ウルトラマンティガ 邪神の降臨   作:晩舞龍

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2018年7月28日誤字修正しました。


門の創造

 同日 明朝 フランス

 

『太平洋上から無数の生体反応を検知。モニターに映像を映します。』

 軍の中でも、機密事項や事案を担当する部署に、そんな連絡が入ってきた。

「何事だ」

 上級士官が眉を細める。そして、士官たちが注目する中、映像が表示された。

 そこには、

 

 無数の翼の生えた怪物が飛翔していた…

 その数およそ千体、との報告が入る。その怪物は、なんと身長が55mほどもあるという。

「こんな怪物、一体でも人間の居住区に向かったらとんでもないことになる…」

 

 その情報は世界中の情報機関に、極秘案件として伝えられた。そして、ひそかに迎撃準備が進められた。

 しかし、怪物は早すぎた。昼頃に、200体ほどが人間の居住区へ向かって移動を始めたのだ。

 

 向かった場所は、日本…。

 

 

 

 

 同日 昼 日本 東京

 

 三人はコンビニ弁当を食べながら話しあった。

「君、ツァトゥグアにあったと言ったね」

 ナイトウはマドカに問いかける。

「はい、彼はバオーンと名乗っていましたけど」

 そう返答すると、ナイトウは何か考え込み、

「私の研究している宗教ではツァトゥグアと呼ばれているが、そうだな、彼らの方言やニックネームのようなものかもしれないな。あるいは…ツァトゥグアという種族の中のバオーンという個体なのかもしれない」

 と彼の見解を延べた。

 

 レンジは「失礼」と言って部屋を出ていき、だれかと電話している。

 マドカはぽつりとつぶやく。

「バオーンは友好的でした。我々を助けてくれる存在がいてもいいんじゃないですかね…」

 ナイトウは、今までの研究の中で分かったことをマドカに伝える。

「私の研究の限りでは、この宗教の神々たちは対立こそすれ、人間をかばって戦うような存在は確認できていない…もしこれが現実だとしたら、だがな」

 マドカは、その言葉でさらに落ち込む。

 だが、ふと一つのアイディアが頭に浮かぶ。

「ナイトウさん!この世界がだめなら、別の世界から呼ぶっていうのはどうでしょうか!」

「人間の味方をか?よく、そんなこと思いつくなあ。銀の鍵、だっけか?」

 ナイトウは銀の鍵なら別の場所とつながることを思い出す。

 しかし、マドカはそれを否定する。

「この本によると、銀の鍵もこの怪物たちが作ったそうです。そんなのあてにできません」

「じゃあどうするんだ。別の世界の助けを待つのか?」

 

「それも違います。呪文です!『門の創造』の呪文で、別の世界との扉を作るんです!」

 

 

「本気で言ってる?」

 

 

 

 レンジが慌てた様子で戻ってきた。

「どうしました?今、呪文を試そうとして…」

 レンジはそれを遮り、叫ぶ。

「スマホのニュースを見ろっ!!!!」

 マドカとナイトウは驚きながらもスマホをチェックする。

 

 

 

【避難指示:怪物が日本列島に接近中。該当地域の住民は直ちに避難してください

 該当地域 東京23区 千葉県 神奈川県 埼玉県………】

 

 

 

 

 

 

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