冒険者兼破壊者の復讐劇。   作:TTY

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Ep2 洞窟探検。

 2日目の朝を迎えた。

予想通り、あまりいい夢は見れなかった。

そして、ゾンビやスケルトンが、周りで燃える音と唸り声が聞こえる。

昼間になると、奴らはみんな燃え尽きてしまうらしい。

まぁ昼間も常に動かれてると、それはそれで困るが。

 話を切り替えて、今日こそは洞窟探検にでも行こう。

石のツルハシと剣に松明、それから食料を用意した。

海をまた渡り、少し歩いて、昨日削った洞窟を見つけた。

この洞窟は⋯⋯入口的に大して奥は深くなさそうな気がするが、肩慣らしなら丁度いい。

早速潜り込むとしよう。

 入ってみると、案外こじんまりとしていた。

大きな部屋みたいな部分から、2つに道は別れていたが、どちらも出口に通じるもので、面白みなんてちっとも無かった。

そこらにあった鉱石を片っ端から回収しつくして、帰ろうと思ったが⋯⋯。

部屋の壁の奥から、なにやらゾンビのうめき声が聞こえる。

それも大量に。

気になって仕方がないので、音を頼りに掘ってみることにした。

5ブロックほど掘り進めた所で、丸石と⋯⋯苔石が出てきた。

これは一体⋯⋯!?

この中からゾンビの声がする辺り、中に何かあるのだろうか。

丸石を1つ掘ってみると、中央に格子状のブロックが一つあった。

中で小さなゾンビがぐるぐると回っている。

僅かに燃えている中、ゾンビの回転がどんどん速くなったかと思うと⋯⋯。

煙とともに、ゾンビが周りに誕生した。

一直線にこちらへ向かってくる。

しかし、1つだけしか破壊していないので、人型という都合上こちらへ来れない。

しゃがむなんて選択は無いのだ。

そんな訳で、一方的に石の剣で叩き続けた。

雑に作ったのもあって、斬れ味なんて話にならない。

まぁ倒せはするので、特別気になりはしない。

 ゾンビを全員倒し、松明を置いてみた。

もうゾンビは周りに現れなかった。

どうやら、暗いところだけやつらが現れるみたいだ。

⋯⋯それと、宝箱が気になる。

開けてみたら、中身はいくつかの種とレコード、本にサドルや馬鎧⋯⋯そしていつのかもわからないパン。

とりあえず箱ごと持ち帰ることにする。

 さて、インベントリにはもう何も入れられない。

小さい洞窟の割に、色々とあった。

外がもう暗くなってきたので、帰宅⋯⋯。

松明をいつもケチってしまう悪い癖が直らないので、拠点と洞窟、村以外は基本真っ暗。

夜道の中を走って帰ろうと思ったその時。

クリーパーが後ろにいた。

シューっと導火線の音が、自らの存在を堂々と示している。

少し走っていたので、どうにか爆発からは逃れた。

後ろは振り向かない、振り返る気もしない⋯⋯!!

今はただ逃げるだけだ、防具無しではすぐに死ぬ!!

 ひたすら逃げているうちに、明かりが見えてきた。

仮拠点だ。

外からは全方向丸見え、とても開放感がある⋯⋯ただのキャンプ場もどきだ。

必死に泳いで何とか到着。

これは家を作らないと、そろそろまずい。

外の騒音もそうだが、まずは確実な安全を確保出来るスペースが必要になる。

で、マイホームはそれを解決してくれる。

しかし、月はもう真上まで来てしまっていて、島の周りではモンスターが既にうろうろしている。

今はもう寝てしまおう、どうせ敵は来ない。

 ⋯⋯そのまま寝て、3日目。

朝日に照らされる島の向こう側に、ぽつぽつと炎が見える。

今日も日光消毒が為されている。

いつもの光景を見守ったら、やる事は1つ。

マイホームを作る。

⋯⋯砂の上だから、少し土でも入れた方が島感が増すと思われる。

面倒なので置き換える程度になってしまうが、わざわざシャベルで掘り起こすような輩なんて知らない。

だから、手抜きぐらいいいだろう。

自己満足で済めばいいんだ。

 また海を泳いで渡って、ダークオークの木を片っ端から石の斧で切っていく。

1本で大体32個程手に入るから、動く手間はそこまでかからないのがいい。

そのぶん縦方向には動くが。

今回のマイホームは、4×5×3ブロック程度の小さな規模になる。

⋯⋯後で増築が楽なのが利点だ。

もはや装飾なんて無いようなものだが、あまりそこは拘らないので、気にしない。

結果的に2スタックと2個を回収したが、この2個は今から必要になる。

ボートを作る。

3回も泳いで渡るようなアホが、ようやくボートのクラフトを始めた瞬間である。

まずは、原木を2個かちわる。

手刀でふんっとやれば、たちまち綺麗な4つの木材に早変わり。

原理はともかく、気持ちがいい。

木材2つを棒にして、ここでシャベルを作る。

漕ぐためのもの、つまりオールとして使うのだ。

それにしても、本来の目的で使った木のシャベルは、大体すぐ壊れるくせに、何故こっちのオールとして使った方のシャベルは、ピカピカなままを保ち続けているんだ。

本当に謎だらけである。

 疑問はさておき、ボートと棒2本が出来上がった。

余ってしまった棒は、後で松明にでもしておこう。

燃料としても、なんとか1つ精錬は出来る。

棒の汎用性は侮れない。

出来たてほやほやのボートで、砂しかない島へ帰る。

と、ここである事を思い出す。

⋯⋯土を持ってきていない。

まだ棒は残っている、ここでUターンしてまた戻る。

そして、石のシャベルを作って午後の昼間に土を2スタック集め、また戻って⋯⋯。

うっかりは本当に良くない。

オールを使えばいいなんて考えも、何故か通用しない。

なぜなら、ボートからシャベルが離せないからだ。

そこで手抜きを指摘されても、こっちは困ってしまう。

余った棒である程度時短は出来ているが、もう夕方だ。

 また船を漕いで、2度目の正直、島へ戻ってきた。

ある程度砂を削って、土に置き換えていく。

映えない地味な作業だ。

とりあえず海抜1ブロック分土にした。

ぽつぽつと草が生えてきた。

しかし、もう夜でおまけに真っ暗。

洞窟探検の時に余った松明で、さらっと明るくした。

家を作る第1段階は終わった。

続きはまた明日だ、もう眠くなってきた。

定位置に置いたベッドに向かい、ぱっと転がる。

やっぱりベッドは良いものだ。

Zzz...

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