俺の転生先がワキ巫女なわけがない!(凍結/リメイク中)   作:Lv.零の素人

4 / 20
紅魔郷Ⅱ

※※※※※

私は魔理沙がはぐれてから

一人で異変の元凶の住処と

思われる館の内部を探索していた。

しかしこの館外から見た時と

中の広さがどう考えても比例していない。

もしや空間を操る能力者が

いるのかもしれないと思い、改めて

気を引き締めた。

そうして歩いていると、

私の後ろから声が聞こえた。

 

「あー!、お掃除が進まない!」

 

「お嬢様に怒られるじゃない!」

 

なんだ!?

驚愕して後ろを振り返ると

既に誰もいなかった。

すると今度は前方から

先程と同じ声が聞こえてきた。

 

「どこ見てるのよ!前よ!前!」

 

バッと振り返るとそこには

白いメイド服に身を包んだ

女性がいた。

 

私は驚きを隠して平静なふりをして

質問をした。

 

「アンタ誰よ?

それと、アンタ能力者ね?

力は空間を操る程度の能力、

もしくは時間操る程度の能力かしら?」

 

咄嗟に能力を考察する。

すると、女性驚いた様子で

 

「なんで分かったのかしら?

そうよ。私の能力は

時を操る程度の能力よ!

まあ、わかったところで

どうにか出来るとは思えないけど?」

 

そう言うと女性は足のホルダーから

銀色に光るナイフを引き抜き

構えた。

 

どうやら戦る気のようだ。

 

しかたなく私もお札と大弊を構えた。

 

「私は『博麗 霊夢』よ。

ルールは残機二、スペル三でどう?」

 

私はそう告げた。

 

「いいわ。私は『十六夜 咲夜』よ。」

 

女性は、いや咲夜は承認した。

そしてさあ、

弾幕を放とうとした瞬間のことだ。

一瞬世界そのものに違和感が

あるように感じた。

 

恐らく今のが

時を止められるということだろう。

気がついたら私の周りを

ナイフ型の弾幕が

囲んでいた

 

※※※※※

 

 

私はパチュリーと図書館の上空で

弾幕ごっこをしていてお互い残機一で

スペルも残り一が今の戦況だ。

パチュリーが急に咳き込み出した。

好機と見た私はお気に入りの一枚

恋符「マスタースパーク」を

決め台詞とともに

発動して王手をかける!

 

「弾幕はパワーだぜ!」

 

 

吹き飛ばされたパチュリーは

目を回している。

 

「むきゅー。

喘息持ちでなければ勝ったのにぃ」

 

ふっマスパに吹っ飛ばされたモヤシが

なんか言ってるぜ。

 

とにかく私の勝ちだ。

という訳で本を頂いていくぜ!

 

あっ、そう言えば

霊夢は大丈夫だろうか?

少し気になるしこの館をもう一度

探索してみよう。

 

※※※※※

 

「ふん。時を止める?

だから何?結局は弾幕でしょう?

この程度対処できるわよ!」

 

時を操る力は、たしかに厄介だが

その予兆さえわかればタイミングは

掴みやすかった。

時止めが解除された瞬間に

ホーミングアミュレットと大弊を使い

確実に弾幕を処理していく。

どうやら連続して

時を止めることが出来ないようで、

一定のインターバルがある。

その隙を突いてこちらも弾幕を張る。

よし。咲夜の残機はあと一つだ。

これで決める!

 

「食らいなさい!霊符『夢想封印』!」

 

五色の鮮やかな弾幕が高速で飛んでいく。

 

よし!直撃だ!

 

「痛いわね、これほんとに

弾幕ごっこのスペル?

まあいいわ、負けたのは私だからね、

お嬢様の元へ案内してあげるわ。」

 

※※※※※

 

少し前を歩いて私をお嬢様

とやらの居場所へと案内していた咲夜だが

ふと、誰かが泣いているような声が聞こえる

部屋の前で立ち止まった。

まさか、ここだろうか?

咲夜がこちらを振り返り、ひとつ頷いた。

私はドアを開けようとしたが、

あちらから開き中から泣きながら

とても幼い様子の青髪の吸血鬼が、

 

「ざぐやぁぁ。」

 

と言いながら出てきた。

何があったのだろうか?

すると、それを見た咲夜が

鼻を抑えて、

それでもわかるくらいの

イイ笑顔をしながら

すこしおまちを

と、私に言ってその吸血鬼を連れて

その部屋の中に入っていった。

この館大丈夫だろうか?

 

※※※※※

少しして

部屋の中から

 

「どうぞ」

と、咲夜の声が聞こえた。

やっと用意がすんだのだろうか?

とにかく部屋の中に入ることにした。

 

入ると中には大きな椅子があり、

それにちょこんと先程の吸血鬼が目を充血させて

座っていた。

 

「ねえ、アンタがこの異変の犯人?」

 

「ええ、そうよ。

それと、アンタじゃなくてレミリアよ。」

 

「迷惑なのよ、アンタが。

やめてくれない?」

 

「そういう訳にも行かないのよ。

太陽が邪魔なの。私がろくに

遊べないじゃない。」

 

「なら力ずくでもやめさせるわ」

 

「こんなにも月が紅いから本気で殺すわよ」

 

「こんなにも月も紅いのに」

 

「楽しい夜になりそうね。」

「永い夜になりそうね。」

 

 

※※※※※

 

「はあ、霊夢いないぜ………

アイツの事だから絶対今頃ボスの所に

いるんだぜ。」

 

もう、今回の異変の解決は霊夢に

任せてしまおうか?

いや、それではついてきた意味が無い。

 

「そうだぜ!

もう一度図書館に行って本を借りるついでに

探すんだぜ!」

 

 

確か図書館のパチュリーがいた場所の更に奥に

大きな扉があったはずだぜ。

もしかしたらということもある。

行ってみる価値はあるだろう。

 

 

※※※※※

 

「という訳で戻ってきたぜ!パチュリー!

パチュリー?いないのか?」

 

そこには本の山が散乱しているだけで、

パチュリーの姿は見えなかった。

 

暫くその周辺をウロウロしていると、

どこからかパチュリーの声がする。

 

「なによ?また来たの?」

 

「どこなんだぜ?」

 

「あんたの目の前にいるわよ?」

 

すると、本の山がひっくり返り中から

パチュリーが出てきた。

 

「霊夢の居場所を知らないか?」

 

「今それどころじゃないのよね」

 

「答えないなら力ずくで

聞くんだぜ!」

 

「あんたといい妹様といい

今日は厄日だわ!」

 

妹様?と疑問になったが

弾幕ごっこができる喜びですぐに、

忘れてしまった。

 

※※※※※

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。