やはり俺のRainbow Six Siegeはまちがっている 作:アルファデッド
某海上 レインボーシックス所属艦 艦内
食事の時間になると食堂に行って並んでいる。
バイキング方式だから皿に乗るなら取り放題という感じだった。
嬉しいことだが、八幡は少し困っていた。
八幡(和食がねぇぇぇぇぇぇぇぇよ!)
基本的に日本人が八幡ただ一人のため、洋食になってしまう。
最初は嬉しかったが時間が経つにつれて、和食がとても恋しくなってしまった八幡だった。
ホームシックの一歩手前だった。
八幡(気がつけばマッカンすら飲んでいなかった。
やばい、忙しすぎて忘れていた。
マッカン様、ごめんよ。)
皿にはチキンナゲット、サラダ、
パンとちょっとしたお菜をのせた。
ドリンクとスープをトレーにのせて適当や所に座って
食べ始めた。
すると、タチャンカ大先生が向かいに座ってきた。
タチャンカ「やあ、ステルス。」
八幡「こんにちわ、タチャンカ大先生。」
タチャンカ「そう呼ぶなって。」
タチャンカ大先生は若干諦めていたが、
指摘しないと気が済まないらしい。
タチャンカ「レインボー部隊の女性陣の中で
誰が一番料理がうまそうかを男性陣だけで決めるというイベントが今度開かれるらしい。
みんなが集まっているテーブルに行かないか。」
高校の時の八幡ならこういうことを避けていたが、
レインボー部隊に来てから信頼できる大人の友達が
出来たから乗り気だった。
八幡(まあ、なんかヤバそうだけど断る理由がないな。)
タチャンカ大先生と一緒にトレーを持って移動した。
テーブルにいたのは、
スレッジ、サッチャー、ミュート、スモーク、
モンターニュ、ドク、ルーク、テルミット、キャッスル、
パルス、ブリッツ、バンディット、イェーガー、
フューズ、グラズ、カプカン、バック、
ブラックビアード、カピタオ、ジャッカル、リージョン、
ヴィジル、ライオンとマエストロ。
そして先ほど合流したタチャンカ大先生と八幡で
レインボー部隊の全男性隊員が集合したことになるが、
遠くから見るとただのヤバイ集まりにしか見えないので、
多分誰も近づこうとはしないだろう。
八幡(なんだこれ、誰が招集かけたんだろう。)
そう思っていると、少し間抜けた声が聞こえてきた。
テルミット「えーと、これより第一回レインボー隊女性料理技量審査会のミーティングを開催いたします。」
碌でもないことになりそうだと直感的に感じた八幡だった。
八幡(テルミットかよ。てか、みんなよく集まるよな。こんなヤバそうなイベント。)
八幡は由比ヶ浜という魔王の料理のトラウマが蘇り、少し背中に悪寒を感じていた。
テルミット「今回の審査会の開催のために心強い協力者があって開催されます。
全女性陣の呼びかけをしてもらっているのは自称料理上手のヴァルキリーだ。」
八幡(あの人がか。刺青をしているから料理下手か思った。てか、自称ってなんだ。怖すぎるだろ。)
可食物以外が料理に混じる可能性が大だが、そもそも料理と呼べるものが出来るのかが疑わしかった。
八幡は周りを見渡すと大部分のメンバーはやる気なさそうだった。
ごく一部を除くと自分の命が危ないということを地味に感じていたようだ。
テルミット「開催日は来週の日曜日で、会場はここの食堂だ。使用許可は得ている。みんな来てくれ。」
ごく一部を除く全員(使用許可をとってあるのかよ!よくこんなバカバカしい企画が通ったな!)
八幡(日曜日が憂鬱だなぁ。嫌だぁぁぁ!死にたくないよぉぉぉ!)
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1週間が過ぎ、とうとうやってきてしまった第一回レインボー隊女性料理技量審査会。
ごく一部は喜んでいたが、ほとんどが暗い顔をしていた。
ごく一部を除く全員(遺書は書いた。神よ、我に明日をくれた給え!)
女性陣はIQ,トゥイッチ、アッシュ、フロスト、
ヴァルキリー、カベイラ、ミラ、イング、エラ、ゾフィア、トッケビ、フィンカとアリバイだった。。
女性陣は全員エプロンを着ていた。
ほとんどの人が似合っていたが、ヴァルキリーとエラの場違い感が強烈だった。
エラは化学薬品だけを扱う料理をしそうだという予想はついていたが、ヴァルキリーは全く予測不能だった。
テルミット「これより第一回レインボー隊女性料理技量審査会を開催いたします。」
これで地獄の門戸が開かれてしまった。
テルミット「この審査会は公平性を保つために作る料理を指定しますが、一品だけは得意料理をお作りいただけます。」
ほとんどの男性隊員は死を覚悟していた。
テルミット「残念ながら負傷者の治療のための人員をドクにせざるを得ませんでした。」
喜んでいない男性人はドクを睨みながら無言のメッセージを送っていた。
ほとんどの男性陣<ド・ク・キ・サ・マ・ユ・ル・サ・ン・ゾ!>
ドク<ガンバッテネ。オウキュウチリョウハ、シテアゲルカラアンシンダロ。>
ほとんどの男性陣(安心じゃねぇよ!参加しろよ!この裏切り者!)
だが、審査会は止まることはなく進んでいた。
テルミット「女性の方々には三品作ってもらいます。
一品目はシーザーサラダ
二品目は得意な料理を
三品目はクッキーという感じでいきます。」
八幡(これ、大丈夫かよ。)
テルミット「制限時間は1時間だよ。3、2、1、0、始め!」
女性陣は一斉に作業に取り掛かった。
待つ間は暇だったから部屋に戻ろうとしたら・・・。
テルミット「おっと、男性の諸君は審査会が終わるまで食堂から出る事が出来ません。」
ほとんどの男性陣(畜生めぇぇぇぇぇ!)
喜んでいる男性陣は主催者のテルミット、ルークとマエストロの3名だけだった。
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時間はあっという間に過ぎて制限時間の1時間は終わってしまった。
テルミット「はい、女性の皆さんはそこまでです。
では、一品目から男性の諸君に食してもらいましょう。」
13名の作ったサラダは見た目が思っていたより遥かによかった。
見た目だけで判断すると食べることは可能だった。
だが、問題は味ではなく食べて生きて帰れるかどうかという別次元の問題だ。
マエストロは躊躇なくアリバイが作ったサラダを取り皿に入れて食べた。
マエストロ「ちゃんと、出来ているやないか。」
アリバイ「当たり前でしょ。」
アリバイは呆れたような顔をしていた。
マエストロは他の人のサラダを試食した。
だが、マエストロは突然泡を吹きながら倒れた。
マエストロ「ウッ、爆発するような味だった。神よ、我を許し給え。」
気絶した。
ジャッカル「マエストロ!どうした!」
ブリッツ「え、衛生!衛生!」
マエストロは担架に乗せられて、運ばれていった。
男性陣に恐怖が走った。
頑丈で自分の犠牲を常に厭わないマエストロを倒した犯人が分かっていた。
アッシュだった。
男性陣(アッシュよ、何を入れた?!)
誰も試食の足を踏み出せなかった。
だが、この状況が続くとよろしくないためか「自己犠牲の神」八幡がアッシュのサラダのところに行って、皿に盛って食べた。
八幡(うぅっ これはアッシュの特製グレネード弾を表現しているのか。だが、これは由比ヶ浜のよりはマシだ!)
やはり、料理の魔王由比ヶ浜には勝らなかったようで八幡は平然とした足取りで13名分の試食をした。
男性陣は驚いていた。
男性陣(何!倒れなかっただと!ステルスは一体どんな味音痴なんだ!)
続く
さて、第一回レインボー隊女性料理技量審査会という地獄の続きをお楽しみにしてください。