やはり俺のRainbow Six Siegeはまちがっている 作:アルファデッド
入隊して間もなく、厳しい訓練の日々が始まった。
超スパルタ教育で始まり、1ヶ月で敬礼およびその他の軍人としての基本を叩き込まれた。
その間にも英語を脳に焼き付けられた。
一般的に通常基礎訓練を数ヶ月受けてから応用訓練を何ヶ月も受けてから、実地経験を
積んでからやっと特殊部隊員候補に選抜されてから初めて専用の訓練を受ける。
(国によって違うため一概にはそう言えない。)
だが、八幡は特例だった。
だから、人一倍厳しく訓練された。
数ヶ月の特別訓練を受けた後に通常通りに特殊部隊員候補訓練を受けた。
某基地の清々しい朝
八幡(不労(働かず)の」誓いは何処へ。)
朝ラッパが騒々しく鳴り響いて、本日の安眠は終了を告げた。
鳴った瞬間に目を開けて、ベッドから降りて即座にベッドメーキングをした。
角は直角45度になるように折り、シーツは張り替えてコインを落としても跳ね返るぐらい張った。
そして全身が筋肉痛のまま即座に寝着から作業用ズボンとタンクトップに着替えて
作業帽を被って階段を駆け足で下りて、他の訓練生と外で整列した。
外は異様に寒かった。
まず最初に昨日の試験の合否発表がされて、ここでも脱落者が何人かいる。
そして地獄に等しい訓練が始まり、体力が日々に削がれていく一方だが、わずかな睡眠時間は疲れを癒えることは
出来ずに、蓄積されていった。
八幡(よく、俺は脱落せんな。俺はある意味天才か。)
そう思えてくるほど訓練は厳しかった。
生きているという心地はしない。
だが、植物状態になってしまった小町のためならと必死に生き残る足掻きをした。
暴言を吐かれるのは日常茶飯事だった。
教官1「おかんに抱かれてろ!」
八幡(俺の家族は小町第一主義だ!)
教官2「豚の方がテメェらより有能だ!」
八幡(これでも高校の時国語学年3位だったぞ!)
教官3「さっさと故郷で泣いとけ!。」
(そもそも帰るところがねぇよ!)
暴言に一々ツッコミを入れることで耐えた。
小学校と中学校の時に受けたイジメが生温く感じられるほどだった。
ただ、体罰がないだけありがたかった。
朝から昼にかけての訓練が終わって授業があって即座に試験があり、食事と風呂のわずかな時間をもらって
また明日の地獄のために寝る。
これが三週間も続きやっと終わったかと思ったら最終選抜のビーゴン山脈の強行軍が待ち構えていた。
雪が少し残っているほど寒さはあった。
25キロのリュックと4.5キロの銃を持たされて、総距離80〜90キロの行軍だった。
毎日重装備で山の中を行軍して脱落しそうな奴を助けて、助けられていた。
この最終選抜訓練で今年数名が命を落とした。
ベテランの将校も含まれていたようだった。
この訓練にはこんなブラックユーモアが伝わっていた。
『死は、選抜過程での落第を通告する自然界特有の方法なのだ。』
正論だった。これのおかげでなんとか歩く気を出した八幡だった。
訓練が終わる頃には痩せて筋肉がついて、見た目がもはや別人物だった。
強靭な身体と精神の強さは確実に身に付いた。
だが、この訓練は超緩かったことを次の継続訓練過程で思い知らされた。
選抜訓練を通過した後は一週間の休みを得ても八幡は英語力を必死に鍛えようとしていた。
あっという間に一週間が終わった。
八幡(オーバーワークで倒れそうだ。)
武器の扱い方、爆発物の取り扱い方、戦闘術、サバイバル術、偵察学、医学、カモフラージュ術と尋問への対処法等々を
徹底的に教えられ、また厳しい試験を課された。
これらの集大成として戦場サバイバル訓練があった。
だが、これが本当の地獄が待ち構えていたとは八幡は知る由もなく始まってしまった。
訓練開始から時間不詳 某所
八幡(リアル版の逃○中かよ。ハンター部隊が怖すぎる。)
そう思いながら平凡な山と平原の中で息切れていた。
犬まで使うとは思わなかったようで、割と脱落者を発生させる原因だった。
マルチカムの迷彩服とヘルメットに草葉を着けて、少しでも周囲に溶け込めるようにしていた。
東南1〜2キロぐらいにハンター部隊が迫っていた。
匂いを誤魔化すために小さな池に入って頭だけが出るようにしていたが、
夏だったとはいえれど寒かった。
孤独は人のやる気を削ぎ、油断を生ませるが八幡は学生時代のぼっち経験が活きてくるとは
予想外だったが、これが精神的な余裕を作っていた。
30分ぐらい池の冷水に浸かって、
そろそろハンターが通り過ぎたと仮定して少しだけ周りを見渡した。
銃もナイフも持たせてもらないため、一発で見つかるとアウトだった。
慎重に動いて偵察すると、なんとハンターがこっちに向かっていた。
八幡(まずい!まずい!なんでこっちに来た!このままでは見つかる。)
近くにはストローになりそうな草を慎重に切って忍者のように水に潜って体に軽く泥を塗って、
池の端っこにへばりつくようにストロー状の草で呼吸して隠れた。
目を瞑ってやり過ごした。
こんな状態が20分も続いた。
水中で伝わる足音に耳を澄ませながら待っていると、音が全くしない。
いくら水中だから音が聞こえ難いとは言えれど、流石に無音はない。
しばらく待つことにした。
確認のしようがなく、迂闊に水中から出るのは死に直結してしまう。
さらに30分耳を澄ませて待っていてもやはり音はしなかった。
いないことに賭けて水中から頭を出して見渡すと誰もいなかった。
何日間も過ごして、指示された時間の場所に戻ると背後から袋を被せられてどこかに連れていかれた。
水も食料も与えられずに目隠しをされて金網の箱に閉じ込めらた。
手足は縛られていた。
ここからが本当の地獄の始まりだった。
一方その頃故郷の千葉県では・・・
889便事件で雪乃をなくした陽乃は廃人と化して
精神病院に緊急入院となり、治ることはなかった。
雪ノ下家は二人の跡継ぎをなくし、絶望的だった。
由比ケ浜と戸塚は大学院で必死に研究をしていた。
由比ケ浜は馬鹿だったはずが、
いや、馬鹿だからこそ偶然の発見で
レールガンに必要な超小型高出力発電機の基礎構想を
考え出した。
これでロケットランチャーぐらいの大きさまで、
小型化できた。
原子力でなくてもバッテリーだけで使えるようになった。
戸塚はホッジ予想を解決する一手を思いついて、
必死に解こうとしていた。
まさか、千葉県から世界をびっくりさせるような天才児が
排出されようとは八幡は夢にも思わなかっただろう。
特に由比ヶ浜
由比ヶ浜(なんか、いま馬鹿にされた気がする。)
超小型高出力発電機の実用実験に向けて頑張っていました。
川崎は医科大学を首席で卒業し、大学院まで進んでいた。
材なんたかは大学卒業し、まだ小説と言えるかどうか
分からないものを書き続けていた。
未だ売れないが、何年か後に突発的に売れるとは
本人も彼を知る人物もそうなるとは思いもしなかった。
葉山隼人はなんとなく生きていたが目標というものを持てなくなり、道を踏み外し始めた。
三浦は葉山とは一切連絡取れずにいた。
一色はあざとさで男たちを弄んでいました。
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八幡はこうされて時間が少したつと自分を閉じ込めていた金属の檻が何者かによって叩かれ始めていた。
暴言もかなり吐かれた。
???1「おい!目の腐った野郎!」
バンバンバン
???2「このジャップがぁぁ!」
バンバンバンバンバン
???3「根暗がぁぁぁ!」
バンバンバンバンバンバンバン
???4「この勘違い野郎!」
バンバンバンバンバンバンバンバンバン
吐かれた暴言がかなり八幡の精神力を削った。
ほとんどの暴言が八幡の心をダイレクトに刺すようなものばかりだった。
八幡(お、俺はそんなんじゃない。あの頃の俺はとうに死んだはずだ。)
少し涙を流しながら心の中で悲鳴をあげていた。
寝ようとすると檻が引っくり返されて寝れず、耳を塞ぐこともできないまま時間だけが過ぎていった。
気絶すれば水をかけられて休ませて貰えなかった。
寝ずの番を過ごし、目がおかしくなり始めた感覚になった。
八幡(俺はもうダメなのか・・・。)
そう思っていると突然暴言も叩く音もなくなった。
やっと休ませると思って安心したのか、意識が朦朧とした。
檻から引っ張り出されて拘束も解かれると、叩き起こされた。
教官4「36時間の拷問によく耐えた。君は戦場サバイバル訓練を通過したんだ。」
そう言われると足から力抜け、今度こそ意識が遠のいた。
教官4「担架を持って来い!」
八幡はその日最期に覚えていたのは担架に押せられたことだけだった。
翌日に目を覚めると、少しふかふかのベッドの上に寝ていた。
継続訓練過程が全て修了した。
少しの休養が終わったのちに対テロ部隊の所属を示すバッジを賜った。
これで正式に特殊部隊員になった。
だが、一応国籍の関係上日本国防軍の特殊テロ対処部隊属になったはいえ、日本には帰れなかった。
まだ、訓練が残っていた。
対テロ専用訓練が始まった。
某所 キリング・ハウス
このホラー映画にいかにも出そうな館はアメリカの『恐怖の館』を参考に作られていた。
テロリストと人質の瞬時の区別等々を求められている。
普通の家のサイズのためか部屋がが少し小さくなっており、テロリストと人質の配置場所が全く分からない。
しかも中が暗いため、余計に恐怖を醸し出していた。
単独で一階の裏口から入って、洗濯室を模した部屋に入ってすぐにドアがあった。
八幡(テロリストはドアの向こうに待ち構えているな。)
直感を頼りに深呼吸してからドアを蹴破って閃光グラネードを投げて、
爆発した後に突入してターゲットを撃ってすぐに他の部屋を確認して
最重要人質が拘束されている部屋のドアの前に着いた。
また蹴破ると人質が目の前におり、その後ろに銃を構えたターゲットの頭を撃った。
撃った弾は人質の頭の近くを通った。
急に室内が明るくなった。
教官6「いい腕だが、さっきは思いっ切りIEDを踏んでいたぞ。足元を注意しろ!」
八幡「サーイエスサー!」
時間は比較的良かったが、模擬爆弾を踏んだせいで台無しになった。
何回も訓練をしていると889便事件から一年半も経っていた。
そして八幡にはやっと初任務が与えられた。
次回は八幡の初任務です。
お楽しみにしてください。
超不定期投稿ですみません。