俺の転生先がワキ巫女なわけがない!(凍結/リメイク中)   作:Lv.零の素人

1 / 20
初投稿になります。
駄文です。


はじまり
始まり


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※「はぁ、ついてないな。」

俺は誰にともなく1人そう呟いた。

何故こんなことになっているのだろうか。

俺がなにをしたというのだろうか。

 

ふと、気まぐれに散歩のつもりで立ち寄った

路地裏の細い道を歩いているとどこからか

ぽた、ぽたと

何かが滴るような音が聞こえた。

気になった俺は淡い好奇心からその音の原因を

見つけようと思った。

そして暫く音の原因を見つけるために路地裏の奥を探索していたが、気づいたら目の前に

平凡な顔立ちの男性がいた。

年の頃は二十代後半か三十代前半と言ったところだろう

どこにでも居そうな雰囲気を持っている男だ。

 

最もその手に持っているのが血に濡れたナイフではなく

足元に転がっているのが、ズタズタに切り裂かれた

人間であったと思わしき肉塊でなければの話だが。

 

まずい 男がナイフを振り上げている。

やばい、早く逃げろ 逃げろ 逃げろ!

頭の中で何度もそう繰り返すが身体がまるでその命令に従うのを拒否するかのように、もしくは俗に言う金縛りというものにかかったかのように指一本たりとも動かすことが出来ない。

そんなことをしている間にも、男は俺を殺そうナイフを

こちらに振り下ろそうとしている。

いよいよ不味い 意識では逃げねばいけないと言う事は

分かっているのだが、如何せん身体が動かない。

最早ここまでか 短い人生だった。 俺はせめて一瞬で殺してくれと願う。

 

そして男が振り下ろしたナイフ無抵抗な俺の心臓に突き刺さる。

そこで俺の短い人生は終わりを迎えた。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

いや、終わったはずだったと言うべきか?

 

俺の目の前に、いかにも絶世の美女と言ったふうな女性がいる。

いやもっと正確に言うならば、俺の目の前でいわゆる土下座をしている。

「は?」

そう思ってしまった俺は悪くないと思う。何故俺は絶世の美女であろう人?に土下座させているのだろうか?

 

とりあえず顔を上げさせようと思い、声をかける。

「えっと、なんで誰ともしれない女性に土下座させてるのかは分からないがとりあえず顔を上げてくれ。」

 

女性が静かに顔を上げる。どうやら言葉は通じるようだ。

 

そしておもむろに女性は俺に向かって口を開き、何故俺に向かって土下座をしていたのかの理由、ひいては自分のことを話す。

 

「まず、最初に私が誰なのかと、ここがどこなのかを

説明しておきます。その次に、何故あなたに土下座を

していた理由を説明したいと思います。

私はあなたが今まで住んでいた国では最も偉い立場の

神です。 正確に言えばあなたが住んでいた表の世界を

司る神です。そしてこの場所はえーとそうですね、

なんと説明したものか………あえて言うならば表の

世界を司る竜神が住む場所でしょうか?」

 

何故か女性は最後に疑問形で口を閉じる。

そしてここまでは良いですか?

と、女性は聞く。

 

俺は脳に急速にたくさんの情報を入れてしまったためか、それとも理解できない事が同時に起きてしまった ためか何を喋って良いのかがわからない。

とりあえずひとつ首肯する。

 

それを見て女性はいや、竜神は一つ頷き、俺が理解したと思ったのか

次になぜ俺に土下座をしていたのか話す。

「では次に何故表の世界を司る竜神である私がなぜあなたに土下座をしていたのかと言いますと、あなたはまだあと最低でも五十年は生きる予定でした。しかし私の部下である死神のミスであなたの運命を即死へと導いてしまったのです。部下のミスは私のミスです。本来ならこのような事例は起こってはならないのですが、起きてしまったものは仕方がありません。せめてもの償いとして、あなたに転生の権利を与えようとここに呼びました。しかし残念ながら既に表の世界ではあなたの存在は

跡形もなく滅せられています。なので、あなたには裏の龍神が見守る世界、名を『幻想郷』という異世界に転生していただきます。そして転生していただくにあたりあなたの魂をおさめる器はこちらで用意させていただきます。あなたの本来の肉体は表の世界でのあなたの消滅に

伴い無くなってしまいましたから。

ただ、あなたの魂が馴染む身体は何故か女性の肉体の物

が多かったので転生する際は女性のそれも赤子の肉体になると思います。ですがその代わり今のあなたの記憶は引き継がせて差し上げます。あなたの表の世界の記憶がなんの役に立つのかはよく分かりませんが。」

竜神は随分と長いこと話していた。

長い話であったが要約するとこういうことであろうか

つまり、俺はその『幻想郷』とやらで今まで生活していた際の記憶を引き継ぎ女児の身体で転生することが出来るということだろうか?

竜神に確認をとるために、俺は口を開く。

 

「つまり俺は、転生をする権利がある。ただしする場合は肉体は女児のものとなる。そういう解釈でいいだろうか?」

 

竜神は首肯しはい。と返事をする。

そして俺に転生するかどうかの意思を聞くために

口を開く。

「それで、どうしましょうか?あなたは転生を選びますか?」

 

 

俺はひとつ疑問に思ったことがあり、

それを確認する為に口を開いた。

「その前に質問があるのだが、構わないか?」

 

俺の言葉に竜神は首肯で返す。

俺は礼をして再度口を開く。

 

「では質問だ。俺が転生をするのはいいだろう。だが、俺が転生するとした場合その女児の元々の魂はどうなる? 消えるのか?俺が転生するかどうかはこの質問の返答次第だ。」

 

竜神はその俺の質問に目を見開いた。そして驚いた

様子で口を開いた。

 

「そこに気が付きましたか。どうやらあなたは私が思っていた以上に聡明で優しい人間だったのですね。

本当に、あなたを部下の手違いとはいえ滅してしまった

が残念でなりません。あなたの質問に答えましょう。

端的に言えばあなたが転生してもその肉体の本来の

持ち主の魂が消えてしまうことを心配する必要はありません。なぜならその女児は元々ある能力を納めるための器に過ぎなかったからです。彼女は器ではありましたが、その魂はか弱くどこにでもいる人間のソレでした。

結果彼女の魂では強すぎる能力に引きずられてその魂を自壊させてしまったのです。そこにやって来たのがあなたというその強力すぎる能力に引きずられて自壊する弱い魂ではなく、良識がありかつ聡明な魂です。私個人の意見としては、この能力はあなたの様な魂にしか託す事が出来ません。ですが、あなたのような魂は何百年に一度というとても低い頻度でしか現れないのです。ですから是非あなたに転生していただきたいのですが………どうでしょうか?転生して頂けますか?」

 

なるほど俺が転生するというその肉体とやらも訳あり

のようだ。

それにここまで聞くことが出来れば十分だ。

俺は自分の意思を告げるために口を開いた。

「そちらの事情はよく分かった。その危険だという能力の管理をするためにも、転生しよう。」

すると竜神は顔を喜びに染めて、口を開く。

「本当ですか! ありがとうございます!

あなたのような魂はほんとに貴重なので

とても助かりますよ! では転生の準備を進めさせて

頂いてもよろしいでしょうか?」

「ああ、始めてくれ。」

 

竜神は転生に必要な書類と思わしきものにサインをした

 

そして俺に向かって準備が完了したことを告げるために口を開く。

 

「準備は完了しました。すぐに転生しますか?」

 

俺は首肯する。

 

「わかりました。それではそこの魔法陣の中央に移動してください。」

 

言われてから気がついたがいつの間にか俺のすぐ側に

確かに魔法陣がある。

それも比較的有名であろう五芒星の形だ。

俺は真っ直ぐ魔法陣に向かう。そしてその魔法陣の

中央に立った。

 

すると竜神は俺が移動したのを確認して、口を開いた。

 

「それでは転生していただきます。目を閉じて六十秒数えてください。目を開ける頃には既に、転生が終わっています。」

 

俺は言われた通り、目を閉じ六十秒数えた。

すると目を閉じていても分かる位に強力な光が

俺の身体をつつんだ。

それが収まり、六十秒たった頃に目を開けた

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

その出会いは永い妖怪との闘いの果てに弱ってしまった彼女の後継者を見つけるために私が幻想郷の隅から隅までを探し回っていた時だった。

『彼女』は、私が霊夢と名付けた赤子は、現博麗の巫女

である彼女を超えるほどの凄まじいポテンシャルを

秘めていた。思わず本当に人間の赤子なのかと

疑ってしまったほどに。

彼女を見つけた瞬間に あぁ この子だ!この子こそが

次の博麗の巫女なのだと確信した。

彼女を見つけたのは、博麗神社の境内だった。

妖怪である私を見ても泣くこともなくただ静かに

私を見ていた。いや、もしかしたら視ていたの

かもしれない。彼女にしかできない見方で、私のことを

観察していたのかもしれない。

その時は色々と思うところがあったが、私はこの子を

次代の博麗の巫女として育てることにした。

この子を育てることは、間違いなく私が愛する

この幻想郷のためになると判断した。

これは私

幻想郷の賢者と呼ばれる八雲紫の存在に賭けてもいい。

 

だが私は赤子というものは育てたことがなかった。

なので、自分で育てると決めたことはいいが、

どう育てれば良いものなのか全くもってわからない。

格好がつかないとは自分でも思うが、私の唯一無二の式

である彼女 八雲 藍に手助けしてもらおうと思い、

藍を呼ぶために、口を開いた。

 

「おいでなさい、藍」

 

そう、静かに呟いた。

 

すると、私の背後の空間が裂けそのスキマから

九つの尾を持つ白面金毛の式が現れ私が抱き上げている

霊夢を見ると口を開いた。

 

「紫様 その赤子が次代の博麗の巫女なのでしょうか?」

 

それを聞いた私は少し笑ってしまった。

そして藍にそうだと告げるため口を開く。

 

「あら、あなたともあろう者が霊夢のポテンシャルに

気づかないとは思わなかったけど?まあ、いいわ。 それよりその子が次代の博麗の巫女で決まりよ。彼女ほど、強いポテンシャルを秘めた人間を見つけることは出来なかったわ。」

そう言うと、藍はその子は誰が育てるのかと問うた。

 

それに対し、私は返答する為に口を開いた。

 

「決まっているでしょう。私は子育てなんてした事ない

のよ。手伝いなさい。」

 

私は自分でも頬が紅くなるのに気付かないふりをしながら、そう命令した。

 

すると、藍は目を細めてまるで微笑ましいものを見るかのように私を見つめたあと、口を開いた。

 

「確かに紫様は子育ての経験は、ありませんでしたね。

かしこまりました。ですが、次代の博麗の巫女とはいえ

紫様が拾ってこられた人間です。少しくらいは面倒を見ていただきますよ?」

 

なるほど確かにこれを機に少しくらい子育てというものを経験するのも悪くないと思う。

私はひとつ頷くと、霊夢を連れて帰るためスキマを開いた。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




最後まで見てくださった方はありがとうございました

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。