ガイは、今までの戦いで多くの戦いを経験してきた。時には、力を失うこともあった。時には、仲間と共に戦うことも。そして今、ウルトラマンとしては全くの初心者二人を抱えて戦っている。対する敵は、一体でもオーブと互角の実力をもつ怪獣・ゾイガー。
今は、まだこの星を守り切れている。しかし、ゾイガー以外の敵が現れた時、彼らを守りながら戦うことは不可能だ。彼らには、強くなってもらわなければならない…そう考えていた。
しかし、ピンチはすぐに訪れた。
「ストビューム、バースト!!!」
腕から繰り出される火球。それがゾイガーたちを爆散させていく。
危険を感じ取ったほかのゾイガーたちは、ティガやネクサスを無視し、オーブに向かい一直線で突っ込んでいく。
(まずいっ)
そう思った時には、オーブはゾイガーの突撃で弾き飛ばされていた。バーンマイトのフュージョンアップが解除され、オーブオリジンの形態に戻ってしまうオーブ。ゾイガーはすかさず口からの光弾でオーブを追い詰める。
(なんだ?この強さは…)
オーブカリバーを構え、カリバーシールドを展開して光弾を防ぐ。光のエネルギーによって光弾は弾かれていく。しかし、後ろから襲い掛かってきたもう一体のゾイガーがオーブの体をつかむ。腕で切り付け弱ったところで、体をしっかりとつかみ上昇していく。もう一体の光弾攻撃でオーブカリバーが弾き飛ばされ、身動きも取れないオーブ。
ティガがゾイガーの攻撃を妨害しようとつかみかかるが、すぐに振り払われてしまう。パワータイプになり、応戦を開始する。
一方、ネクサスはオーブを追いかける。オーブをしっかりとホールドしたまま高速で飛翔するゾイガー。しばらくすると、雲に紛れてゾイガーの姿を見失ってしまった。
ゾイガーによって連れ去られてしまったオーブ。絶体絶命の状況の中、ネクサスはティガのいる場所に舞い戻った。
大阪の市街地には、なおも一体のゾイガーがおり、ティガと戦闘を繰り広げている。ネクサスは、地面に降り立つと、ティガに目配せをし、エネルギーをためた。そして、腕を高く掲げ、それを見たティガがゾイガーから離れた瞬間にエネルギーを投げつけた。
そのエネルギー塊は細長く伸び、鋭利な槍となって怪獣の体を貫いた。
ジュネッスルージュの必殺技、オーバーランスレイ・シュトローム。
ゾイガーは腹部を貫かれて爆発した。
ネクサスはエネルギーの不足によりコアゲージが赤く点滅、すぐさま変身が解除されてしまう。
ティガはスカイタイプになって、オーブを捕らえたゾイガーを追跡する。
やがて、太平洋に近い海沿いにゾイガーは降り立った。
オーブは、カラータイマーが点滅しピンチに陥っている。ティガが駆けつけ、ランバルト光弾を放つ。
しかし、ゾイガーはすこしひるんだのちに、再び向かってくる。
(どういうことだ…明らかに以前よりも強くなっている…)
ゾイガーの攻撃をかわし、二人は海が見える方向に体を向けた。
その時、オーブとティガは海が怪しく光るのが見えた。そして、海からなにやら大きな存在が現れる。
(まさか、あの光は…)