俺の転生先がワキ巫女なわけがない!(凍結/リメイク中)   作:Lv.零の素人

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紅魔郷
紅魔郷Ⅰ


※※※※※

私がこの神社に住んでから

もう5年が経ち、

私は十六歳になった。

 

この幻想郷には

いくつかのルールがあり、

その一つに妖怪は人里の人間を

襲ってはならない

と、言うものがある。

 

私の仕事はそのルールを

破った妖怪や

人間を辞めたモノや

この幻想郷にとって、

良くないモノであると

紫が判断した妖怪や

人間出会ったもの

悪霊等を退治することと、

博麗大結界の管理である。

 

今のところこの生活に

不満はない。

強いて言うのならば、ただ一つ

この神社全くもって参拝客が来ないのだ。

確かに人里からは離れているとは思う。

しかしこの神社に来る人間は、

皆 妖怪退治の依頼をしに来た者達である。

参拝客が来ないということは

お賽銭が貰えないということだ。

これは死活問題だ。

確かに紫たちから、お米は供給されるが

それには限度がある。

思わずため息と独り言が出てくる。

 

「はあ、ほんとどうなってるのよ。

何でこんなにこの神社、参拝客が

来ないのよ!」

 

言っても仕方ないとはいえ

やはり吐き出さなければ

溜める一方だ。

 

そして私はなけなしの食料を使い

料理を作りそれを食べ終わったあと、

布団を干そうと思い空を見上げた時

 

目を疑った

 

太陽を真紅の霧が覆い隠している。

 

これはまずい。

瞬時に判断した私は

 

「二重結界!」

 

結界を張りこの

紅い霧が体内に入るのを防いだ。

 

ひとまずの安全を得た私は

これを異変と判断し、

解決に向かうことにした。

しかし少し待て、確か

こういう異変に首を突っ込みたがる

変わった人間が

いや、

違った普通の魔法使いを名乗る友人がいた。

 

アイツのことだ、すぐに

異変だと気がつくだろう。

すぐにくるであろう彼女を、

『霧雨 魔理沙』を

待つことにした。

 

少しすると、

いかにも魔女であると言った格好を

した白黒が箒に乗って神社目掛けて

飛んでくる。

魔理沙だ。

 

私は彼女がこちらに駆け寄ってくる

まで、待って口を開いた。

 

「魔理沙、異変よ。

私は今から解決に向かうけど、

アンタはどうするの?」

 

魔理沙はそれに応えるため

口を開いた。

 

「やっぱり異変か!

もちろん私も行くんだぜ!」

 

半ば予想していたことではあった。

しかし、ふとあることが気になった私は

それを確かめるために質問を

することにした。

 

「それはいいけどアンタ

スペカ持ってきたの?」

 

そう。

今回の異変から、幻想郷のルールが

ひとつ追加される。

それが

スペルカードルール

別名弾幕ごっこだ。

 

このルールの目的は

妖怪が異変を起こしやすくし

人間がそれを解決しやすくする

と、言うものだ。

ルールの内容は簡単だ。

殺さない程度に威力を落とした

弾幕を張り、

あらかじめ決めておいた被弾してもいい回数

弾幕に当たるか、

最初に使用枚数を宣言する、

スペルカードを全てブレイクされれば

敗北だ。

 

 

「はっ!愚問だぜ霊夢。

私が忘れる訳ないだろ!」

 

まあ、そうだろうと私も質問してから

思った。

 

「じゃあ異変の解決に向かうけどいい?」

 

 

さっきから私の勘が湖の

当たりを探せと、言っているのだ。

 

「なあ、霊夢。

それはいいがどこに向かう

つもりなんだぜ?」

 

行き先のわからない

魔理沙が私に聞いてくる。

 

「良いから着いてきなさい!」

 

 

「あっおい!ちょっと待てよ霊夢!

抜けがけは禁止だぜ!」

 

 

そして私は自らの勘に従い

迷うことなくこの異変の

元凶がいるであろう紅い館の

近くにたどり着いた。

 

しかし私たちを阻む者がいた。

それは、最強を名乗る妖精、『チルノ』

であった。

確かに妖精の中では、

最強と言っても過言ではないが

所詮は妖精。私の敵ではなく

一切被弾することなく

通常弾幕のみで倒すことが出来た。

 

「きゅー」

 

間抜けな声を出して

倒れるチルノを見てあまりいい気は

しなかったが、これも異変解決の為だ。

仕方ない そう割り切って、

私たちは元凶がいるであろう館の中に

入ろうとしたのだが

驚いたことに門番がいる。

ただし、寝ているが。

 

見た事の無い妖怪?だ。

思わず二人で顔を見合わせる。

 

「なあ、霊夢こいつどうする?」

 

魔理沙が聞いてくる

 

 

「そうね、後で文句言われても

面倒だし魔理沙、マスパを一発

打ってあげなさい。」

 

手っ取り早く起こすことにした。

 

そして魔理沙が決め台詞と共に

八卦炉を構え必殺の魔法を放つ!

 

「弾幕はパワーだぜ!

恋符『マスタースパーク』!!!」

強すぎり光が収束して

門番の妖怪にぶつかる!

 

「んぅ?何ですかぁ?………えっ?

ちょっまっキャー!」

 

哀れなり門番よ。

 

光が収まった。

そして門番は、バタンキューと

ばかりに半壊した門の前で

うつ伏せに倒れている。

 

門番が倒れたことによって

私たちを阻む者が一時的にせよ、

いなくなったので、

いよいよ 館に踏み込むことにした。

 

館の中に入り、暫く探索していると

いつの間にか魔理沙とはぐれてしまった。

まあ、魔理沙は弾幕ごっこの腕は

確かなものなので心配は要らないと

判断した。

ここからは、一人で調べることになる。

※※※※※

ここはどこなんだぜ?

門番をマスパでぶっ飛ばした後、

館に侵入した私たちだったが

中はなかなか広く、気づいたら

霊夢とはぐれてしまっていた。

しかたなく個人でここからは

探索することにした。

 

暫く歩いていると、目の前に

いかにも何かありそうな扉があった。

こいつはもしやボスの部屋か!?

そう思った私は、八卦炉を構えた

その扉を開け部屋の中に侵入した。

 

すると、中はボスの部屋!

では無くどうやら図書館だったようだ。

たくさんの本棚があり中には

興味を引かれる魔導書らしきものも

結構あった。

私はコレを持って帰ろうと四、五冊

抱えて行こうとした。すると、

図書館の奥から私を呼び止める声が聞こえた。

 

「こら、待ちなさい。人の本を

盗まないで頂戴。」

 

静かだがよく通る声だ。

しかし心外だ、私は盗むつもりは無い。

反論するため私は口を開いた。

 

「おいおい!急に出てきて

人聞きの悪いこと言わないでくれよ。

この本は盗むんじゃない。

ただ死ぬまで借りるだけだぜ?」

そんな問答をしていると一目で

引きこもりとわかる紫の服に身を包んだ

一人の女性が現れた。

 

「なら私は、あなたに弾幕ごっこを

申し込むわ。

私の名前はパチュリー・ノーレッジよ。

残機は三でスペルは四。

どう?」

 

よしきた!

 

「わかったぜ!その勝負受けて立つぜ!

あっ、私が勝ったらこの本は

死ぬまで借りてくぜ!」

 

※※※※※

 

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