闇の儀式 蘇る巨人
ダゴン秘密教団の地下に潜入したガイとカーター。
地下の最奥部へと降りていく。明かりもなく暗い視界の先に…
ドアを開ける。様子をうかがおうとする二人の前に開ける視界。
二人は、大きな広間に出た。二人のいる場所から少し先の方には、大きなクレーターのようなくぼみがあり、何か物音がする。
くぼみの上から底を覗くと、見るもおぞましい光景が二人を出迎えた。ディゴンの集団。それが、円を作り魔法陣のようなものを囲んでいる。何かの儀式だろうか。
「何なんだ、これは…」
幾多の世界を旅したガイでも困惑する、醜悪な光景。
魔法陣の中央には、二つの人形が置いてある。おそらく召喚しようとしている二体の神の像であろうとガイは推測した。それをよく観察しようとしたガイは、瞬時に身をかわした。
何者かが高速で接近してきたのである!
「誰だ!」
ミ=ゴから奪取した銃を構え、向けるガイ。近づいてきた何者か。それにガイは見覚えがあった。
「お前は…マドカのところにいた、ナイトウ!」
宗教学者として、マドカに助言などの手助けをしていたナイトウが、そこにいた。その手には、ガイから先ほどの接近で奪った一枚のウルトラフュージョンカード。
「このカードを使えば二神の復活ができる…配達ご苦労様」
ガイを煽り、その直後姿を消した。
かと思うと、魔法陣の中央に移っていた。
カーターがガイに声を潜めて問う。
「いま奪われたカードはなんだ?」
「あれは…スパークドールズという人形を使う戦士、ウルトラマンギンガさんのカード…」
ナイトウの姿をした何者かは、魔法陣の中央でカードをかざす。
『ウルトラマンギンガ…!!』
オーブオリジンのカードがオーブカリバーになるように、ギンガのカードが形を変えていく。それも、闇の粒子となって。
『ダークスパーク…!!』
命あるものの時を止め、闇の力を開放するそのアイテム。ディゴンたちが称えるなか、ナイトウはそれを二体の人形の足裏にあてる。
「深淵より出でるときだ…」
『ダークライブ!ダーラム!』
『ダークライブ!ヒュドラ!』
崩壊する地下空洞から、間一髪で脱出したガイとカーターの二人。二体の闇の巨人の降臨を目の当たりにする。その特徴は『象牙の書』の情報と合致する。
「止められなかったか…」
「ともかく、私はマドカ君と合流する。いや、彼も変身するだろうか…」
「ああ、カーターさんは安全な場所に逃げてくれ」
そう言ってガイはオーブリングを構えた。
「光の力、お借りします!」
『フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン!』
オーブが街に降り立つ。
「闇を照らして悪を撃つ!スペリオン光輪!」
出現と同時に、多数の分身する光輪を放ち、相手を牽制。
巨人の一体、ヒュドラが腕からかぎ爪を出現させ、それを打ち払った。