ウルトラマンティガ 邪神の降臨   作:晩舞龍

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怪獣紹介

クトゥーラ
クトゥルフの娘、クティーラが実態を持って姿を現した姿。ムンクの『叫び』のようなおぞましい顔が体中に浮かび上がった奇怪な怪獣。


挟撃

(何だ…!?怪獣から巨人に姿を変えた?)

 困惑するマドカ=ティガブラストとユリカ=ウルトラマンネクサスの二人。しかし、その動揺を見逃さず、敵は光の鞭で襲撃してくる。

 とっさの判断でかわす二人。左右に分かれ、相手を挟み撃ちにする作戦だ。二人の同時光線が放たれ、辺りが光に包まれる。

 

 光がはれ、煙の向こうが視認できる。そこには、無傷のカミーラの姿があった。彼女は、瞬時に二つの光線をかわし、互いにぶつけさせることで相殺したのだ。煙でまだ視界の良くないそのチャンスを逃さず、再び鞭で攻撃するカミーラ。ティガブラストが足をとられ、地面にたたきつけられる。ネクサスはエネルギーで剣を作り、鞭に応戦する。

 すると、空から何かが裂けたような音がした。驚いたその場の全員が空を見上げる。

 

 マドカたちの夢の中に広がる超空間。そこに、ウルトラマンガイアが飛び込んできた。ティガブラストやネクサスより遥か上空から落下してくる彼は、闇の巨人・カミーラを確認するとその体を巨大化させた。

 

 地面に大きな土煙を上げながら着地するガイア。そこに、三人のウルトラマンが並び立った。

 

 マドカには突然現れた巨人に見覚えがあった。記憶を掘り起こし、以前バイアクヘーによって別空間に飛ばされた時に青い巨人とともに助けてくれた戦士だと気づく。

 隣に立つネクサスに、彼が自分たちの味方であると伝えるティガブラスト。その様子を見たガイアは、ティガブラストにわずかに闇の気配を感じるものの、光の勢力に属する戦士であると考え、共闘することを決めた。

 

 戦闘態勢に入る三人の巨人。三方向に散開し、カミーラを取り囲む。

 鞭で周囲を払うカミーラ。それをかわし、ガイアは飛び蹴りを決める。その衝撃に、蹴りが光と音を放った。

 ティガブラストとネクサスも攻撃を加える。三対一で不利と感じたのか、カミーラは時空の穴をこじ開け、そこに逃げようとする。

(させるか!)

 ガイアが両腕を交差させると、そこに光量子のエネルギーが円状に収縮される。それを彼は右腕に集め、交戦として背をむけるカミーラに放った!ガイアの必殺光線・クァンタムストリームだ。

「グオオッ!!!」

 うめき声をあげるカミーラ。だが、倒れずにそのまま異空間へと逃げていってしまう。

(待て!)

 そして、すぐにその穴は閉じられ、跡形もなくなってしまった。

 

 人間体に戻ったマドカとユリカ、そして駆けつけたカーターの前に、ひとりの男性が現れる。

「僕は高山我夢。説明は後にして、早くここを脱出しよう」

 三人にそう話し、彼はウルトラマンガイア V2に変身する。そして、元の世界へと三人を連れ帰った。

 

 

 現実世界

 

 マドカたち三人は避難所の就寝スペースで目を覚ます。

「うっ…これは」

 激しい頭痛が三人を襲う。

「それは、先ほどの怪物の精神干渉だ。ちょっと、脳波を見せてくれるかな」

 そこには、つい数刻前に見た高山我夢の姿があった。

 腕に着けているデバイスがマドカの脳をスキャンしていく、

「うん、やはり脳に刺激が与えられている。でも、これはじきにおさまるよ」

「ありがとうございます…あなたも、ウルトラマンなんですか…?」

 ああ、と我夢は返事をすると、突然立ち上がった。

「しまった、藤宮はどうしただろう」

「俺がどうかしたか」

 そこに、ガイとジャグラス・ジャグラー、そして藤宮が顔を見せた。

 




怪獣紹介

カミーラ
クトゥーラの真の姿。腕から光の鞭を出現させて戦う。ダーラムとヒュドラによって守護されていたが、その封印が解かれたことで実体化に至った。
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