうしてすぐ来ちゃうんだか!!」
「・・・・・・ブルート、俺はどうしたらいい?」
「そんな事言われたって・・・・・・というより君、まさか私を嵌めたと言うのかい?」
話がこんがらがってきた。
スケルトンが言っている事を察するに、もう1人自分に似た男がいるとでもいうのか。
それよりもこの状況、すごくまずいのでは・・・・・・!?
そんな時、無線がかかってきた。
「誰だ、こんな時に。」
「そうかっかするなって、俺だ。」
「あぁなんだジョンソンか。
・・・・・・どうした?」
「俺なりの賭けだ、1度しか言わないからよく聞いてくれ。」
一通り賭けの内容を聞いたが、なるほど・・・・・・村の存亡を秤にかけると随分ハイリスクだが、例のキノコ探しが出来るうえにブルート達も少ない犠牲で済ませられるかもしれない。
「その賭け、乗ることにしよう。
成功したらその時は肉を食わせてくれ。
にんじんばかりでそろそろ飽きてきた頃だ。」
「了解、俺はあんたを信じてるぜ。」
賭けが成功するか、早速試してみようじゃないか。
ブルートにはすまないが、この賭けを実行する為には、裏切るしか方法が無かった。