ウルトラマンティガ 邪神の降臨   作:晩舞龍

41 / 46
怪獣紹介

ジャグラス ジャグラー
クレナイ ガイの宿敵であり、蛇心剣を使って戦う宇宙人。ウルトラ戦士と協力することもしばしば。魔人体への変身やエネルギーを使っての巨大化、ゼッパンドンへの変身など多彩な能力を持つ。


三つの剣

 時は少し遡る。カオスキリエロイドとの戦闘を繰り広げていたガイ=ウルトラマンオーブとジャグラス ジャグラー。

 彼らの立つ暗い地面に、青き光が差す。そして、ひとりの戦士が降り立った。その姿にガイとジャグラーは見覚えがある。海の光の巨人、ウルトラマンアグル V2だ。

 

「アグルさん!」

「久しぶりだな、ガイにジャグラー。行くぞ」

 そう言って、アグルは腕から青い剣を発生させる。それは光でできた剣、アグルセイバー。

 ここに、剣を構えた三人の戦士が並び立った。青い炎を纏わせ、蹴りを繰り出すカオスキリエロイド。しかし、剣の間合いには届かない。三人の冷静な戦いによって、攻撃を与える隙が作れなくなっていく。

 

「チィッ!」

 不愉快そうに舌打ちし、カオスキリエロイドは火柱を上げる。続けざまに火球を放ち、三人を近づけさせない。遠距離戦に切り替えることで、逆に剣の間合いを取らせない戦法だ。剣での戦いは不利だと判断したアグルは、アグルセイバーで火球をはじき、ウルトラバリアーで攻撃を防ぐ。

 

 その隙に、ガイがウルトラフュージョンカードを取り出す。

「ギンガさん!」『ウルトラマンギンガ!』

「エックスさん!」『ウルトラマンエックス!』

「シビれる奴、頼みます!」『フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ ライトニングアタッカー!』

「電光雷轟、闇を討つ!」

 夜の闇に激しい光が射す。

 

 青と黄色の稲妻を纏い、高速でカオスキリエロイドとの間を詰めていく。カオスキリエロイドが反射的に蹴りを放つが、それを頑強な腕で受け止め地面に叩きつける。そして、電撃を放ち追撃する。炎を至近距離で爆裂させ、何とか脱出するカオスキリエロイド。そこに、ジャグラーの攻撃が叩き込まれる。

「これで終わりだ」

 ジャグラーの連閃で切り刻まれ、その場に再び倒れこむ。剣に闇のエネルギーをため、とどめを刺そうとするジャグラー。だが。

 

「な、何だ!?」

 カオスキリエロイドの腕が、ひとりでに外れたのだ。片腕だけでなく、二つの腕が外れ、宙に浮かび上がる。さらに足や頭までも。

 そして、胴体が腰の部分でねじ切れ、ついに体のすべてのパーツが宙に浮いた。

「どうなっているんだ?こいつは…もう生きているという様子じゃないが」

 ガイはうろたえながらも、散らばって浮遊するカオスキリエロイドの体を仕留めるべく、フュージョンアップする。

「セブンさん!」『ウルトラセブン!』

「ゼロさん!」『ウルトラマンゼロ!』

「親子の力、お借りします!」『フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ エメリウムスラッガー!』

「智勇双全、光となりて!」

 

 三つのスラッガーを放ち、ハイパーウルトラノック戦法で空中の体を次々に粉砕していく。アグルも光球リキデイターを放ち、それを援護する。

 すべての体のパーツが爆散し、奇妙な敵は最後を迎えた。

「何だったんだ、いったい…」

 とりあえず、三人は一路避難所に戻ることにした。

 そして、異空間から帰還した我夢や意識が戻ったマドカたちと合流するのであった。




怪獣紹介

カオスキリエロイド
キリエロイドが、ニャルラトホテプの力を分け与えられ強化された姿。青い炎を操り戦う。人間や地球に敵対したかと思われたが、最後に体が分断するなど不可解な点を残して絶命した。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。