やはり俺のRainbow Six Siegeはまちがっている   作:アルファデッド

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前回の続きです。

長らくお待たせしました。

なんか、
いろいろとしていたらお気に入りが60件になりUAが6500を超えていたことに気が付いたのが最近である。

お読みになっている読者の皆さん、ありがとうございます。


番外編『日常編』その3続

地獄の審査会

 

アッシュのサラダの後に残りの12名のサラダを試食を終えた八幡は倒れそうになりながら

椅子に座った。

 

カプカンとタチャンカが寄ってきた。

 

タチャンカ「おい、大丈夫か。」

 

カプカン「無理をするんじゃない。」

 

心配されたが八幡は何ともないふりをした。

 

八幡「大丈夫です。アッシュを除く全員は普通に食べられる。

   ヴァルキリーが一番うまかった。」

 

そう言うとカプカンは怯えきっていた男性陣に走って、八幡が言ったことをそのまま伝えたようだった。

 

試食していなかった残りの男性陣は死を覚悟済みでまずアッシュのサラダを食べてからにしていた。

 

アッシュのサラダ脱落者はルークとヴィジルだった。

 

二人ともマエストロと同じように倒れた。

 

残った男性陣は辛うじて耐えながらヴァルキリーのサラダで回復し、第一品を乗り越えた。

 

全員が試食を終えると投票用紙が渡された。

 

テルミット「さて、誰が1番おいしかったか書いて下さい。」

 

男性陣全員は迷いなく書いた。

 

八幡(ヴァルキリーで決定だな。)

 

テルミット「さてと、結果の集計が出ました。」

 

ヴァルキリー20票

 

IQ1票

 

全員は0票だが、アッシュを除いて『普通』に美味しかったようだ。

 

テルミット「ヴァルキリーの圧勝です!おめでとうございます!

      一言コメントをお願いします。」

 

ヴァルキリー「え〜っと、結果に驚いています。

       でも、子供の頃に『お嫁』が夢だった時もあって必死に料理をやっていたのが功を奏したのだと思います。」

 

男性陣(なんでこっちの世界に踏み込んだ!!こんな超優良物件が!!!)

 

と男性陣の全員がすかさず心の中でツッコミを入れた。

 

ヴァルキリーは入れ墨を除けば顔の整っている方なので簡単に結婚できていたと想像した奴もいたり、いなかったりする。

 

IQについては言わずとも誰が投票をした分かりきっているので、誰も話題に出さなかった。

 

テルミット「さあて、次は各自が得意な料理を作ってもらいます。制限時間は2時間です」

 

まだ続くであろう審査会に死への恐怖心を抱えながら待つ哀れな男性陣だった。

 

楽しみしている奴は、もう流石にいなかった。

 

女性陣はなぜか楽しんでいたことは男性陣に知られることはなかった。

 

2時間が経ち、料理が次々と並べられていった。

 

アッシュ、アリバイ、イング、エラ、ヴァルキリー、カベイラ、ゾフィア、トゥイッチ、トッケビ、フィンカ、フロスト、ミラの順番で並べられ、

順番通りに料理名を書くと、

ローストチキン、ペペロンチーノ、豚まん、ミートパイ、キッビ(肉団子揚げ)、ザワークラウトスープ、ポトフ、キムチチゲ、

ウハー(魚のスープ)、モンティクリスト(フレンチトーストをサンドにした物)、スパニッシュオムレツである。

 

短時間で終わる料理は終わり時間に合わせて作られている。

 

見た目はさすが得意料理とあってどれもとても美味しそうであり、期待できそうであった。

 

男性陣(これは何とかいけそうではないか)

 

だが、サラダ部門で二人をあの世に送ってしまったアッシュという鬼門が待ち構えていた。

 

みんなは先に『不味い』と思われる品から食べるということに決定し、早速食べていた。

 

しかし、倒れないどころかお代わりする事態が起きた。

 

八幡(なんで一番簡単なサラダができなくて、これが美味いんだ!!)

 

バンディット「ば、ばかな?!」

 

パルス「お前の料理を始めて食べてたけど、火を使えば大丈夫そうだな。」

 

アッシュ「そう見たいね」

 

ライオン「サラダについては科学的解析が必要だな」小声

 

スモーク「同意だ」小声

 

アッシュ「そこの二人!聞こえているわよ!」

 

なんだかんで無事にいけたが、別の恐怖が湧いた。

 

男性陣(じゃあ、誰が一番ヤバイのだよ!?)ガタガタ

 

ヴァルキリーは相変わらず美味しかったが、鬼門はいとも簡単に開かれてしまった。

 

フィンカだった。

 

タチャンカ「ウッアッ、グハッ」バタリ

 

血を吐きながら倒れたタチャンカが犠牲となった。

 

カプカン「ステルス、すまん。偵察に行ってくれ!」

 

八幡「師匠!そ、それは勘弁してください!!」

 

フューズ「す、ステルス。君が頼りなんだ。そこを何とかできないか。」

 

ライオン「俺も一緒に行くから。」

 

八幡「分かったから離れてくれ。」

 

八幡は押しきられてライオンと一緒にフィンカのところへ向かった。

 

ライオン「フィンカ、お前を信じるぜ。」

 

そう言って一口を食べると無言で立ったまま気絶した。

 

バック「おい!大丈夫か!」

 

ライオンを揺さぶっても反応がなく、されるがままだった。

 

ブラックビアード「衛生!衛生!」

 

担架に乗せられて食堂から消えた。

 

八幡はこの悪夢を終わらせるためにさっさと一口を食べた。

 

八幡(こっ、これは?!)

 

形容しがたい味でかなりダメージを受け、口から血が出ていた。

 

リージョン「大丈夫か?」

 

足を引きずりながら椅子に座って魂が抜けて某ボクシングアニメのエンディングのようになっていた。

 

八幡「燃え尽きたぜ」

 

虚ろな目で言いながら何とか生きていた。

 

残りの男性陣は果敢に挑んだが、生き残ったのはリージョンと八幡の二人だけだった。

 

ほとんどのものは血が混じった泡を吹きながら果てていた。

 

安らぎを与える食堂が戦場と化していた。

 

残ってしまった二人最終戦を迎えていた。

 

二人は何とか耐えて、ヴァルキリーが完全優勝した。

 

だが、深い傷が残った。

 

リージョンは高い回復力のおかげで何ともないが、八幡は2日ほど寝込んだ。

 

後のメンバーは1週間ほど入院していた。

 

テルミットは一ヶ月の減給処分を受けたり、受けなかったりしていた。

 

そして誰も二度と料理審査会をしたいと言い出さなかった。

 

唯一の救いがあるとすればそれはヴァルキリーが何人にも告白されたのは、また別の話である。

 

 

ー次回予告ー

 

人員は不在のためリージョンと作者のみである。

 

リージョン「お、俺!?」

 

作者「すまいないが、そうなる。」

 

リージョン「マジかよ。えーっと。次回は本編になるか。また番外編になるかは分かりません!」

 

作者「すみません、最近忙して執筆できていないが頑張って書いていきます。」

 

リージョン「読んでくれている皆!いつも読んでくれてありがとうございます!

      そしてこれからもよろしくお願いします。次回もお楽しみに!」

 

作者「よろしくお願いします。」

 




どんな味かは一切想像したくないでね。

雑な終わり方ですみません。

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