1ヶ月、待たせてしまった⋯⋯。
やる気スイッチのマニュアルどこだ⋯⋯?
全然やる気がわかないぞ⋯⋯。
また朝を迎えた。
今回やる事は、集めた原木からマイホームを建てる事。
ダークオークしか今手元に無いので、統一感は出ても色合いが地味な家になりそうだ。
とりあえず、最初に目印で原木を四箇所に置くことにした。
そして昨日考えた通り、4×5×3の直方体になるよう、木材で囲ってみた。
最後に、入る用で壁に穴を開け、土を削って木材を敷く。
⋯⋯終わり。
俗に言う豆腐ハウスの完成だ。
最初の家なので、簡単なものでいい。
後で不便さを解消するべく修正するつもりだ。
物事は、一発で解決出来たら奇跡みたいなものだ。
それか経験によるものって事もありえる。
今はその経験が無いので、これから少しずつでも積んでいかないといけない。
あって損な物は無いし、ゼロから始まってる訳だから、何でも吸収してやる。
早速中に入ってみた。
⋯⋯暗い、狭い、落ち着かない。
問題点を上げてみよう。
ㅇ窓が無い。
ㅇ日光も届かない。
ㅇ狭すぎて居心地が悪い。
ㅇドアが無いので、入口がわかりづらい
ㅇ地味
5つ上げてみたが、なんだかどれも予想通りだ。
1日ではどうにもならなそうだが、やれる限り修正してしまおう。
まずは窓が無いのと、日光が届かない。
壁に穴を開ければ、開放感が出る。(文字通り)
これで日光が入り、中は明るくなった。
穴に窓ガラスをはめれば、それらしいものにはなるはず。
という訳で、昨日土に置き換える際に回収した砂一スタックを、外に置いてあるかまどに放り込む。
石炭は⋯⋯九個。
一応全部焼けるが、そろそろまた掘りに行くのも考えておこう。
このあいだに、ほかの問題点を片していこう。
三つ目の問題点、狭すぎる。
屋根が付いただけで、ここまで窮屈になってしまうとは。
床面積、たったの6マス。
加えて天井はすぐそこ。
⋯⋯無理矢理範囲内に詰めたせいで、狭すぎる。
物を置くスペース以前の問題だ。
何も入れてないのに狭い。
⋯⋯よし、やり直し。
前の家は、滅んだ村にあったでかい家を借りただけだから、建築は今回が初めてだ。
あまり気を落とさないようにしないとな。
2回目は、8×10×4の豆腐ハウスにした。
これだと木材が足りない。
またボートに乗って木をなぎ倒す作業が加わってしまった。
めんどくさいのは嫌いだ⋯⋯。
ボートを漕いで陸地に渡り、斧でゴスゴスと怒り気味に木へ叩きつける。
だからといって、すぐに切れる訳では無い。
個人の気持ちと比例なんてしないのだ。
夕方まで斧を振り回し、壊れたらまた新しい斧を作ってまた振り回す⋯⋯。
そのお陰で、原木が5スタック程集まった。
そして、周りは濃いちょっとした緑の草原と化した。
苗木は一応回収しているので、また植え直しておく。
破壊した環境は、きちんと自分の手で戻さなくては。
元あった森になる事を願い、また島へ帰った。
カチ割った木材を足りない部分へ置いて、試しに中に入ってみた。
おぉ、広くなった。
前の家とまではいかないが、人が住むような広さになった。
あとは最低限の生活が出来るように、今までに作った作業台とかまどを部屋に置いた。
そして木材を8個、囲うように作業台に置き、チェストを作る。
これは、色々な物(資材や食べ物、武器防具全て)を詰め込める凄い箱である。
これを、昨日手にしたチェストと隣り合わせに並べたら、ラージチェストが出来上がる。
繋がる原理は⋯⋯謎だ。
それはどうでもいいが、これでしばらくは物を捨てなくても大丈夫だろう。
最後に、真っ白なベッドを隅に置いて、内装は大体終わり。
後は、最後の問題点。
地味。
これはもうセンス云々の問題だが、建築の素人でもわかる、やっぱり地味すぎる。
そんな訳で、丸石を加工して階段を屋根にしてみた。
⋯⋯うん、壁と屋根の素材、逆の方がいい。
村人の家がそうだった訳だ、そっちの方がしっくりくる。
少しの拘りが生まれたはいいが、今度は丸石が必要になった。
いつも足りていない⋯⋯。
夜も深くなった事だ、続きはまた明日だ。
ため息をつきながら、真っ白なベッドに横たわった。
はぁ、夢のマイホームが遠い⋯⋯。
取り払った屋根の隙間から見える星空が綺麗だ⋯⋯。
⋯⋯ん? 雲が出始めた。
まずい、雨だ。
うわわわ、土砂降りじゃないか。
雨が酷く家を湿地バイオームに変えていく。
急いで丸石を天井代わりにした。
雨漏りは考えないことにしよう。
全く、ついていないな⋯⋯。
もう一度ベッドに横になって、今日はぐっすりと眠りについた。
朝になって日差しを浴びれる事を祈りながら⋯⋯。