俺の転生先がワキ巫女なわけがない!(凍結/リメイク中)   作:Lv.零の素人

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こんばんわ
今回から妖々夢編となります
リクエスト通り、転生要素を含めて
お送りできればいいのですが………


妖々夢
妖々夢Ⅰ


※※※※※

 

 

紅霧異変を解決してからそろそろ五ヶ月が経つだろうか?

そろそろ春になってもいい頃なのだが

まだ雪が止む気配はない。

 

「あ〜寒い!

どうなってるのよ今年は!」

 

そう呟いて私は、いつの間にか用意されていたコタツに

入り寝そべった。

 

「外は寒くてもコタツの中は極楽なんだぜ~」

 

全くその通りである。

 

「って、いつの間に来たのよ魔理沙!」

 

「ついさっきお前が一人で寒い寒い言ってた時だぜ!」

 

「全く気がつかなかったわ。それで何しに来たの?」

 

「おお!そうだコタツの魔力で忘れる所だったぜ!

霊夢、これは間違いなく異変だ!解決に行こうぜ!」

 

「冬が続いてるのが異変だっていうの?

放っておけばその内春が来るわよ」

 

「いいじゃないか。どうせお前のことだ

この寒さの中で運動したりしなかったんだろ?いい運動じゃないか!さあ、異変解決に行こうぜ!」

 

はあ、帰りそうにないわね。

 

そうだ、どうせ外に出るなら

藍から貰ったマフラーをしていこう。

そう考えると少し気が楽になった。

 

「分かったわ。行くわよ。でも少し準備するから待っててちょうだいすぐ済ませるから。」

 

準備と言っても大弊を予備含めて数本と、

お札の束を三束。それと

藍から貰ったマフラーを装備するだけだが。

 

「さて準備できたわよ?」

 

「よーし!それじゃ行こうぜ!」

 

「ところで、どこに黒幕がいるか分かってるの?」

 

私は、とりあえず冬と聞いて妖精最強の氷精を思い出した。

まさかとは思うが、他に手がかりもないし

氷精 チルノの元に行くことにした。

 

 

 

 

 

そして、いざと飛ぼうとした時、

 

急に私の中の『俺』から凄まじい拒否反応が起きて、

それに耐え切れず倒れてしまった。

 

「ちょっ、どうしたのぜ?霊夢!

おい!大丈夫か!?」

 

「ぐっ、ゆかりを 紫を呼んでちょうだい。」

 

絞る出すような声で魔理沙にそう告げる

先程よりもさらに激しい頭痛と吐き気が

襲ってくる。

いよいよ不味いかもしれない。

 

「分かったのぜ!

すぅー、紫!出てくるのぜ!アンタの娘が

大変なことになるぜ!」

 

 

 

 

 

 

空間が裂けできたスキマから出てきたのは紫ではなく

藍だった。

 

 

 

「おい!どうした霊夢!?大丈夫か!?

おい魔法使い!霊夢に何をした!!」

 

「ちょっと落ち着くんだぜ!私は何もしてないんだぜ!

異変の解決に向かおうとしたら霊夢が急に倒れたんだぜ!」

 

 

「まさか、今回の幽々子様の異変に

魂が拒否反応を起こしたのか!?

だとしたら不味い!

霊夢は幼い頃から感受性が強くてな、

今回の異変は前回の異変よりも『死』のイメージが強

いのだ。

恐らく霊夢はそれを敏感に感じ取ってしまい、

当てられてしまったのだろう。」

 

そろそろ起きれるくらいには頭痛と吐き気が

収まったので起き上がることにする。

 

「魔理沙…悪いわね心配かけて。」

 

「おい 霊夢もう大丈夫なのか?」

 

「霊夢、すまない!今回の一件は我々八雲のミスだ!」

 

 

藍が私の方を見て頭を下げてくる。

 

「説明、してくれるかしら?」

もちろんと、頷き藍が説明を始める。

 

 

「実は今回の異変は紫様のご友人である亡霊の幽々子様の仕業だ。幽々子様は冥界の白玉楼という所に住んでいてなその庭には毎年決して咲くことの無い桜 西行妖というものがあってそれを咲かせて、冥界で、花見をするというのが今回の異変の真相だ。」

 

「で、お前が倒れた理由だがな霊夢が人とは違いとても強い感受性を持っているというのは自分でも知 っているだろ?幽々子様の能力は『死を操る程度の能力』なんて言うとんでもないものなんだ。それでそんな生死に関わるような事になると、霊夢は感受性の高さが災いして今回のようなことになるんだ。」

 

 

藍は説明を終えるとふぅーと、疲れたように長いため息をついた。

 

「霊夢 今回の異変はいいから休んでいた方がいい幽々子様には私から異変を収めてくれるように頼んでおくから。」

 

「ちょっと待ちなさいよ。一度異変として起きた以上、それを解決するのは人間の博麗の巫女の仕事よ!悪いけど藍は手を出さないで。」

 

「だが、霊夢お前は倒れたんだぞ?お前の親として行かせるわけにはいかない。」

 

「だけどそういう訳にはいかないのそれにアンタらが異変に手を出したら博麗の巫女の意味が無くなっちゃうじゃない。お願い!藍、アンタが心配するのもわかるけどだから こそこの異変を解決してアンタを安心させたいの。そのために行かせてほしいの!」

 

「はあ、分かったよ。但し、私の式神に勝てたら

行かせてあげよう。」

 

 

「じゃあ早速やりましょ?」

 

そう言って私は先程装備した大弊と札を引き抜き構える。

 

「分かったよ。では、来い!橙!」

 

札を構えた藍がそう叫ぶと、

激しい閃光があたりを襲い思わず目を閉じてしまった。

そして、開けた時には藍の式神 化け猫の妖怪『橙』が

いた。

 

「らんしゃま?何か用ですか?

幼い少女の声で橙がそう聞いた。

 

「よく来てくれたね。橙にはちょっとあの巫女と弾幕ごっこで戦ってほしいんだ。手加減はいらないからね。」

 

「分かりました!」

 

「もういいかしら?そろそろ始めたいのだけど。」

 

「わかったわかった。ルールは二人 残機二、

スペル二だ。 それじゃあ始め!」

 

 

私は、ホーミングアミュレットを発射する。

どうやら橙は、あまり弾幕ごっこに慣れていないらしく、ホーミングアミュレットに対応出来ずに早速

一発被弾した。

 

「うにゃあ!うー、早速一発もらっちゃったよ!でも私だって負けないもん!

そう言うと橙は弾幕をばらまきながら

そこら中を凄まじい速度で駆け回った。

あまりの速度にホーミングアミュレットが、追跡出来ないでいる。まさに攻防一帯の技だろう。

 

「くっ!ちょこまかと動き回るなぁ!」

 

「嫌だよ!これが私の戦い方だもん!」

 

そう言うと橙はさらに速度を上昇させた。

 

暫くの間お互いがお互いの弾幕に当たらない

膠着状態に陥ってしまった。

 

「化け猫の癖になかなか上手いじゃない!」

 

「そっちこそさすが博麗の巫女ね!」

 

このままじゃ埒が明かないと思ったので一枚スペルを使う事にした。

 

「そろそろ一枚スペル行くわよ!アンタに避けきれるかしら?スペル宣言!霊符『夢想封印』!!!!」

 

先ほどの弾幕とは比べ物にならない早さの五色の弾幕が

橙に向かって飛んでいき、直撃する!

 

「うわぁ!」

 

夢想封印が直撃した橙は目を回して倒れている。

 

「らんしゃまぁ、ごめんなさいです。

負けちゃいましたです。」

 

私との弾幕ごっこに負けた橙が藍の方へとぼとぼと

歩いていった。

 

「気にすることはないさ。

それよりも急な召喚に応じてくれたことに

感謝するよ。

改めて霊夢と戦ってくれてありがとう橙。」

 

「藍しゃま」

 

「橙」

 

「藍しゃまぁ!」

 

「橙!」

 

「らんしゃまあああ!!!」

 

「チェええええええええん!!!」

 

 

 

ひしっと抱き合う式神主従コンビ!

美しきかな主従愛

だが、時と場合を考えてもらいたい。

 

「ねえ!勝ったんだし、そろそろ異変解決に行っていいかしら?」

 

「ああ、もう行っていいぞ。そうだ!冥界に直接繋がるスキマを開いておくよ。

これで冥界にすぐに行けるぞ!

幽々子様は強いぞ!気をつけてな!」

 

「異変解決頑張ってね!れいむ!」

 

橙が応援してくれる。

何だか頑張ろうという気になれる。

 

魔理沙は

「ふあ~あ。なあ霊夢終わったか~?」

 

人のコタツの中で寝ていた。

その様子に少し呆れを覚える。

 

「アンタねぇ人が戦ってる間寝てたの?」

 

「いや~わるいわるいでも霊夢なら大丈夫だと思ってつい安心して眠気が来ちゃったのぜ!」

 

「はあ、もういいわ。それじゃ行こうかしら?」

 

「おう!そうしようぜ!」

 

そして私たちは藍が開いてくれたスキマを通り

冥界へと向かったのだった。

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